フォーミュラ・ニッポン 2006年 第8戦 もてぎ

第８戦もてぎはトヨタエンジン搭載車が表彰台を独占 　１０月２２日（日）栃木県のツインリンクもてぎで、フォーミュラ・ニッポンの第８戦が行われた。
　２１日（土）好天の下、午前と午後２回にわたって予選が行われ、ランキングトップのＢ．トレルイエ（インパル）が好調を維持し、２番手タイムをマーク。チームメイトの本山哲が４番手、これに片岡龍也（ルマン）、松田次生（インパル）と続いた。
　翌２２日（日）は薄曇りながら雨の心配はなく、今年のフォーミュラ・ニッポンでは初めて、土・日の全セッションがドライで進行することとなった。
　しかし、スタート直後に中盤グループでクラッシュが発生。１周目で５台が戦線を離脱する波乱のスタートとなる。
　ポールポジションから首位を逃げる小暮卓史(ARTA)を２番手スタートのＢ．トレルイエと４番手グリッドからポジションを上げた本山哲が追う。小暮卓史は１３周目にブレーキトラブルでリタイアとなったため、Ｂ．トレルイエと本山哲のトップ争いが展開されたが、本山哲は４９周目にエンジントラブルでレースを終えることとなってしまった。
　これで２位に上がったのは松田次生。この２台は順位を守って最後まで着実に走りきり、Ｂ．トレルイエが今季４勝目を挙げ、インパルチームは１－２フィニッシュ。
　激戦となった３位争いでは、クラッチトラブルに苦しみながらも終盤まで３位につけていた土屋武士（トムス）が、ゴール直前に燃料切れでストップ。これをかわした片岡龍也が３位でチェッカーを受け、トヨタエンジン搭載車が表彰台を独占する結果となった。
　今回の優勝で、Ｂ．トレルイエは、最終戦を待たずにシリーズチャンピオンを決定した。