竹内/立川組のスープラが3位表彰台獲得
ゴールデンウィークの大観衆が沸くFISCOで 野田/ガードナー組スープラも4位入賞を果たす
JGTC第2戦で3位入賞を果たした
竹内浩典/立川祐路組のトヨタ・スープラ 全日本GT選手権(JGTC)第2戦「オールジャパン富士GTレース」が5月3、4日の両日に開催された。
毎年ゴールデンウィークに富士スピードウェイで行われる同レースは、国内最多の観客動員を誇るJGTCの中でも人気が高く、今年も好天に恵まれた両日合わせて6万人を越す大観衆が入場。決勝日前夜からスピードウェイ周辺はゲートオープンを待つ観客の車両で溢れ、予定を繰り上げ午前3時半から入場を開始するほどの盛況ぶり。
この大会からGT500クラスのスープラ勢は竹内浩典/立川祐路組FK/マッシモセルモスープラ38号車と、影山正彦/R・ファーマン組デンソーサードスープラ39号車の2台が2000年モデルの新車にスイッチ。とはいえ、車両は完成したばかりで、公開練習日が事実上のシェイクダウンとなった。
しかし、この厳しい状況下にもかかわらず、スープラ38号車は2日に行なわれた公開練習日にスープラ勢最速4番手のタイムを叩き出し順調な滑りだし。3日の予選でも野田英樹/W・ガードナー組エッソウルトロンタイガースープラ6号車が激しいトップタイム争いの末、0.119秒差の2番手グリッドを獲得。38号車も5番手とスープラの速さを見せ付けた。
GT300クラスでは、車両製作の関係で開幕戦を欠場したBPクラフトトレノが3番手グリッドを得る健闘。注目のスーパーオートバックスアペックスMR-Sは、セッティングに苦しみ予選7番手からの決勝出場となった。
決勝
決勝レースでは各車好スタートを切るが、混戦のオープニングラップ第1~2コーナーで複数の車両が接触、カストロールトムススープラ37号車、サードスープラ39号車、マツモトキヨシトムススープラ35号車の3台が不運にもその場でリタイヤとなってしまった。
また、この接触から自力でピットに戻ったcdmaOneセルモスープラ32号車は、チームが懸命の修復作業を行い、終盤の6ラップを走行したが、周回数不足で完走とは認められなかった。
一方、予選2番手スタートのエッソスープラ6号車、予選5番手スタートのセルモスープラ38号車は上位グループで順調に周回。しかし、38号車はタイヤの消耗により、他車より早めのピットインを強いられることとなり、順位を落としてしまう。また、6号車は序盤戦のハイペースによるブレーキ/タイヤ消耗で4位まで後退しピットインしたが、燃料系のトラブルに見舞われてタイムロス、順位を11位まで下げてしまった。
しかし、両車とも後半戦は見事な追い上げを見せ、38号車が3位、6号車も4位まで躍進。さらに先行車を追い詰め、その激しいバトルで大観衆を沸かせたが、惜しくも首位争いには届かず、38号車は2位に2.098秒の僅差でチェッカー。開幕戦に続き、2戦連続の入賞を果たした。
GT300クラスでは、予選3番手につけたトレノは右後輪に不調をきたして後退し6位。セッティングに悩んだMR-Sは、49周目にスピンを喫するなど苦戦し、10位でフィニッシュ。ウェッズスポーツセリカは電気系トラブルに見舞われ、中盤ドライバーチェンジ直後にリタイアとなってしまった。
リザルト
順位 | No. | 車名 | ドライバー名 | 所要時間/差 | 周回 |
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1 | 18 | ホンダNSX | 脇阪寿一/金石勝智 | 1:40'04.816 | 67 |
2 | 2 | 日産スカイラインGT-R | 片山右京/M.クルム | 0'14.239 | 67 |
3 | 38 | トヨタスープラGT | 竹内浩典/立川祐路 | 0'16.337 | 67 |
4 | 6 | トヨタスープラGT | 野田秀樹/W.ガードナー | 0'21.228 | 67 |
5 | 12 | 日産スカイラインGT-R | 星野一義/本山哲 | 0'31.680 | 67 |
6 | 1 | 日産スカイラインGT-R | E.コマス/影山正美 | 0'42.373 | 67 |
7 | 64 | ホンダNSX | 伊藤大輔/D.シュワガー | 0'44.167 | 67 |
8 | 16 | ホンダNSX | 中子修/道上龍 | 0'45.755 | 67 |
9 | 3 | 日産スカイラインGT-R | 長谷見昌弘/田中哲也 | 1'01.485 | 67 |
10 | 25 | トヨタスープラGT | 木下みつひろ/織戸学 | 1'15.574 | 67 |
チーム | 車両 | No. | ドライバー | 決勝結果 | |||
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TOYOTA TEAM CERUMO | トヨタスープラGT | 38 | 竹内浩典/立川祐路 | 3位 | |||
エッソウルトロン トヨタチームル・マン | トヨタスープラGT | 6 | 野田英樹/W.ガードナー | 4位 | |||
ENDLESS+土屋エンジニアリング | トヨタスープラGT | 25 | 木下みつひろ/織戸学 | 10位 | |||
TOYOTA Castrol TEAM TOM'S | トヨタスープラGT | 36 | 関谷正徳/土屋武士 | 12位 | |||
cdmaOne TOYOTA TEAM CERUMO with key's | トヨタスープラGT | 32 | 木下隆之/近藤真彦 | リタイア | |||
TOYOTA Castrol TEAM TOM'S | トヨタスープラGT | 37 | 荒 聖治/鈴木利男 | リタイア | |||
トヨタチームサード | トヨタスープラGT | 39 | 影山正彦/R.ファーマン | リタイア | |||
マツモトキヨシ TEAM TOM'S | トヨタスープラGT | 35 | 山路慎一/P-H.ラファネル | リタイア | |||
KRAFT | トヨタスプリンタートレノ | 86 | 田中実/松田晃司 | 18位/6位 | |||
Super AUTOBACS Racing Team with A'PEX | トヨタMR-S | 31 | 新田守男/五十嵐勇大 | 23位/10位 | |||
RACING PROJECT BANDOH | トヨタセリカ | 19 | 脇阪薫一/原貴彦 | リタイア | |||
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