10番手スタートから追い上げ4位フィニッシュを果たしたレクサスSC430
(No.36 PETRONAS TOM'S SC430)
SUPER GTの第2戦「OKAYAMA GT 300km RACE」が4月12日(土)、 13日(日)の両日、岡山県の岡山国際サーキットで開催された。今大会にはGT500クラスに16台、GT300クラスに23台の計39台がエントリー。トヨタ勢はGT500クラスに6台のレクサスSC430、GT300クラスに2台のトヨタMR-Sと1台のトヨタ セリカが出場した。
予選
12日(土)曇り空ながら時折太陽が覗く天候の下で予選が行われた。レクサスSC430勢は苦戦を強いられ、PETRONAS TOM'S SC430 36号車が予選1回目10番手で唯一スーパーラップに進出。10番手グリッドを確保した。ENEOS SC430 6号車が11番手、ZENT CERUMO SC430 38号車が12番手、宝山 KRAFT SC430 35号車が13番手。DENSO DUNLOP SARD SC430 39号車が15番手、ECLIPSE ADVAN SC430 25号車は16番手グリッドとなり、決勝レースでの巻き返しを図ることとなった。
一方、GT300クラスではDOUBLEHEAD avex apr MR-S 31号車が予選1回目に8番手タイムをマークし、スーパーラップに進出。スーパーラップでも素晴らしい走りで6番手グリッドを獲得した。ウェッズスポーツセリカ19号車は11番手、TDPの若手コンビが駆るライトニング マックィーン apr MR-S 95号車はタイヤのマッチングに苦しみ、15番手グリッドとなった。
決勝
13日(日)午後2時、空は雲に覆われ、降雨が心配されるコンディションで、82周で競われるレースのスタートが切られた。
後方スタートを強いられたレクサスSC430勢だったが、時折小雨が路面を濡らす難しいコンディションとなり、スピンやクラッシュも多発する波乱の展開の中で、着実に走行。10番手スタートの36号車は終盤には5位までポジションアップを果たし、更に前を行くNSXを猛追。テール・トゥ・ノーズのバトルを展開し、73周目にはついにこれをパス、4位に浮上した。その後も36号車は2戦連続の表彰台獲得を目指し、ハイペースで更に上位を狙って行ったが惜しくも届かず、4位フィニッシュとなった。
6位に13番手グリッドから追い上げた35号車、これに38号車が続き、レクサスSC430は3台がトップ10フィニッシュを果たし、ポイントを獲得した。
GT300クラスでは、31号車が11位、95号車が12位でレースを終えた。
トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 林博美のコメント:
不利なウェイトを課せられ、金曜日から大苦戦を強いられたが、決勝レースでは波乱に巻き込まれることなく、精一杯の結果を出すことが出来た。次戦の富士は得意のホームコースなので、表彰台を目指して全力を尽くす。