2004年7月25日(日)配信

IRL第9戦 伝統のザ・ミルウォーキー・マイル 初のIRL戦
2戦連続で首位を争ったS.ホーニッシュJr.が惜しくも3位

2戦連続でトップ3入りを果たしたS.ホーニッシュ・Jr.のトヨタ・ダラーラ
2戦連続でトップ3入りを果たした
S.ホーニッシュ・Jr.のトヨタ・ダラーラ
 IRLインディカー・シリーズ第9戦の決勝レースが7月25日(日)、米北東部ウィスコンシン州ミルウォーキー郊外の"ザ・ミルウォーキー・マイル"で行われた。アメリカ最古のオーバルコースを戦いの舞台としたIRLシリーズの開催は 今回が初。
 午後2時45分過ぎ、気温23度と絶好の青空の下、22台の"インディカー"が一斉にスタート。前日の予選で4番手を得たS.ホーニッシュ・Jr.が"トヨタパワー"を炸裂して順位を上げ、16周目には早くもトップに立つ快走を見せた。さらに、39周目に出たイエローコーションを機に、同僚のH.カストロネベスが首位奪取。チーム・ペンスキーの2台がレース序盤から中盤を支配した。
 しかし、後半戦に入ると、H.カストロネベスがエンジンに不調を抱えてスローダウン。S.ホーニッシュ・Jr.は、序盤の勢いを持続させ、ライバル勢と激しいトップ争いを展開。惜しくもトップこそ譲ったものの3位でチェッカーを受け、2戦連続のトップ3フィニッシュを果たした。
 一方、17番手グリッドからスタートした高木虎之介はレース中盤に電気系トラブルに見舞われ、110周でレースを終えることになった。

S.ホーニッシュ・Jr.(チーム・ペンスキー)のコメント:
 100%ではないにしろ、この結果には満足している。チームはレース前に素晴らしいクルマに仕上げてくれ、ピットストップの際にも完璧な仕事をしてくれた。ただ、レース終盤にかけてクルマの挙動がややルーズになってしまったことが3位という結果になったと思う。それでも、2戦連続で好成績を残せたのは、今後へと繋がる。

高木虎之介(モー・ナン・レーシング)のコメント:
 週末を通じてクルマのセットアップがまったく決まらず、オーバーステアが解消出来なかった。決勝レースでもライバル勢に比べて圧倒的にスピードが足りなかった。何とか完走することを目指したが、レース中盤にイエローコーションになりスピードを落としたらエンジンが突然止まってしまった。ピットインして再スタート出来たのだが、その後にすぐまたエンジンが止まってしまった。残念な結果となったが、来週のミシガンでは何とか好結果を出せるように全力を尽くす。

リザルト

決勝結果
順位No.ドライバーエンジンシャシーチームLapタイム/差ST
127D.フランキッティホンダダラーラアンドレッティ・グリーン22501:46:49.41107
215B.ライスホンダパノスGフォースレイホール・レターマン2250.65903
36S.ホーニッシュ・Jr.トヨタダラーラペンスキー2255.24674
411T.カナーンホンダダラーラアンドレッティ・グリーン22511.18442
517V.メイラホンダパノスGフォースレイホール・レターマン22511.28301
123H.カストロネベストヨタダラーラペンスキー2223 laps5
158S.シャープトヨタダラーラケリー2187 laps19
1614A.J.フォイト4世トヨタダラーラAJフォイト・エンタープライズ21411 laps18
1910D.マニングトヨタパノスGフォースチップ・ガナッシ14382 laps10
2012高木虎之介トヨタダラーラモー・ナン110115 laps17
221S.ディクソントヨタパノスGフォースチップ・ガナッシ0225 laps22
ドライバーズポイント
順位ドライバー名エンジンポイント
1位T.カナーンホンダ357
2位B.ライスホンダ293
3位D.ウェルドンホンダ276
4位H.カストロネベストヨタ260
5位S.ホーニッシュ・Jr.トヨタ235
7位S.ディクソントヨタ200
9位D.マニングトヨタ199
14位高木虎之介トヨタ163
15位S.シャープトヨタ155
17位A.J.フォイト4世トヨタ132
マニュファクチャラーズポイント
順位エンジンポイント
1位ホンダ87
2位トヨタ64
3位シボレー47