(株)エー・ピー・アール(以下apr)は、2009年シーズンのSUPER GT (GT 300クラス)の車両として、MR-Sに 代えてカローラ アクシオで参戦することをこのほど決定した。
MR-Sは昨年第3戦(富士)で優勝を獲得するなど、優れたパフォーマンスを有するが、更に競争力の高い車種の追求を行った結果、カローラ アクシオの持つ空力とシャシーのバランスが従来のMR-Sを越え優秀であることから、今回の選択に至った。この結果、このカローラ アクシオの車体に、高性能と低燃費で高い評価を持つ 2GRエンジン(V型6気筒、3,500cc)とミッドシップレイアウトを組み合わせた車両が新たにGT300クラスで走行することとなる。
aprは1998年から同シリーズに参戦を開始。99年にはMR2で、また02年・05年・07年とMR-SでGT300クラスのシリーズチャンピオンを獲得するなど、高い実績を有する。また、これまで現AT&TウィリアムズのF1ドライバーである中嶋一貴のほか、大嶋和也・石浦宏明・平手晃平・国本京佑らTDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)の若手ドライバーも加わり、毎年上位争いを繰り広げている。
現時点でカローラアクシオを駆るドライバーは未定であるが、TDPドライバーから選択される予定となっており、高い実績を有するaprとの組み合わせで、MR-Sを越える活躍が期待される。