国内唯一の24時間耐久レースである「十勝24時間レース」は、準国際格式の国際レースで、今年はヨーロッパから7チームの参加が予定されているほか、「十勝24時間レース・スペシャルクラス」が設定され、ドバイ24時間レース、ニュルブルクリンク24時間レースと同じレギュレーションの車両が出場可能となっています。
また、主な参加者が競うスーパー耐久シリーズにおいてはシリーズ第3戦として開催され、今年もポルシェ、BMW、フェアレディZ、ランサー、インプレッサ、RX-7、NSX、新型シビックといった世界を代表するスポーツカーが集まります。
そしてもうひとつ、新たな試みとしてモータースポーツの現場から地球環境を考える「ECOプロジェクトを発信」し、ハイブリッド車やバイオディーゼル車、バイオエタノール車などが参加することで、究極の走行実験の舞台ともなっています。
昨年、トヨタは自動車メーカーとしては初めてこの「十勝24時間レース」にハイブリッドカー「レクサスGS450h」で参戦。24時間の連続走行という過酷な状況の下、総合17位で完走を果たしました。
2回目の参戦となる今年は、昨年の市販車をベースとしたハイブリッドカーで得られたデータをもとに、極限の性能を追求するため、新たにレース専用のユニット開発を進めると共に、今後の市販車両へとフィードバックするための「走る実験室」と位置付け、レース活動を通じてハイブリッドシステムの高効率化・軽量化を目指します。 |