2014年11月 9日(日)配信

中嶋一貴が最終レース ポール・トゥ・ウィンで戴冠
新技術を採用した2014年スーパーフォーミュラシリーズで、
トヨタエンジンが圧倒的な強さを見せ、チャンピオン獲得で締めくくる

 全日本選手権スーパーフォーミュラの最終戦が鈴鹿サーキットで、1大会2レース制として開催され、レース1は4番手グリッドから抜群のスタートを切ったジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)が完勝。中嶋 一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が2位、アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が3位に入り、タイトル争いは中嶋とオリベイラが1点差でレース2へ。レース2はポールポジションから逃げた中嶋一貴が後続を大きく引き離しポール・トゥ・ウィンで圧勝。中嶋一貴は2012年に続き、2年ぶり2回目の国内トップフォーミュラチャンピオンを獲得した。


2014年シーズンのドライバーズチャンピオンに輝いた中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)
 11月8日(土)と9日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットでスーパーフォーミュラの第7戦「第13回JAF鈴鹿グランプリ」が開催された。
 シャシー、エンジン共に一新された新型で戦われた今季のスーパーフォーミュラも、シーズン最終戦を迎えた。
 例年に無い混戦となっている今季、ランキングでは、首位の中嶋一貴に4ポイント差の2位にオリベイラ、6.5ポイント差でロッテラーとロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)が追う状況。今大会は2レース制、20周と28周という、超スプリントレースとして行われ、最終戦は特別ボーナスポイントが加えられるため、ポールポジションのボーナスポイントも含めれば、両レースで最大18ポイントが獲得出来るため、上位の4人だけで無く、7人ものドライバーが逆転タイトルの可能性も残しての最終戦となった。
 今季のスーパーフォーミュラは、トヨタエンジンが開幕から強さを見せ6連勝。前大会スポーツランドSUGOでは惜しくも勝利を譲ったが、タイトル争いは、7名全員がトヨタエンジンを搭載しており、「新生スーパーフォーミュラ」初代チャンピオンの栄誉をかけ最終戦に臨んだ。
 また、今大会は、28年ぶりに復活した"JAF鈴鹿グランプリ"というビッグタイトルもかけられており、歴史に名を刻むレースとして、ドライバーとって一層の気合いの入る一戦となった。

予選
 今大会は2レース制で行われるため、ノックアウト方式の予選Q1で、レース1のグリッドも決定される。このため、Q1から激しいアタック合戦が繰り広げられた。
 8日(土)は空には雲がかかっているもののドライコンディション、午後1時半に予選Q1(20分間)がスタート。ほとんどの車両がセッション開始と共にコースインし、まず1度目のタイムをマークした後ピットへ。残りが7分を切ったところで、各車ニュータイヤで再アタックを開始。セッション終盤に各車タイムを上げていった。
 最後のアタックで、ロッテラーがトップタイムを叩き出した直後、チームメイトの中嶋一貴が1000分の1秒まで全く同じタイムをマーク。規則に則り、先にタイムを出したロッテラーがレース1のポールポジションを獲得。中嶋一貴が2番手で最前列グリッドとなった。ロッテラーはボーナスポイントを獲得し、中嶋一貴との差を1ポイント縮めた。
 国本 雄資(P.MU/CERUMO・INGING)が好走を見せ3番手。中嶋一貴、ロッテラーと僅差でタイトルを争うオリベイラ、デュバルが4,5番手で続いた。
 タイトルの可能性を残す石浦 宏明(P.MU/CERUMO・INGING)が7番手、平川 亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)が8番手。ジェームス・ロシター(KONDO RACING)は10番手、クマール・ラム・ナレイン・カーティケヤン(Lenovo TEAM IMPUL)が11番手。
 中山 雄一(KCMG)は午前中のフリー走行でターボトラブルに見舞われセッティングを詰め切れず19番手。嵯峨 宏紀(TOCHIGI Le Beausset Motorsports)が20番手でトヨタ勢では2台がQ1敗退となった。
 予選Q2(7分間)では、石浦がトップタイム。カーティケヤンが10番手でQ2敗退となったが、その他の8台のトヨタ勢はトップ8を占め、スーパーフォーミュラでは初めて、トヨタエンジン搭載車のみでQ3が争われることとなった。
 予選Q3(7分間)はセッション開始後1分ほど待機し、オリベイラからコースイン。タイヤを温めた後アタックに入った。オリベイラに続きアタックした中嶋一貴が完璧な走りを見せトップタイムをマーク。その後各車次々にアタックしていくが、中嶋一貴のタイムは上回れず、レース2は中嶋一貴がポールポジションを獲得。タイトルへ向け、貴重な1ポイントを獲得し、僅かながらランキング2位以下とのポイント差を広げた。
 2番手はデュバル、3番手にロッテラー、4番手には国本が入った。5番手以降は石浦、オリベイラ、平川、ロシターと続き、明日のレース2のグリッドが確定。ロシターはQ3で車体下部のトラブルに見舞われ、タイムを伸ばすことが出来なかった。
 トヨタエンジンは今季最後のレースを、グリッドの4列目までを占めてスタートすることとなった。

決勝レース1
 9日(日)は朝から雨に見舞われた。雨脚はそれほど強くはないものの、コース路面は完全なウェットコンディションで午前10時10分にフォーメーションラップが開始。しかし、スターティンググリッドに車両が整列したところで、後方でエンジンストールさせた車両が居たため、赤旗が出され、再度フォーメーションラップを行い、予定よりも1周減算した19周でレースがスタートした。
 最前列に並んだロッテラーと中嶋一貴が並んで先陣を競り合う一方で、2列目4番手グリッドのオリベイラが絶好のスタートダッシュを見せ、1コーナーの大外からトムスの2台をパス。一気に首位に躍り出た。ロッテラーと中嶋一貴はほぼ並んだまま、1コーナーへと進入していったが、中嶋一貴が先行。首位のオリベイラを追った。
 3番手グリッドの国本がやや遅れ、これをかわして4位に浮上したデュバルだったが、グリッドでのスタート待機時にほんの少し車体が動いてしまったとして痛恨のフライングスタート判定を取られ、ドライブスルーペナルティ。17位へと後退を余儀なくされ、タイトル争いからは事実上脱落してしまった。
 首位を行くオリベイラは、ハイペースで後続を引き離して行き、レースが折り返しとなった10周目には2位に6秒もの大差をつけたが、レースが進んで行くにつれ雨が強さが増していく中、11周目の130Rでクラッシュが発生。ドライバーは無事だったが、セーフティカーが導入されることとなった。
 その直前には、17位を走行していた中山雄一が、トランスミッショントラブルに見舞われヘアピンでコースアウト。レースを終えることとなってしまった。
 セーフティカーが導入されたことで、首位のオリベイラが築いていたマージンは帳消しとなり、14周目に再スタート。再スタート直後はオリベイラに肉薄した中嶋一貴だったが、その後もオリベイラのハイペースは変わらず、再び徐々に差は開いていくことに。
 最後は3.8秒の差をつけ、オリベイラがトップチェッカー。中嶋一貴は2位、ロッテラーが3位でフィニッシュ。逆転タイトルの可能性を残していた国本は4位、石浦が5位、ロシターが6位で続いたが、レース1の結果、タイトル争いは上位の3人に絞られることに。ランキング首位の中嶋一貴とオリベイラはわずか1ポイント差。ロッテラーは中嶋一貴に7.5ポイント差で可能性を残したものの、事実上、オリベイラと中嶋一貴による一騎打ちという状況でレース2を迎えることとなった。

決勝レース2
 レース2のスタート前には雨はほぼ止んでいたが、路面はウェットのまま。車両がフォーメーションラップを開始した午後3時、再び軽い雨が降り始めた中で、レース2(28周)のスタートが切られた。
 ポールポジションの中嶋一貴は好スタートで首位をキープ。チームメイトのロッテラーも好スタートで2番手グリッドのデュバルをかわし、トムスが1-2状態に。これをデュバル、そして6番手グリッドから4位へと順位を上げたオリベイラがこれを追う形となった。
 雨は小康状態とはいえ、ストレートや高速セクションでは高い水煙が舞い上がる中、前走車に視界を妨げられることの無い中嶋一貴はハイペースで後続を引き離して行き、4周目には2位以下との差を5秒以上に広げた。
 上位勢の差がやや開き、順位が硬直状態となる一方で、後方では、スタートで順位を落とした石浦がポジションアップ。また、好スタートで7番手グリッドから5位へと順位を上げた平川に、国本が猛追。2台は数周にわたってテール・トゥ・ノーズの激しい5位争いを繰り広げた。
 13周目、国本はストレートで平川に並びかけるもパスはならず。追撃の手を緩めない国本は、その周の最終シケイン進入でついに平川をパスしたが、続くストレートでは、平川がオーバーテイクシステムを使用し、ストレートで並ぶと、1コーナーでアウトから国本をパス。何とか再逆転を狙った国本だったが、2コーナー進入で平川に接触しそうになり、痛恨のスピン。11位まで順位を落としてしまった。国本はその後、順位を取り返すべく猛プッシュを開始したが、15周目にコースアウト。無念のリタイアとなってしまった。
 レースが後半に入ると、逃げる中嶋一貴と、追うデュバル、オリベイラが互いにファステストラップを塗り替え合いながら周回を重ねていった。
 24周目にはオリベイラがデュバルに迫り、デュバルはシケイン進入でブレーキングをミス。この隙を逃さずオリベイラはストレートで並びかけ、2台は共にオーバーテイクシステムを点滅させながらのサイド・バイ・サイドの激しいバトルとなったが、1コーナー進入ではデュバルが抑えきり、3位を死守。このバトルで、前を逃げる中嶋一貴、ロッテラーとの差は若干開くこととなってしまった。
 27周目にもデュバルがファステストラップをマークするなど速さは見せたが、首位の中嶋一貴は一時2位以下に10秒以上の大差をつけるなど独走でチェッカー。今季最後のレースをポール・トゥ・ウィンの圧勝で飾り、自身2年ぶり2度目のシリーズチャンピオンを決めると共に、レース1との総合結果で今大会にかけられた「JAF鈴鹿グランプリ」も獲得した。PETRONAS TEAM TOM'Sは前戦の時点でチームタイトルを確定しており、チーム設立40周年を迎えた記念すべき年に、ドライバーとのダブルタイトルを獲得した。
 2位にはロッテラー、3位デュバル、4位オリベイラ、5位平川、7位に石浦、8位にカーティケヤンが続き、ポイントを獲得。
 新しい技術を採用した新型エンジン、新型シャシーの組み合わせでとなった今季の「新生」スーパーフォーミュラは、トヨタエンジン搭載車が全7大会9レース中8勝という圧倒的な勝利を収め、ランキングではチャンピオンの中嶋一貴に続き、オリベイラが2位、ロッテラーが3位、デュバル4位、石浦5位、ロシター6位、国本7位、平川8位と、トヨタ勢がトップ8を占めて幕を閉じた。

PETRONAS TEAM TOM'S 37号車 ドライバー 中嶋一貴:
「レース2はポールポジションからのスタートと言うことで、しっかりスタートを決めればレースの主導権が握れると思っていた。ウォームアップでのペースがあまり良くなかったので、多少心配はしていたが、スタートを上手く決められた。特にクルマの状態が良いわけではなかったが後続との差を築くことができ、結果的に完璧なレースが出来た。レース1で決められれば午後は楽だったはずだが、そんなに簡単ではなかった。ウェットだったこともあり、28周は長かったが、なんとか耐えてタイトルを決めることができてほっとしている。一昨年のタイトル獲得の時と、今回もプレッシャーは同様だったが、今回は自分の力で勝って決められて良かった。シーズンを通して思い返すと、満足出来ていない部分もあったので、またタイトルを獲れるよう頑張りたい」

PETRONAS TEAM TOM'S 36号車 ドライバー アンドレ・ロッテラー:
「難しいレースだったが、3番手スタートから2位フィニッシュというの結果は悪くない。4周目くらいからずっとオーバーステア症状に苦しみながらの走行だっただけに、2位でフィニッシュ出来て良かった。シーズンについては、勝つために戦っているのだし、ランキング3位は残念な結果だ。開幕戦が良くなかったことや、欠場レースがあったことが結果に影響しているのかも知れないが、今更言っても仕方ないし、何よりトムスチームの一員として今シーズンを戦い、チームとして最良の結果で終われたのは良かった」

KYGNUS SUNOCO Team LeMans 8号車 ドライバー ロイック・デュバル:
「レース1に続き、レース2もスタートはあまり良くなかったのだが、ペナルティを受けなかったのは良かった。頑張ってアンドレ(ロッテラー)を追い上げたが、向こうもミスのないドライバーだし、なかなかオーバーテイクするチャンスもなく、前に出る事は叶わなかった。それでも最終戦を表彰台フィニッシュ出来たのは良かった。今シーズンは、欠場を含め厳しい1年でもあった。チームの努力もあり、クルマの調子は非常に良くなったが、トムスには及ばなかった。改めてトムスにはおめでとうと言いたい。トヨタとチームで素晴らしいクルマを用意してくれて、楽しいシーズンを過ごすことが出来た。来季こそは、是非全戦出場してタイトルを争いたい」

リザルト

レース1
順位No.ドライバーチーム周回タイム/差予選予選タイムエンジン
119ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPUL1939'41.54141'38.248TOYOTA RI4A
237中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'S193.84621'38.085TOYOTA RI4A
336アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'S195.57711'38.085TOYOTA RI4A
439国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING1914.11131'38.231TOYOTA RI4A
538石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING1917.40171'38.506TOYOTA RI4A
63ジェームス・ロシターKONDO RACING1920.698101'38.971TOYOTA RI4A
71山本 尚貴TEAM 無限1921.81161'38.474Honda HR-414E
810塚越 広大HP REAL RACING1922.9691'38.814Honda HR-414E
931中嶋 大祐NAKAJIMA RACING1924.023171'39.705Honda HR-414E
1020クマール・ラム・ナレイン・カーティケヤンLenovo TEAM IMPUL1924.641111'39.008TOYOTA RI4A
118ロイック・デュバルKYGNUS SUNOCO Team LeMans1925.36751'38.418TOYOTA RI4A
1240野尻 智紀DOCOMO TEAM DANDELION RACING1926.44131'39.164Honda HR-414E
1341武藤 英紀DOCOMO TEAM DANDELION RACING1927.797141'39.243Honda HR-414E
1434伊沢 拓也DRAGO CORSE1937.491161'39.630Honda HR-414E
1511ヴィタントニオ・リウッツィHP REAL RACING1939.095181'39.729Honda HR-414E
167平川 亮KYGNUS SUNOCO Team LeMans1940.76481'38.519TOYOTA RI4A
2中山 友貴TEAM 無限145Laps121'39.036Honda HR-414E
62嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beausset Motorsports145Laps201'40.748TOYOTA RI4A
32小暮 卓史NAKAJIMA RACING910Laps151'39.450Honda HR-414E
18中山 雄一KCMG910Laps191'40.031TOYOTA RI4A
レース2
順位No.ドライバーチーム周回タイム/差予選予選タイムエンジン
137中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'S2854'37.30011'37.507TOYOTA RI4A
236アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'S288.83131'37.717TOYOTA RI4A
38ロイック・デュバルKYGNUS SUNOCO Team LeMans289.40921'37.671TOYOTA RI4A
419ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPUL2810.81961'38.000TOYOTA RI4A
57平川 亮KYGNUS SUNOCO Team LeMans2822.05671'38.239TOYOTA RI4A
61山本 尚貴TEAM 無限2834.204111'38.434Honda HR-414E
738石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING2838.2451'37.900TOYOTA RI4A
820クマール・ラム・ナレイン・カーティケヤンLenovo TEAM IMPUL2839.198101'38.420TOYOTA RI4A
940野尻 智紀DOCOMO TEAM DANDELION RACING2839.656121'38.823Honda HR-414E
103ジェームス・ロシターKONDO RACING2842.76581'39.721TOYOTA RI4A
1111ヴィタントニオ・リウッツィHP REAL RACING2843.461181'39.729Honda HR-414E
1241武藤 英紀DOCOMO TEAM DANDELION RACING2851.577141'39.142Honda HR-414E
1310塚越 広大HP REAL RACING281'04.84991'38.375Honda HR-414E
1434伊沢 拓也DRAGO CORSE281'06.679161'39.630Honda HR-414E
1531中嶋 大祐NAKAJIMA RACING281'07.310171'39.705Honda HR-414E
1632小暮 卓史NAKAJIMA RACING281'08.646151'39.450Honda HR-414E
172中山 友貴TEAM 無限281'09.775131'39.010Honda HR-414E
1818中山 雄一KCMG281'15.267191'40.031TOYOTA RI4A
1962嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beausset Motorsports281'22.889201'40.748TOYOTA RI4A
39国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING1414Laps41'37.862TOYOTA RI4A
ドライバーズポイント
順位ドライバー名エンジンポイント
1中嶋 一貴TOYOTA RI4A46
2ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTOYOTA RI4A39.5
3アンドレ・ロッテラーTOYOTA RI4A34.5
4ロイック・デュバルTOYOTA RI4A29.5
5石浦 宏明TOYOTA RI4A26
6ジェームス・ロシターTOYOTA RI4A22
7国本 雄資TOYOTA RI4A19.5
8平川 亮TOYOTA RI4A16.5
12アンドレア・カルダレッリTOYOTA RI4A7
13クマール・ラム・ナレイン・カーティケヤンTOYOTA RI4A5
チームポイント
順位チーム名エンジンポイント
1PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RI4A79.5
2KYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RI4A46
3P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RI4A45.5
4Lenovo TEAM IMPULTOYOTA RI4A39.5
5KONDO RACINGTOYOTA RI4A22