トヨタ・レーシングとTS030 HYBRID
ブラジル遠征戦公式練習初日で手応え
トヨタ・レーシングは、9月15日(土)にインテルラゴス・サーキットで決勝レースが行われるFIA世界耐久選手権(WEC)第5戦サンパウロ6時間レースを前に、最速タイムを記録して公式練習初日を終えた。
前戦シルバーストーン6時間レースから3週間後に行われるサンパウロ6時間レースは、トヨタ・レーシングにとってWEC3戦目のレースとなる。
ル・マン24時間レースとシルバーストーン6時間レースに参加した中嶋一貴は、日本で参戦しているシリーズとの日程的な兼ね合いもあり今回は日本に残ったが、中嶋一貴と共にシルバーストーンで戦ったアレックス・ブルツとニコラス・ラピエールが#7 TS030 HYBRIDのステアリングを握る。
ニコラス・ラピエールは、小雨がコースを濡らしドライタイヤとインターミディエイトタイヤを交互に使用するトリッキーなコンディションの中、午前中に行われた90分の公式練習1回目で、最初にステアリングを握った。
徐々にコース状況が落ち着いて来ると、インテルラゴス・サーキットは初めてのニコラス・ラピエールがTS030 HYBRIDのセットアップを行い、アレックス・ブルツにステアリングを渡した。アレックス・ブルツ自身もインテルラゴスを走るのは2006年以来のこととなる。
午後の公式練習2回目では、ドライバーは順番を交替、アレックス・ブルツが先にステアリングを握った。この最初の27周のスティントの間、空力、メカニカル両方の様々なセットアップを試み、セッション残り12分でニコラス・ラピエールと交替した。
サーキットの5ヶ所に設けられたハイブリッド・ブレーキングゾーンでスーパーキャパシタによって得られたトヨタハイブリッドシステムレーシング(THS-R)の強力な出力を使い、ニコラス・ラピエールはライバルに0.438秒の差を付けて公式練習初日の最速タイム(1分23秒272)を記録した。
明日14日(金)は午前中(9時45分~10時45分)の公式練習3回目に続き、午後2時30分からLMP1、LMP2クラスの公式予選(20分)が行われる。決勝の6時間レースは15日(土)午前中のウォームアップ(午前8時~8時20分)に続いて、正午にローリングスタートが切られる。
TS030 HYBRID #7:(アレックス・ブルツ/ニコラス・ラピエール)
公式練習1回目:3位(1分25秒055)41周
公式練習2回目:1位(1分23秒272)52周
アレックス・ブルツ #7:
面白い一日だった。公式練習初日にトップとなれたのはチームにとって素晴らしいことだが、まだ公式練習でありレースではない。我々はセットアップ変更のために重要なデータを十分に得ることが出来た。TS030の調子は良いので、この感覚を大切にして、空力、メカニカル両方で最適の妥協点を見つけなければならない。コースは難しいが好きだ。ただ、決勝レースでは混雑が予想されるので、結構難しいものになりそうだ。
ニコラス・ラピエール #7:
最初の公式練習では、コースを覚えるためにほとんど私がステアリングを握った。しかし、走り始めはコースが濡れており、それからさらに激しい雨が来てとても難しかった。とはいえ、今日の2セッションは上手くいった。インテルラゴスは攻めがいのあるコーナーと結構なアンジュレーション(うねり)があって良いコースだ。ただ、コース幅があまり広くないし、直線が少ないので、混雑は避けられないだろう。セットアップは上手くいったから有効に使いたいが、シルバーストーンで得られた空力の優位性も武器にしたい。コース表面の変化は非常に早く、公式練習初日の終わりには高いグリップを得られたから、このことは心に留めておかねばならない。
前戦シルバーストーン6時間レースから3週間後に行われるサンパウロ6時間レースは、トヨタ・レーシングにとってWEC3戦目のレースとなる。
ル・マン24時間レースとシルバーストーン6時間レースに参加した中嶋一貴は、日本で参戦しているシリーズとの日程的な兼ね合いもあり今回は日本に残ったが、中嶋一貴と共にシルバーストーンで戦ったアレックス・ブルツとニコラス・ラピエールが#7 TS030 HYBRIDのステアリングを握る。
ニコラス・ラピエールは、小雨がコースを濡らしドライタイヤとインターミディエイトタイヤを交互に使用するトリッキーなコンディションの中、午前中に行われた90分の公式練習1回目で、最初にステアリングを握った。
徐々にコース状況が落ち着いて来ると、インテルラゴス・サーキットは初めてのニコラス・ラピエールがTS030 HYBRIDのセットアップを行い、アレックス・ブルツにステアリングを渡した。アレックス・ブルツ自身もインテルラゴスを走るのは2006年以来のこととなる。
午後の公式練習2回目では、ドライバーは順番を交替、アレックス・ブルツが先にステアリングを握った。この最初の27周のスティントの間、空力、メカニカル両方の様々なセットアップを試み、セッション残り12分でニコラス・ラピエールと交替した。
サーキットの5ヶ所に設けられたハイブリッド・ブレーキングゾーンでスーパーキャパシタによって得られたトヨタハイブリッドシステムレーシング(THS-R)の強力な出力を使い、ニコラス・ラピエールはライバルに0.438秒の差を付けて公式練習初日の最速タイム(1分23秒272)を記録した。
明日14日(金)は午前中(9時45分~10時45分)の公式練習3回目に続き、午後2時30分からLMP1、LMP2クラスの公式予選(20分)が行われる。決勝の6時間レースは15日(土)午前中のウォームアップ(午前8時~8時20分)に続いて、正午にローリングスタートが切られる。
TS030 HYBRID #7:(アレックス・ブルツ/ニコラス・ラピエール)
公式練習1回目:3位(1分25秒055)41周
公式練習2回目:1位(1分23秒272)52周
アレックス・ブルツ #7:
面白い一日だった。公式練習初日にトップとなれたのはチームにとって素晴らしいことだが、まだ公式練習でありレースではない。我々はセットアップ変更のために重要なデータを十分に得ることが出来た。TS030の調子は良いので、この感覚を大切にして、空力、メカニカル両方で最適の妥協点を見つけなければならない。コースは難しいが好きだ。ただ、決勝レースでは混雑が予想されるので、結構難しいものになりそうだ。
ニコラス・ラピエール #7:
最初の公式練習では、コースを覚えるためにほとんど私がステアリングを握った。しかし、走り始めはコースが濡れており、それからさらに激しい雨が来てとても難しかった。とはいえ、今日の2セッションは上手くいった。インテルラゴスは攻めがいのあるコーナーと結構なアンジュレーション(うねり)があって良いコースだ。ただ、コース幅があまり広くないし、直線が少ないので、混雑は避けられないだろう。セットアップは上手くいったから有効に使いたいが、シルバーストーンで得られた空力の優位性も武器にしたい。コース表面の変化は非常に早く、公式練習初日の終わりには高いグリップを得られたから、このことは心に留めておかねばならない。