トヨタ・レーシング
2台のTS030 HYBRIDでWEC第7戦上海6時間レースに挑む
トヨタ・レーシングは今週末、FIA世界耐久選手権(WEC)2013年シーズン第7戦上海6時間レースに、TS030 HYBRIDの2台体制で挑む。今シーズンも残すところ2戦を残すのみとなった。
TS030 HYBRID #7はアレックス・ブルツとニコラス・ラピエールの2名が、昨年に続く連覇を目指しドライブ。中嶋一貴は同じ週末に日本で開催されるスーパーフォーミュラ最終戦に出場するため、欠場する。
2013年シーズン、これまでの全レースに参戦して来たTS030 HYBRID #8は、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、ステファン・サラザンの3名で、初の上海戦に参戦する。
トヨタ・レーシングは先月行われたWEC第6戦富士6時間レースにも2台体制で参戦し、高い戦闘力を示したが、非常に荒れた天候のために、レースはスタートしたもののセーフティカーによる先導で、1周も競い合うことなく#7が優勝という結果となった。
好天が期待される今週末のレースは、2004年に上海の市街地近郊に建設された1周5.451kmの上海インターナショナル・サーキットで行われる。
WEC上海戦でも第5戦レース・オブ・ジ・アメリカや第6戦富士と同様、1周につき4ヶ所のハイブリッド・ブレーキング・ゾーンが設定され、トヨタ・ハイブリッド・システム・レーシング(THS-R)が生み出す300馬力のハイブリッド・パワーがV型8気筒3.4リッターエンジンでの加速力に上乗せされる。
ドライバーがハイブリッド・パワーを実感する最初のチャンスは、現地時間8日(金)午前8時(日本時間午前9時)からの公式練習第1回目で訪れる。公式練習セッションは正午(同午後1時)からの第2回目と2時間ずつ実施される。
2日間に凝縮されたイベントスケジュールにより、LMP1クラスの予選は公式練習後、午後4時35分(同午後5時35分)から行われ、6時間の決勝レースは翌9日(土)の午前11時(同9日午後12時)にスタートが切られる。
木下美明 チーム代表:
再び2台のTS030 HYBRIDを走らせられることが嬉しい。富士では今季初勝利となったが、それは素直に喜べる状況での結果ではなかった。富士で天候に恵まれていれば、レースを戦っても勝てると確信していたので、今大会ではそれを証明し、真の勝利を勝ち取りたい。昨年の上海では、我々は3勝目を挙げ、シーズンのハイライトのひとつとなった。今年もその再現を望んでいる。シーズンをいい形で締めくくるためにも、まず上海で強さを見せたいという意欲に燃えている。
アレックス・ブルツ #7:
昨年の中国戦では我々は完璧な仕事を成し遂げ、優勝できた。今年も昨年同様に上位争いをするチャンスを最大限に得るためにも、公式練習第1回目から全てが順調に進む必要がある。2台体制での参戦は、お互いにデータを共有出来、公式練習からセットアップやタイヤ戦略などの面で、大きな助けになるだろう。富士で、レースラップを走らないまま表彰台の中央に立ったのは悪くはなかったが、奇妙な気分だった。上海では正面から戦って勝利することを望んでいる。
ニコラス・ラピエール #7:
昨年我々はシーズン最終戦上海6時間レースで優れたパフォーマンスを発揮できた。2013年シーズンはまだ2戦残っており、我々の目標はその2戦で再び好成績を得ることだ。富士で勝利出来たことで良いスタートが切れたが、それ以上にあの週末に満足出来たのは、レース前のドライコンディションで競争力を示せたことだ。我々は真にアウディと戦えることを証明した。それだけに悪天候の決勝日にそれを実証できなかったのは残念だった。上海では我々の競争力を実証するのが目標だ。トップに立つために全力を尽くす。
アンソニー・デビッドソン #8:
LMP1カーで上海を走るのは初めてだが、私自身はF1で多くの走行経験があり、再び走ることが出来るのは嬉しい。富士では全ての局面が我々の#8にマイナスに作用し、残念な結果となってしまった。レース前のセットアップで遅れをとってしまい、悪天候のために本当の速さを見せることなくレースが終わってしまった。しかし上海では再び上位争いを繰り広げてみせる。日本のドライコンディションで見せたパフォーマンスレベルを再現出来れば、必ずアウディと真っ向から戦えるはずであり、今シーズンが終わる前に、トヨタ・レーシングに真の勝利をもたらしたい。
セバスチャン・ブエミ #8:
再びTS030 HYBRIDの2台体制で参戦出来ることは素晴らしい。富士で証明できたハイレベルでのパフォーマンスを示したいと思っている。ドライコンディションではTS030 HYBRIDは本当に速く、ドライバーにも大きな自信を与えてくれた。上海でもその再現を望んでいる。全てのセッションが2日間に凝縮されているので、非常に忙しい週末となるだろう。そんな中でも我々は集中を切らさずにハードに作業を続け、金曜日からレースへ向けての正しいセットアップを見いださなくてはならない。ミスを犯さないことが重要なポイントになるだろう。
ステファン・サラザン #8:
富士で我々は素晴らしいTS030 HYBRIDを得て、そのバランスとセットアップに全ドライバーが満足した。それは今年のシーズンを通しても最良の状態だった。それだけにレースでそのスピードを証明できなかったことは残念だった。上海での我々の挑戦は、再び勝てるレベルにTS030 HYBRIDを仕上げることだ。富士スピードウェイとは性格の異なるサーキットなので、正しいバランスとパフォーマンスを得るにはいくつかの調整が必要になるだろう。我々には達成出来るはずだ。
TS030 HYBRID #7はアレックス・ブルツとニコラス・ラピエールの2名が、昨年に続く連覇を目指しドライブ。中嶋一貴は同じ週末に日本で開催されるスーパーフォーミュラ最終戦に出場するため、欠場する。
2013年シーズン、これまでの全レースに参戦して来たTS030 HYBRID #8は、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、ステファン・サラザンの3名で、初の上海戦に参戦する。
トヨタ・レーシングは先月行われたWEC第6戦富士6時間レースにも2台体制で参戦し、高い戦闘力を示したが、非常に荒れた天候のために、レースはスタートしたもののセーフティカーによる先導で、1周も競い合うことなく#7が優勝という結果となった。
好天が期待される今週末のレースは、2004年に上海の市街地近郊に建設された1周5.451kmの上海インターナショナル・サーキットで行われる。
WEC上海戦でも第5戦レース・オブ・ジ・アメリカや第6戦富士と同様、1周につき4ヶ所のハイブリッド・ブレーキング・ゾーンが設定され、トヨタ・ハイブリッド・システム・レーシング(THS-R)が生み出す300馬力のハイブリッド・パワーがV型8気筒3.4リッターエンジンでの加速力に上乗せされる。
ドライバーがハイブリッド・パワーを実感する最初のチャンスは、現地時間8日(金)午前8時(日本時間午前9時)からの公式練習第1回目で訪れる。公式練習セッションは正午(同午後1時)からの第2回目と2時間ずつ実施される。
2日間に凝縮されたイベントスケジュールにより、LMP1クラスの予選は公式練習後、午後4時35分(同午後5時35分)から行われ、6時間の決勝レースは翌9日(土)の午前11時(同9日午後12時)にスタートが切られる。
木下美明 チーム代表:
再び2台のTS030 HYBRIDを走らせられることが嬉しい。富士では今季初勝利となったが、それは素直に喜べる状況での結果ではなかった。富士で天候に恵まれていれば、レースを戦っても勝てると確信していたので、今大会ではそれを証明し、真の勝利を勝ち取りたい。昨年の上海では、我々は3勝目を挙げ、シーズンのハイライトのひとつとなった。今年もその再現を望んでいる。シーズンをいい形で締めくくるためにも、まず上海で強さを見せたいという意欲に燃えている。
アレックス・ブルツ #7:
昨年の中国戦では我々は完璧な仕事を成し遂げ、優勝できた。今年も昨年同様に上位争いをするチャンスを最大限に得るためにも、公式練習第1回目から全てが順調に進む必要がある。2台体制での参戦は、お互いにデータを共有出来、公式練習からセットアップやタイヤ戦略などの面で、大きな助けになるだろう。富士で、レースラップを走らないまま表彰台の中央に立ったのは悪くはなかったが、奇妙な気分だった。上海では正面から戦って勝利することを望んでいる。
ニコラス・ラピエール #7:
昨年我々はシーズン最終戦上海6時間レースで優れたパフォーマンスを発揮できた。2013年シーズンはまだ2戦残っており、我々の目標はその2戦で再び好成績を得ることだ。富士で勝利出来たことで良いスタートが切れたが、それ以上にあの週末に満足出来たのは、レース前のドライコンディションで競争力を示せたことだ。我々は真にアウディと戦えることを証明した。それだけに悪天候の決勝日にそれを実証できなかったのは残念だった。上海では我々の競争力を実証するのが目標だ。トップに立つために全力を尽くす。
アンソニー・デビッドソン #8:
LMP1カーで上海を走るのは初めてだが、私自身はF1で多くの走行経験があり、再び走ることが出来るのは嬉しい。富士では全ての局面が我々の#8にマイナスに作用し、残念な結果となってしまった。レース前のセットアップで遅れをとってしまい、悪天候のために本当の速さを見せることなくレースが終わってしまった。しかし上海では再び上位争いを繰り広げてみせる。日本のドライコンディションで見せたパフォーマンスレベルを再現出来れば、必ずアウディと真っ向から戦えるはずであり、今シーズンが終わる前に、トヨタ・レーシングに真の勝利をもたらしたい。
セバスチャン・ブエミ #8:
再びTS030 HYBRIDの2台体制で参戦出来ることは素晴らしい。富士で証明できたハイレベルでのパフォーマンスを示したいと思っている。ドライコンディションではTS030 HYBRIDは本当に速く、ドライバーにも大きな自信を与えてくれた。上海でもその再現を望んでいる。全てのセッションが2日間に凝縮されているので、非常に忙しい週末となるだろう。そんな中でも我々は集中を切らさずにハードに作業を続け、金曜日からレースへ向けての正しいセットアップを見いださなくてはならない。ミスを犯さないことが重要なポイントになるだろう。
ステファン・サラザン #8:
富士で我々は素晴らしいTS030 HYBRIDを得て、そのバランスとセットアップに全ドライバーが満足した。それは今年のシーズンを通しても最良の状態だった。それだけにレースでそのスピードを証明できなかったことは残念だった。上海での我々の挑戦は、再び勝てるレベルにTS030 HYBRIDを仕上げることだ。富士スピードウェイとは性格の異なるサーキットなので、正しいバランスとパフォーマンスを得るにはいくつかの調整が必要になるだろう。我々には達成出来るはずだ。