TOYOTA GAZOO Racing、
ル・マン24時間レースへ着実なセットアップ
予選初日は、7番手と8番手から明日の予選2日目へ
TOYOTA GAZOO Racingは、2015年FIA世界耐久選手権(WEC)第3戦ル・マン24時間レースを前に、6月10日(水)に行われた公式練習と公式予選第1回目において、決勝レースに目標を定めたプログラムを設定し、予選タイムよりもセットアップとロングスティントにおけるタイヤの状態を見極める走行を繰り返しました。
その結果、アレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイが操るTS040 HYBRID #2号車は暫定予選7番手、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴の#1号車は暫定8番手のタイムとなりました。
全参加台数56台のル・マン24時間レースにおいて、LMP1クラス参加車は14台。公式予選第1回目が始まる頃にはサーキットには夕暮れが迫りましたが、誰もがポールポジションを狙って最速の1周に賭けるアタックを始めました。予選開始から1時間、セッションは赤旗で一時中断。セーフティバリアの整備で約30分の中断となりました。そして残り15分となった頃、中嶋とサラザンがドライブする2台のTS040 HYBRIDは、それぞれが記録していたタイムを短縮してチェッカーフラッグを受けました。
予選を前に、公式練習が始まった午後4時にはコースは雨で濡れた状態でした。2台のTS040 HYBRIDはウェットタイヤを装着して練習走行を開始し、多くの貴重なデータを収集しました。その後、コースが乾き始めるとウェットタイヤからインターミディエイトに、そしてドライタイヤへと変更。そして、ドライタイヤに交換して数周後にはブエミが2週間前のテストデーに記録したベストタイムを更新することに成功しました。
予選が始まって暫くして再び雨が降り始めると、またしてもアクシデントが発生、セッションは赤旗中断になりました。このハプニングにもかかわらず、2台のTS040 HYBRIDは合計78周、1063kmの距離をトラブル無く走破しました。
公式予選2日目は、6月11日(木)に2時間のセッションが2度行われます(午後7時、午後10時:現地)。予選終了後の翌6月12日(金)の午後には、ル・マン市街中心部で恒例のドライバーパレードが行われ、世界中から集まった観衆とドライバーの交流が繰り広げられます。決勝レースは13日(土)午前9時(現地)から45分のウォームアップセッションを終了した後、午後3時(日本時間午後10時)にスタートを切り、24時間の長い戦いに突入します。
TOYOTA GAZOO Racingへの皆様の熱い応援をよろしくお願いいたします。
TS040 HYBRID #1号車:
(アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴)
公式練習: 7番手(3分24秒763)41周
公式予選1回目: 8番手(3分23秒767)25周
アンソニー・デビッドソン:
ほとんどがウェットコンディションだった先日のテストデーの後、今日やっとドライコンディションを何周か経験出来たのが良かったです。TS040 HYBRIDは乗りやすく、特に問題も無いので、納得の行くスタートは切れたと思います。我々は、第2戦スパでの結果も踏まえ、レースモードでのパフォーマンス向上に100%集中しており、予選は狙っていません。しかし、まだまだ今週末への道のりは遠く、今年のル・マン24時間レースも、土曜・日曜が勝負であり、予選ではありませんので頑張りたいと思います。
セバスチャン・ブエミ:
スパの結果を見る限り、我々はアウディやポルシェといったライバルとは異なり、今日は全てレース用のセットアップに費やしました。まずは、暫定ポール獲得のポルシェにおめでとうと言いたいと思います。可能な限りベストな状態にTS040 HYBRIDを持って行くべく、精一杯努力しています。今日もたくさんの仕事をこなし、多くの情報を得たので、更なる性能向上と、週末にベストなポジションにいられるよう、一生懸命頑張ります。
中嶋一貴:
今日はTS040 HYBRIDのセットアップと、タイヤの走行距離等、レースの準備をしました。セットアップという点ではTS040 HYBRIDは非常に良く仕上がっていると思います。私のタイムアタックの終わりにトラフィックに引っかかったのはとても残念でしたが、予選は我々の最優先ではありません。不運は決勝で来るより、予選で来る方が良いと思います。
TS040 HYBRID #2号車:
(アレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
公式練習: 8番手(3分25秒537)37周
公式予選1回目: 7番手(3分23秒543)23周
アレックス・ブルツ:
決勝レースへ向けたいくつかの作業を行い、TS040 HYBRIDのバランスに関しては良い方向に向かっています。1年ぶりのル・マンでの夜間走行でしたが、乱反射や他車のライトに慣れるのに、毎年数周を要します。レースウィークの走行を重ねる間に、夜間走行での必要な情報と、そうでないものを上手く見分けられるように学んでいくのが、いつものル・マンでのプロセスです。明日の天候も微妙ですが、全力を尽くします。
ステファン・サラザン:
TS040 HYBRIDの感触は良く、決勝レースへ向けて非常に多くの作業をこなしました。バランスの面での改善を進められたと共に、タイヤについても更に理解を深めることが出来、タイムシートの結果はともかくとして、建設的な一日でした。ポルシェは非常に速く、暫定ポールポジション獲得を祝福します。我々は予選よりも、決勝レースへと全力を尽くします。明日も懸命な努力を続け、どこまで行けるか結果を待ちたいと思います。
マイク・コンウェイ:
私にとって初体験となる、LMP1カーでのナイトセッションを走れて良かったです。しかし、不運なことに30分ほどの赤旗中断があり、望んでいただけの充分な周回は出来ませんでした。明日の夜こそは充分に走り込まなくてはなりません。ステファンは予選終盤に好タイムをマークしてくれましたが、我々は一発のタイムアタックを優先するのではなく、決勝レースを見据えています。
その結果、アレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイが操るTS040 HYBRID #2号車は暫定予選7番手、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴の#1号車は暫定8番手のタイムとなりました。
全参加台数56台のル・マン24時間レースにおいて、LMP1クラス参加車は14台。公式予選第1回目が始まる頃にはサーキットには夕暮れが迫りましたが、誰もがポールポジションを狙って最速の1周に賭けるアタックを始めました。予選開始から1時間、セッションは赤旗で一時中断。セーフティバリアの整備で約30分の中断となりました。そして残り15分となった頃、中嶋とサラザンがドライブする2台のTS040 HYBRIDは、それぞれが記録していたタイムを短縮してチェッカーフラッグを受けました。
予選を前に、公式練習が始まった午後4時にはコースは雨で濡れた状態でした。2台のTS040 HYBRIDはウェットタイヤを装着して練習走行を開始し、多くの貴重なデータを収集しました。その後、コースが乾き始めるとウェットタイヤからインターミディエイトに、そしてドライタイヤへと変更。そして、ドライタイヤに交換して数周後にはブエミが2週間前のテストデーに記録したベストタイムを更新することに成功しました。
予選が始まって暫くして再び雨が降り始めると、またしてもアクシデントが発生、セッションは赤旗中断になりました。このハプニングにもかかわらず、2台のTS040 HYBRIDは合計78周、1063kmの距離をトラブル無く走破しました。
公式予選2日目は、6月11日(木)に2時間のセッションが2度行われます(午後7時、午後10時:現地)。予選終了後の翌6月12日(金)の午後には、ル・マン市街中心部で恒例のドライバーパレードが行われ、世界中から集まった観衆とドライバーの交流が繰り広げられます。決勝レースは13日(土)午前9時(現地)から45分のウォームアップセッションを終了した後、午後3時(日本時間午後10時)にスタートを切り、24時間の長い戦いに突入します。
TOYOTA GAZOO Racingへの皆様の熱い応援をよろしくお願いいたします。
TS040 HYBRID #1号車:
(アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴)
公式練習: 7番手(3分24秒763)41周
公式予選1回目: 8番手(3分23秒767)25周
アンソニー・デビッドソン:
ほとんどがウェットコンディションだった先日のテストデーの後、今日やっとドライコンディションを何周か経験出来たのが良かったです。TS040 HYBRIDは乗りやすく、特に問題も無いので、納得の行くスタートは切れたと思います。我々は、第2戦スパでの結果も踏まえ、レースモードでのパフォーマンス向上に100%集中しており、予選は狙っていません。しかし、まだまだ今週末への道のりは遠く、今年のル・マン24時間レースも、土曜・日曜が勝負であり、予選ではありませんので頑張りたいと思います。
セバスチャン・ブエミ:
スパの結果を見る限り、我々はアウディやポルシェといったライバルとは異なり、今日は全てレース用のセットアップに費やしました。まずは、暫定ポール獲得のポルシェにおめでとうと言いたいと思います。可能な限りベストな状態にTS040 HYBRIDを持って行くべく、精一杯努力しています。今日もたくさんの仕事をこなし、多くの情報を得たので、更なる性能向上と、週末にベストなポジションにいられるよう、一生懸命頑張ります。
中嶋一貴:
今日はTS040 HYBRIDのセットアップと、タイヤの走行距離等、レースの準備をしました。セットアップという点ではTS040 HYBRIDは非常に良く仕上がっていると思います。私のタイムアタックの終わりにトラフィックに引っかかったのはとても残念でしたが、予選は我々の最優先ではありません。不運は決勝で来るより、予選で来る方が良いと思います。
TS040 HYBRID #2号車:
(アレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
公式練習: 8番手(3分25秒537)37周
公式予選1回目: 7番手(3分23秒543)23周
アレックス・ブルツ:
決勝レースへ向けたいくつかの作業を行い、TS040 HYBRIDのバランスに関しては良い方向に向かっています。1年ぶりのル・マンでの夜間走行でしたが、乱反射や他車のライトに慣れるのに、毎年数周を要します。レースウィークの走行を重ねる間に、夜間走行での必要な情報と、そうでないものを上手く見分けられるように学んでいくのが、いつものル・マンでのプロセスです。明日の天候も微妙ですが、全力を尽くします。
ステファン・サラザン:
TS040 HYBRIDの感触は良く、決勝レースへ向けて非常に多くの作業をこなしました。バランスの面での改善を進められたと共に、タイヤについても更に理解を深めることが出来、タイムシートの結果はともかくとして、建設的な一日でした。ポルシェは非常に速く、暫定ポールポジション獲得を祝福します。我々は予選よりも、決勝レースへと全力を尽くします。明日も懸命な努力を続け、どこまで行けるか結果を待ちたいと思います。
マイク・コンウェイ:
私にとって初体験となる、LMP1カーでのナイトセッションを走れて良かったです。しかし、不運なことに30分ほどの赤旗中断があり、望んでいただけの充分な周回は出来ませんでした。明日の夜こそは充分に走り込まなくてはなりません。ステファンは予選終盤に好タイムをマークしてくれましたが、我々は一発のタイムアタックを優先するのではなく、決勝レースを見据えています。