2015年6月14日(日)配信

ル・マン24時間レース 速報 No.1
序盤戦3時間経過
TS040 HYBRIDは順位を上げ6位、7位走行中

6月13日(土)午後3時、第83回ル・マン24時間レースはフランソワ・オランド大統領を迎え、晴天の下でスタートを切りました。TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS040 HYBRIDはグリッド7番手、8番手からスタート、3時間経過した午後6時の時点でも問題なく走行を続けています。

TS040 HYBRID #1号車はセバスチャン・ブエミがスタートドライバーを務め、8番手からスタートしましたが、その後すぐに、7番手グリッドからスタートしたアレックス・ブルツのドライブする#2号車に先行しました。

スタート後1時間、ポルシェとアウディが先行する中、2台のTS040 HYBRIDはコンスタントなペースで周回を重ねました。一時はかなり開いていたトップグループとの差は、3台が絡む事故でセイフティカーが導入された結果、たちまち縮小しました。その後レースが再開された後も、2台のTS040 HYBRIDは安定したペースで周回を重ねています。

午後6時、スタートから3スティントを交替することなく走り切ったブエミは、#1号車のステアリングをアンソニー・デビッドソンに渡しました。その時点でトップからは半周の差を付けられていますが、7位のポジションを堅持しています。8位の#2号車は同様にブルツからステファン・サラザンに交替しました。

TOYOTA GAZOO Racingへの皆様の熱い応援をよろしくお願いいたします。

TS040 HYBRID #1号車
(アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴)
スターティンググリッド:8番手
1時間経過時点(セバスチャン・ブエミ): 7位 17周
2時間経過時点(セバスチャン・ブエミ): 7位 31周
3時間経過時点(アンソニー・デビッドソン): 6位 47周

セバスチャン・ブエミ:
ル・マン24時間レースでスタートを担当するのはいつも素晴らしい経験です。1周目は少しですがバトルも出来、スタートしたタイヤで3スティント走りました。確かにペース的には、アウディやポルシェについて行くことは出来ないのですが、予想していたことなので、慌ててはいません。我々はベストを尽くし、これからの数時間で何が起こるか、レースがどう動いていくのかを見極めたいと思います。

TS040 HYBRID #2号車
(アレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
スターティンググリッド:7番手
1時間経過時点(アレックス・ブルツ): 8位 17周
2時間経過時点(アレックス・ブルツ): 8位 31周
3時間経過時点(ステファン・サラザン): 7位 47周

アレックス・ブルツ:
私のスティントは、簡単ではありませんでした。TS040 HYBRIDのバランスは完璧ではなく、リアがほんの少しだけ跳ね気味だったので、高速コーナーで車速を保つのには気を遣いました。また、アウトラップでは誰かが落とした大量のオイルがフロントウインドウを覆って非常に視界が悪かったこともあります。トラフィックにも阻まれロスもしました。我々は、ゴールまで自分たちの作戦で行くと決めましたが、これは結構フラストレーションの溜まるものです。しかしながら、長いレースの最初の第一段階が終わったにすぎませんから、まだまだ頑張ります。