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Rd3. Grand Prix of Australia
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F1第3戦オーストラリアGP 秋を迎えたメルボルンで公式練習を開始
ラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリが公園特設コースで予選と決勝へ向けてデータ収集
 

2006年3月31日(金)(オーストラリア・メルボルン発)

 

開幕から2連戦の後、2週間を経て、第3戦となるオーストラリアGPが幕を開けた。このインターバルの間に、 パナソニック・トヨタ・レーシングは南仏・ポールリカール・サーキットでの合同テストに参加。タイヤとの適合を 推し進め、1ポイントを獲得したマレーシアGPに続き、オーストラリアGPでもポイント獲得を目指す。
メルボルンのアルバート・パーク・サーキットで午前11時に始まった公式練習1回目は、公園特設コース 特有の例年通り汚れた路面を避けて、パナソニック・トヨタ・レーシングは、セッション終盤にコースイン。 ラルフ・シューマッハーが5周して7番手タイム。ヤルノ・トゥルーリは初期チェック走行のみにとどめた。 午後2時からの公式練習2回目では、ヤルノ・トゥルーリが20周、ラルフ・シューマッハーが16周の走行を こなし、それぞれ16番手、18番手のタイムを刻み、明日の予選、日曜日の決勝へ向けてデータを収集した。

ヤルノ・トゥルーリ : カーナンバー8 
シャシー:TF106/04
  


公式練習1回目  : 21番手 タイム無し   2周
公式練習2回目  : 16番手 1分29秒138(トップと2.316秒差)  20周

「いつもの金曜日と同じように、タイヤテストとセットアップ、そして“TF106”のバランスを見出す作業を行った。 より高い競争力を得るためには、グリップ確保のために、この週末を通して、いくつか解決すべきことがある。 今日は、明日と明後日に向け、出来る限りのデータを収集した。しかし、公道特設サーキットであるアルバート・ パークの路面は、初日は汚れており滑りやすいが、レースウィークを通して徐々に路面グリップは良くなって いく。よって、この2日間で、どれほど改良出来るかにもよるが、目標は、日曜日の決勝でポイントを獲得 することだ」

ラルフ・シューマッハー : カーナンバー7 
シャシー:TF106/05
  


公式練習1回目  :  7番手 1分29秒411(トップと1.152秒差)   5周
公式練習2回目  : 18番手 1分29秒379(トップと2.557秒差)  16周

「今日の公式練習では、週末へ向けて、厳しいスタートとなってしまった。再び、グリップを得るために努力を しており、明日の予選で納得行くポジションを得るために解決せねばならない。いくつかの異なるタイヤを 持ち込んだが、それが開幕2戦で悩まされた、タイヤ温度の問題解決について少しでも助けになることを 期待している。前戦マレーシアGPでは改善が見られたが、引き続き、“TF106”のセッティングを向上出来る だろうと思っている。もちろん、ここは比較的涼しく、週末の天気は余り良い予報ではない。しかし、もし全てが 計画通り進めば、ポイント獲得も狙えるだろう」

マイク・ガスコイン : シャシー部門テクニカルディレクター

「今日は両ドライバー共に、通常通りのプログラムを完了出来た。新しい仕様のブリヂストンタイヤは、路面が 汚れている公道特設サーキットの状況下でも良く機能しているが、明日以降の正しいタイヤ選択のために、 全てのデータを分析する必要がある。全体的には、大きな問題は無かったが、よりグリップを得るために “TF106”のセットアップを改善せねばならない。まだ我々は望んでいる改善レベルに達していないが、 それ以前に、明日の天候を見極めることが必要だ」

新居章年 : 技術コーディネーション担当ディレクター

「今日は両ドライバー共、順調に予定されたプログラムをこなせた。特にタイヤ選択については新しいタイヤの データも十分に得ることが出来た。明日は2台揃って最終予選へ進めるように今日のデータを元にセット アップを進める」

1 N・ハイドフェルド
ザウバー
2 J・ビルヌーブ
ザウバー
3 V・リウッツィ
トロ・ロッソ
4 G・フィジケラ
ルノー
5 R・シューマッハー
トヨタ
6 F・マッサ
フェラーリ
7 M・シューマッハー
フェラーリ
8 R・バリチェロ
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