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Rd4. Grand Prix of San Marino
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F1第4戦サンマリノGP 公式練習からJ.トゥルーリが好調に走り込み
J.トゥルーリはホームGPに手応え。R.シューマッハーは不運にも電気系トラブルに見舞われる
 

2006年4月21日(金)(イタリア・イモラ発)

 

F1世界選手権はヨーロッパラウンドの初戦となる第4戦サンマリノGPを迎えた。第3戦オーストラリアGPで3位表彰台を獲得し、より上位進出を狙うパナソニック・トヨタ・レーシングは、この3週間のインターバルの間に2回のテストを行い、課題であったタイヤの適合にも手応えを見出し、サンマリノGPへと準備を整えた。イタリアのイモラ・サーキットでの公式練習1回目は、好天の下、気温22度、路面温度26度のコンディションで開始された。多くのドライバーが周回を抑える中、ヤルノ・トゥルーリが7周の走行ながら5番手タイムをマーク。ラルフ・シューマッハーは初期チェック走行のみの1周となった。午後2時から行われた公式練習2回目は、気温25度、路面温度も31度まで上昇。ラルフ・シューマッハーは電気系のトラブルに見舞われたために5周の周回にとどまり、22番手となったが、好調なヤルノ・トゥルーリが24周を走り込み、データを収集。7番手タイムを刻み、明日の予選、明後日の決勝レースへと臨むことになった。

ヤルノ・トゥルーリ : カーナンバー8
シャシー:TF106/04



公式練習1回目 : 5番手 1分26秒417(トップと1.666秒差) 7周
公式練習2回目 : 7番手 1分26秒029(トップと0.986秒差) 24周

「私は開幕以来の3戦で幸運に恵まれなかったが、この週末には自信を持って臨んでいる。先週行ったバルセロナテストで、異なる方向性のセットアップを試したところ、大きな進展が得られ、今日の走行でも、“TF106”のハンドリングは私の好みにかなり近いものとなった。ラルフ・シューマッハーがトラブルに見舞われたため、今日は私がいつもよりも多くの周回をこなすこととなったが、これまでのところ好調だ。イモラには、いくつかの小さな改良を導入しており、ブリヂストンが持ち込んだ新しいタイヤと共に、トップチームとの差を
詰めるチャンスはあるはずだ。これまで、イモラはパナソニック・トヨタ・レーシングにとって良いトラックとは言えなかったが、その記録を塗り替えられると確信している」

ラルフ・シューマッハー : カーナンバー7
シャシー:TF106/05



公式練習1回目 : 20番手 タイム無し 1周
公式練習2回目 : 22番手 1分27秒639(トップと2.596秒差) 5周

「今日は週末に向けて完璧なスタートというわけにはいかなかった。しかし、ヤルノ・トゥルーリは、我々が高いポテンシャルを持っているということ示してくれたので、希望を持っている。メルボルン同様、ここでもより多くのポテンシャルを引き出すことができるはずだ。インターバル間のテストで多くの改良を成し遂げてきたが、その進化がここイモラでも続くことを期待している。我々は進化を遂げているが、まだトップチームとの差はある。従って、さらに強力に戦い抜き、ポイントを獲得することが目標だ。我々は上昇機運を維持し続ければ、より良い結果を得られるはずだ」

ディーター・ガス : レースおよびテストのチーフ・エンジニア

「今日は運不運入り交じった一日となった。イモラ・サーキットは何カ所かが再舗装されており、当初はグリップ確保が困難だったが、バリアンテ・アルタ・シケインでの縁石対策は上手く行った。ヤルノ・トゥルーリは、“TF106”のバランスに満足し、とても成果の上がる一日となった。そして、セッション終盤に、コース上の混雑に阻まれたものの、タイヤ評価およびセットアップのプログラムを完了した。不運にもラルフ・シューマッハーは、電気系のトラブルに見舞われ、走行時間の多くを失ってしまい、タイヤ評価のためのデータが、いつもより、やや少ない結果となってしまった。今回のサンマリノGPには、新しい進化型空力パーツを持ち込んでおり、全体的に、週末へ向けて有望なスタートを切ることが出来た」

新居章年 : 技術コーディネーション担当ディレクター

「好天に恵まれたが、ラルフ・シューマッハーには厳しい一日となってしまった。公式練習2回目の走行開始直後に、電気系のトラブルに見舞われて、十分に走行することが出来なかった。一方、ヤルノ・トゥルーリは、順調にプログラムをこなすことが出来た。ここイモラは、これまでトヨタの不得意なコースと言われてきたが、今年は良い結果が得られるように、予選と決勝レースに向けて準備を進める」

1 M・シューマッハー
フェラーリ
2 F・アロンソ
ルノー
3 G・フィジケラ
ルノー
4 F・マッサ
フェラーリ
5 K・ライコネン
マクラーレン
6 R・シューマッハー トヨタ
7 J・バトン ホンダ
8 J・ビルヌーブ
ザウバー
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