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Rd4. Grand Prix of San Marino
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サンマリノGP予選 僅差のグリッド争い 2台揃って予選トップ10入り
ラルフ・シューマッハーが3列目6番手。ヤルノ・トゥルーリは9番手グリッドから決勝レースへ
 

2006年4月22日(土)(イタリア・イモラ発)

 

F1世界選手権第4戦サンマリノGPの公式練習3回目と予選が行われた。晴れ渡った好天の下、 午前11時に開始された公式練習3回目は、気温24度路面温度28度、湿度37%という コンディション。昨日の公式練習は、電気系トラブルに見舞われ、周回が限られたラルフ・ シューマッハーがセッション開始早々から積極的に走行。21周を走り込み着実にタイムアップを 果たし、6番手タイムをマーク。ヤルノ・トゥルーリは15周を走破し、17番手タイムにつけた。その後、気温27度、路面温度36度へと上昇する中で、「ノックアウト」方式の予選は、午後 2時に第1ピリオドが開始された。開始早々からコースインしたラルフ・シューマッハーは、2回の アタックで3番手タイムをマーク。ヤルノ・トゥルーリも僅差の5番手タイムで第2ピリオドへの進出を 決めた。5分のインターバルの後に行われた第2ピリオドでは、終盤激しく上位が入れ替わり、 コンマ1秒内に7台が入るという激しいタイムアタックとなったが、パナソニック・トヨタ・レーシングの 2台は、セッション終盤に好タイムをマークしたラルフ・シューマッハーが3番手。序盤にタイムアタックに挑んだ、ヤルノ・トゥルーリが6番手で、予選トップ10を決定する第3ピリオドへと進出した。 再び5分のインターバルをおいて行われた第3ピリオドは、20分間のセッション開始と同時に 全車コースイン。淡々と周回を重ねた10台は、残り5分を切って最後のタイムアタック合戦に突入。 目まぐるしくタイムが更新される僅差の決勝グリッド争いで、ラルフ・シューマッハーが3列目6番手 グリッドを確保。ヤルノ・トゥルーリは最後のアタックでライバルカーに引っかかったものの、 5列目9番手と、2台揃って予選トップ10入りを果たし、明日の決勝レースへと臨むことになった。

ラルフ・シューマッハー : カーナンバー7
シャシー:TF106/05



公式練習3回目    : 6番手 1分24秒667(トップと0.880秒差) 21周
予選第1セッション  : 3番手 1分24秒370(トップと0.834秒差)  6周
予選第2セッション  : 3番手 1分23秒565(トップと0.986秒差)  6周
予選第3セッション  : 6番手 1分23秒772(トップと0.977秒差) 14周
グリッド  :  6番手(暫定)

「予選の結果は期待以上のものであった。しかし、予選最終ピリオド終盤でのアタック時に、先行車に 引っかかったこともあり、完璧な周回が出来たとは言えず、満足はしていない。あとコンマ1秒 縮められれば、2列目グリッドに届いていただけに、残念だ。とはいえ、今日の結果は非常に良い ものであり、ヤルノ・トゥルーリと私は全力を尽くした。昨年、私は、予選で苦しんだが、今の“TF106”と タイヤの組み合わせは私に合っている。明日はポイント獲得を狙わなければならない。我々はトップ チームからそれほど離れておらず、ベストを尽くしてより上位を狙っていく。しかし、このサーキットは 非常に追い抜きが難しい。望むらくは、いつものように、良いピットストップが出来れば、最後は良い 結果が得られるだろう」

ヤルノ・トゥルーリ : カー・ナンバー8 
シャシー:TF106/04



公式練習3回目   : 17番手 1分25秒806(トップと2.019秒差) 15周
予選第1セッション  : 5番手 1分24秒446(トップと0.910秒差)  7周
予選第2セッション  : 6番手 1分23秒727(トップと1.143秒差)  6周
予選第3セッション  : 9番手 1分24秒172(トップと1.377秒差) 14周
グリッド  :  9番手(暫定)

「チームにとっては良い予選結果となったが、私が最後のアタックで他車に阻まれなければ、もっと 良い結果が得られていただろう。不運にも、最後のアタックの時、ピットから出てきたばかりでスロー 走行していたM.シューマッハー(フェラーリ)の後に追いついてしまった。想定外であり、そこまで 上手くいっていただけに残念だ。“TF106”のハンドリングは予選セッションを通して良く、決勝レースへ 向けての自信はある。ラルフ・シューマッハーがオーストラリアGPで表彰台を獲得したことで、我々が 上位を争える競争力を持っていることが証明され、チームの雰囲気も良くなっている。今回のレースは、 我々の改良がどこまで進んでいるのかを知る機会にもなるだろう。明日は、序盤戦よりも運に恵まれる ことを期待している」

ディーター・ガス : レース及びテスト チーフ・エンジニア

「今年初めてパナソニック・トヨタ・レーシングの2台が揃って予選の最終ピリオドを走行することが 出来、良い一日であった。両ドライバー共に予選を通して素晴らしい走りを見せてくれたが、特に、 最初の2ピリオドでは、非常に短時間のタイムアタックにも関わらず良いタイムをマークしてくれた。 ラルフ・シューマッハーの予選順位には満足している。彼は2列目と非常に僅差の6番手となった ものの、そのパフォーマンスは素晴らしかった。ヤルノ・トゥルーリはアタックラップ中にタイムロスが あり、残念な結果となってしまった。明日の決勝レースへ向け、選択したタイヤのパフォーマンスと グリップレベルには満足しており、レースの戦略にも自信がある。我々はまだF1の世界ではチャレン ジャーであり、明日はより良い結果になるよう戦い続ける」

新居章年 : 技術コーディネーション担当ディレクター
「今日の公式練習3回目、そして予選を通じて、“TF106”のポテンシャルが向上していることは確認 出来た。予選最終ピリオドでは、多くのF1カーによる激しいタイムアタック合戦の中で、クリアな ラップが取れず、必ずしも満足のいく結果とはならなかったが、明日の決勝レースでは、更に上位を 目指して頑張る」

1 M・シューマッハー
フェラーリ
2 J・バトン
ホンダ
3 R・バリチェロ
ホンダ
4 F・マッサ
フェラーリ
5 F・アロンソ
ルノー
6 R・シューマッハー
トヨタ
7 J・モントーヤ
マクラーレン
8 K・ライコネン
マクラーレン
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