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Rd4. Grand Prix of San Marino
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F1第4戦サンマリノGP決勝
R.シューマッハーが惜しくも9位フィニッシュ
J.トゥルーリは、序盤戦でステアリング系トラブルから無念のリタイア。地元凱旋ならず
 
2006年4月23日(日)(イタリア・イモラ発)
 

F1世界選手権第4戦サンマリノGPの決勝レースが行われた。午後2時、4月としては暑い気温27度、路面温度43度、湿度26%のコンディションで62 周の戦いがスタート。しかし、スタート直後に、後続グループでクラッシュが発生し、セーフティカーが導入される波乱の幕開けとなった。予選9番手のヤルノ・トゥルーリは、スタートで一つポジションを上げたものの、直後にステアリング系のトラブルに見舞われ、わずか5周でリタイアを余儀なくされてしまった。 一方、予選6番手グリッドからスタートを切ったラルフ・シューマッハーは、 チームの期待を担い力強い走りを見せたが、惜しくも、ポイント獲得目前の9位でフィニッシュとなった。

ラルフ・シューマッハー : カーナンバー7 
シャシー:TF106/05
決勝順位 :  9位  62周/62周(トップと45秒511差)
グリッド  :  6番手

「ポイント獲得を逃し、残念な決勝レースとなってしまった。我々は非常に攻撃的な戦略を採ったが、状況は味方しなかった。混雑に行く手を阻まれたり、セーフティカーが出るなどの不運があり、また、序盤ではグリップ確保に苦戦した。 終盤、前を行くG.フィジケラ(ルノー)とB.バトン(ホンダ)を追い上げる 時にはペースは改善されたが、何らかの問題があったのは確かだ。それは、他の ブリヂストンタイヤ採用チームが良い結果を出していることから、タイヤに起因するものではないと思う。だから、我々の問題は何なのか調査する必要がある。 来週予定されているテストでは、いくつかの新しい項目を試すことになっており、ヨーロッパGPへ向けて、改良が進むと信じている」

ヤルノ・トゥルーリ : カー・ナンバー8 
シャシー:TF106/04
決勝順位 :  リタイア  5周/62周
グリッド  :  9番手

「多くの不運が私に降りかかっているように思われてならない。そして、それは今日も例外ではなかった。何が起こったのか、正確に調査しなくてはならないが、 ステアリング・コラムに何らかの不具合が生じたようで、リタイアせざるを得な かった。この週末は、ずっと好調で、今日は良い一日に出来るという自信があっただけに、残念だ。スタートは非常に上手く行き、K.ライコネン(マクラーレン・メルセデス)の前に出てポジションをアップすることが出来た。不運にも、 トップグループが最初のコーナーを曲がった時点で、スローダウンを強いられることとなってしまった。何をやっても、うまく行かず、失望している。しかし、 チームと“TF106”が優れているということは分かっており、努力を続けていく。 一旦上手く動き始めれば、きっと成功を遂げるに違いない」

新居章年 : 技術コーディネーション担当ディレクター

「ステアリング・コラムのトラブルで序盤戦にリタイアを余儀なくされた、ヤル ノ・トゥルーリには申し訳ないことをした。一方、ラルフ・シューマッハーは、 ポイント獲得こそ出来なかったものの、粘り強く最後まで戦ってくれた。全体と しては全く満足出来ないレ-スだった。次戦ヨーロッパGPでは、上位進出できるよう全力を尽くす」

冨田務 : TMG会長 兼 チーム代表

「期待はずれの日曜日となってしまい、あまり良い結果ではなかった。しかし、 “TF106”は、今日示した以上の速さを持っていると確信している。この週 末は、上手く仕上がっており、ブリヂストンタイヤとも良く適合していた。不運 にも、ヤルノ・トゥルーリがステアリング・コラムの機械的な問題でストップせ ざるを得なくなるという、とても残念なスタートとなってしまった。我々は非常 に失望するとともに、ヤルノ・トゥルーリに謝りたい。ラルフ・シューマッハーは、このサーキットはピットレーンが短いので、有利となる3回給油の戦略を採 り、全力で戦った。しかし、その戦略は、序盤戦にセーフティカーが導入されれ ば、不利になるリスクを負うことを意味しており、実際に起きてしまった。さらに、レース中、グリップ力が不安定で、調査究明は必要だが、他車に阻 まれることなく走った終盤戦の速さには勇気付けられた。私は、“TF106” が、ここ数戦で、さらに良い結果を得られる潜在的能力を持っていると確信して いる。とはいえ、我々は、更なる進化のために次のテストでパフォーマンスを改善するために頑張らねばならない」

1 M・シューマッハー フェラーリ
2 F・アロンソ
ルノー
3 J・モントーヤ
マクラーレン
4 F・マッサ
フェラーリ
5 K・ライコネン
マクラーレン
6 M・ウェバー
ウィリアムズ
7 J・バトン
ホンダ
8 R・フィジケラ
ルノー
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