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Rd5. Grand Prix of Europe
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F1第5戦ヨーロッパGP
チームの期待を担いホームGPへと公式練習開始
R.シューマッハーが着実にデータを収集。J.トゥルーリは不運のトラブルでタイム未計測
 

2006年5月5日(金)(ドイツ・ニュルブルクリンク発)

 

F1第5戦ヨーロッパGPの公式練習が、ドイツ・ニュルブルクリンクで開始された。チームの本拠地ケルンから 最も近いサーキットで開催されるGPへと挑む、パナソニック・トヨタ・レーシングは、先週、南仏ポール リカールでテストを実施。第7戦モナコGPで投入予定である“TF106B”をシェイクダウンすると共に、従来型の “TF106”で、前戦サンマリノGPでの問題点を解決すべくデータを収集し、ホームGPへと体制を整えた。 午前11時に気温18度、路面温度28度、湿度55%のコンディションで開始された公式練習1回目では、 ヨーロッパGPが、F1GP通算150戦目となるラルフ・シューマッハーが、6周のみの走行ながら9番手タイム。 ヤルノ・トゥルーリは初期チェックの1周のみでセッションを終えた。午後2時から行われた公式練習2回目は、 気温22度、路面温度40度で開始されたが、ヤルノ・トゥルーリは、車体前部の振動に悩まされ、幾度かの ピットインを繰り返し、タイム計測はならず28番手。一方、ラルフ・シューマッハーは、19周を走り込み、 着実にデータ収集を行ないながら6番手タイムを刻み、明日の予選、明後日の決勝レースへと臨む。

ラルフ・シューマッハー : カーナンバー7
シャシー:TF106/05



公式練習1回目 : 9番手 1分34秒995(トップと2.916秒差)   6周
公式練習2回目 : 6番手 1分33秒883(トップと1.208秒差)  19周

「ニュルブルクリンクへ戻ってくることが出来、嬉しい。いつも気まぐれなこの地域の天候だが、驚くほど好天に 恵まれた。全体的に見て、今日の準備は比較的上手く行った。予定されていたセットアップとタイヤに関する 作業は完了した。我々はまだグリップを確保することと、我々のパッケージからさらに性能を引き出すべく 作業を続けている。タイヤのパフォーマンスは改善されたが、この週末がどうなるか、金曜日の時点で語るのは 難しい」

ヤルノ・トゥルーリ : カーナンバー8
シャシー:TF106/04



公式練習1回目 : 19番手 タイム無し   1周
公式練習2回目 : 28番手 タイム無し   5周

「ファクトリーから近く、ホームGPの様でもあり、多くの従業員やファンが声援してくれるので、良いパフォー マンスを見せられることを期待している。今日の公式練習では、私の“TF106”に若干の問題があり、数周 しか走れず、非常に困難なものとなってしまった。公式練習の時間内に有意義な走行が出来るように、問題を 解決することは出来なかったが、チームは完璧に原因を究明してくれるはずだ」

ディーター・ガス : レースおよびテストのチーフ・エンジニア

「不運にも、2台共に午前中のセッションで若干の振動に見舞われ、午後もヤルノ・トゥルーリの“TF106”に 振動が再発してしまった。多くの項目を変更したが、振動を消すことが出来なかった。我々は明日へ向けて 詳細な解析を行わなくてはならない。そして、この状況は、もともとチャレンジングなサーキットにおいて、 我々のタイヤ選択を特に難しくする。しかし、ラルフ・シューマッハーは予定されていたプログラムを完了して おり、予選の前に、明日の公式練習で、さらに良い情報を得られることを期待している」

新居章年 : 技術コーディネーション担当ディレクター

「好天に恵まれたヨーロッパGPの公式練習初日ではあったが、我々にとっては厳しいスタートとなった。 ラルフ・シューマッハーは予定のプログラムをこなすことが出来たが、ヤルノ・トゥルーリは終始車体前部の 振動に悩まされ、満足な走行を行えなかった。しかし、ここニュルブルクリンクは我々の本拠に近く、TMGの スタッフと一丸になって問題を解決し、万全な状態で明日の公式練習3回目および予選へと臨む」

1 M・シューマッハー
フェラーリ
2 F・マッサ
フェラーリ
3 R・シューマッハー トヨタ
4 J・ビルヌーブ
ザウバー
5 G・フィジケラ
ルノー
6 F・アロンソ ルノー
7 J・バトン ホンダ
8 C・クリエン
レッドブル
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