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Rd5. Grand Prix of Europe
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F1第5戦ヨーロッパGP予選
J.トゥルーリが予選7番手から明日の決勝へ
R.シューマッハーは惜しくも最終ピリオド進出ならず。10番手グリッドから上位巻き返し
 

2006年5月6日(土)(ドイツ・ニュルブルクリンク発)

 

F1第5戦ヨーロッパGPの公式練習3回目と予選が行われた。昨日の公式練習初日に続き好天に恵まれ、公式練習 3回目の開始された午前11時には、気温17度、路面温度27度、湿度45%というコンディション。パナソニック・トヨタ・ レーシングの2人のドライバーは、序盤から積極的に走行を重ね、ラルフ・シューマッハーが3番手タイムを刻み、昨日の 公式練習でわずかな周回に留まったヤルノ・トゥルーリも、24周を走り込みセットアップ。予選へと準備を整えた。
「ノックアウト」方式で行われる予選の第1ピリオドは、午後2時に、気温21度、路面温度38度でスタート。終盤計時に 関する混乱があったものの、トップ15台が1秒以内という僅差のタイムアタックで、ラルフ・シューマッハーが6番手、 ヤルノ・トゥルーリは13番手につけ、2台共に第2ピリオド進出を決めた。計時の修復で、予定よりも遅れて午後2時半に 開始された第2ピリオドでは、終盤に激しく順位が入れ替わるトップ10入りへのバトルで、ラルフ・シューマッハーは 終了直前に逆転を許し11番手となり、惜しくも最終第3ピリオドへの進出はならなかった。一方、ヤルノ・トゥルーリは 7番手で最終ピリオドへと進出し、最終ピリオドでも7番手グリッドを堅持した。なお、ラルフ・シューマッハーはマーク・ ウェーバー(ウィリアムズ・コスワース)がエンジン交換でグリッド降格となるため、暫定10番手グリッドから明日の決勝へと 臨む。

ヤルノ・トゥルーリ : カー・ナンバー8 
シャシー:TF106/04



公式練習3回目  : 18番手 1分33秒120(トップと2.332秒差) 24周
予選第1セッション  : 13番手 1分31秒809(トップと0.671秒差) 6周
予選第2セッション  : 7番手 1分30秒733(トップと0.720秒差)  6周
予選第3セッション  : 7番手 1分31秒419(トップと1.600秒差) 14周
グリッド  :  7番手(暫定)

「まず初めに、昨日の公式練習中に問題を抱えていた私の“TF106”を、今日ここまで仕上げてくれたチームと 全てのメカニックに感謝したい。全員夜を徹してシャシーの交換を行い、今日私が何の問題もなく走れる ようにしてくれた。今日午前中の公式練習ではとてもスムーズに走ることが出来、セットアップを詰めて、 自信を高めることが出来た。7番手を確保出来たことは、我々のパフォーマンス改善の証であり、満足している」

ラルフ・シューマッハー : カーナンバー7
シャシー:TF106/05



公式練習3回目    : 3番手 1分31秒395(トップと0.607秒差) 21周
予選第1セッション  : 6番手 1分31秒470(トップと0.332秒差)  6周
予選第2セッション  : 11番手 1分30秒944(トップと0.931秒差) 7周
グリッド  :  10番手(暫定)

「今日はとても好調な公式練習セッションで始まった。予選は厳しいものとなったが、最終ピリオドには残れる ものと思っていた。“TF106”は好調で、グリップ感も良く、好結果を得られることを期待していた。残念ながら、 第1ターンでスピンを喫してしまい、なんとかコースに戻ることは出来たが、コンマ3秒はロスしてしまった。 このような予選結果に終わってしまったことで、決勝レースでポジションを上げることに全力を注がなくてはならず、 明日はチャレンジングな一日となるだろう。しかし、最後尾グリッドからポイント獲得を果たしたマレーシアGPの ように、明日の決勝レースでも、ポイント獲得へと突き進む自信はある」

パスカル・バセロン : 車両デザイン及び開発ゼネラル・マネージャー

「全体的に見て、今日の結果はチームにとって、自信に繋がるものであった。昨日の公式練習を考えれば、 ヤルノ・トゥルーリの今日の結果は非常に満足行くものだ。彼の士気は高まっており、予選の3つのピリオドを 全力で戦った。不運にも、ラルフ・シューマッハーは第1ターンでブレーキをロックさせてしまい、最終第3ピリオドへ 進むことを逸してしまった、明日は中団からのスタートとなるが、適切な戦略で対応できるはずだ。今日は2台 共に特に何の問題も無く信頼性のある走行が出来たので、明日の決勝レースは期待している」

新居章年 : 技術コーディネーション担当ディレクター

「予選で、ヤルノ・トゥルーリが7番手、ラルフ・シューマッハーが11番手という結果はまずまずとも言えるが、 それよりも、一夜のうちにヤルノ・トゥルーリの“TF106”に関する問題を解決した、ケルン、そしてサーキットの スタッフに感謝したい。 おかげでラルフ・シューマッハー、ヤルノ・トゥルーリ共に順調に今日午前中の 公式練習3回目を走行出来、前戦サンマリノGPに続いて好天が予想される明日のレースに向けて、順調に タイヤ選択のデータ収集が出来た。明日はケルンのTMGから、多くの仲間が応援に来てくれるので、 是非とも良いレース結果を手にしたい」

1 F・アロンソ
ルノー
2 M・シューマッハー
フェラーリ
3 F・マッサ
フェラーリ
4 R・バリチェロ
ホンダ
5 K・ライコネン
マクラーレン
6 J・バトン
ホンダ
7 J・トゥルーリ
トヨタ
8 J・ビルヌーブ
ザウバー
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