グランプリ > 2006グランプリ > アメリカGP > フリー走行
Rd10. Grand Prix of USA
grand prix
F1第10戦アメリカGP “インディアナポリス”で公式練習を開始
両ドライバー共に技術的問題に見舞われるも、
予定のプログラムはほぼ完了
 

2006年6月30日(金)(アメリカ・インディアナポリス発)

 

F1第10戦アメリカGPの公式練習1回目と2回目が、インディアナポリスのインディアナポリス・モーター・ スピードウェイで行われた。雲が多いものの、気温27度、路面温度39度、湿度51%というコンディションで 午前11時に公式練習1回目を開始。パナソニック・トヨタ・レーシングのラルフ・シューマッハーとヤルノ・ トゥルーリは、共に初期チェックのみの2周に留め、タイム計測はされなかった。2時間のインターバルの後、 午後2時から開始された公式練習2回目は、気温は29度、路面温度も46度まで上昇する中で行われたが、 不運にも2台共に、技術的問題を抱えることとなり、ヤルノ・トゥルーリが16周を走破し23番手。ラルフ・ シューマッハーは10周で27番手タイムと厳しい公式練習の初日となった。明日の公式練習3回目までに 対策を施し、予選、そして日曜日の決勝へと臨むこととなった。

ヤルノ・トゥルーリ : カーナンバー8
シャシー:TF106/08B



公式練習1回目  : 17番手 タイム無し   2周
公式練習2回目  : 23番手 1分14秒449(トップと2.436秒差)  16周

「今日はセンサーに関する若干の問題に見舞われ、厳しい一日となった。また、タイヤに粒状摩耗が起き、 アンダーステアに苦しんだ。ロングランで特性を理解し、改善しようと試みたが、今日の我々の作業は混乱の うちに終わった。ここは、テストが行えないサーキットのひとつであり、我々がどの程度戦えるかを予測する ことは難しい。しかし、信頼性の面でまだやるべきことは残っているが、“TF106B”はレースごとに進化し 続けている。もし正しいコンディションを得て、タイヤの能力を最大に引き出すことが出来れば、我々も競争力を 発揮するはずだ」

ヤルノ・トゥルーリ : カーナンバー7
シャシー:TF106/07B



公式練習1回目  : 18番手 タイム無し   2周
公式練習2回目  : 27番手 1分15秒063(トップと3.050秒差)  10周

「今日のインディアナポリスは非常に滑りやすく、その上、私は激しい振動に見舞われたため、残念ながら 予定していたプログラムを完了することは出来なかった。トラブルを解決すべく努力したが、公式練習 2回目の終盤に再発し、多くの周回をこなすことが出来なかった。今晩、この問題について再チェックする 必要があるだろう。スーパーアグリの佐藤琢磨が私の前を走っていた時に、車体部品の一部が飛んで来て 私に当たったが、ダメージは無かった。我々は残る週末へ向け問題の解決に全力を尽くさねばならない」

ディーター・ガス : レース&テスト チーフ・エンジニア

「2台が異なるトラブルを抱え、困難な一日となってしまった。とはいえ、タイヤ評価に関しては期待通りには 出来なかったが、それでも今日計画していたプログラムのほとんどは完了した。これから、今日得られた データを見て、明日へ向けて何を変更すべきか決断しなくてはならない。前戦カナダGPでのヤルノ・トゥルーリの 好結果に続き、ここアメリカでも同様のパフォーマンスを発揮せねばならない。明日の予選、そして日曜日の 決勝レースでは、高い競争力を見せられると思っている」

新居章年 : 技術コーディネーション担当ディレクター

「少々走行を制約されたこともあり 100%満足な金曜日ではなかった。しかし、このインディアナポリスで 重要な空力のセッティング比較、確認は無事行うことが出来た。明日の予選では決勝につながる上位の グリッドポジションを目指すべく全力で改善に努める」

1 M・シューマッハー
フェラーリ
2 F・マッサ
フェラーリ
3 G・フィジケラ
ルノー
4 N・ハイドフェルド
ザウバー
5 R・バリチェロ
ホンダ
6 F・アロンソ
ルノー
7 J・バトン
ホンダ
8 J・ビルヌーブ
ザウバー
    詳細..
     
アメリカGPフリー走行
詳細..