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Rd10. Grand Prix of USA
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F1第10戦アメリカGP予選
R.シューマッハーが8番手から決勝へ
J.トゥルーリは不運のトラブルで第1ピリオド敗退。予選20番手から追い上げを目指す
 

2006年7月01日(土)(アメリカ・インディアナポリス発)

 

アメリカ・インディアナポリスのインディアナポリス・モーター・スピードウェイで、F1第10戦アメリカ GPの公式練習3回目と予選が行われた。通常よりも1時間早い午前10時から行われた公式練習 3回目では、気温28度、路面温度34度のコンディションで、パナソニック・トヨタ・レーシングの 2台は決勝へ向けたセッティングとデータ収集を行った。2時間のインターバルの後、ノックアウト方式の 予選が開始された午後1時には、気温は34度、路面温度も52度まで上昇し、猛暑の中でタイムアタックが 行われた。この第1ピリオドで、ヤルノ・トゥルーリは、タイムアタック中に、リアサスペンションの トラブルに見舞われたが、予選中のサスペンション修復は叶わず、無念の第1ピリオド敗退。一方、 ラルフ・シューマッハーは第1ピリオドは3番手と好タイムをマーク。第2ピリオドでも5番手につけ、 最終第3ピリオドへ進出。予選終了間際には、8番手タイムをマークして、4列目グリッドから明日の 決勝レースへと臨むことになった。

ラルフ・シューマッハー : カー・ナンバー7
シャシー:TF106/07B



公式練習3回目  : 15番手 1分13秒101(トップと2.341秒差)  19周
予選第1ピリオド  :  3番手 1分11秒879(トップと0.791秒差)   6周
予選第2ピリオド  :  5番手 1分11秒673(トップと1.037秒差)   6周
予選第3ピリオド  :  8番手 1分12秒795(トップと1.963秒差)  17周
グリッド  :  8番手(暫定)

「全体的に、私にとっては問題のない予選セッションとなった。最初の第1,第2ピリオドでは“TF106B”は 非常に好調で、問題なく、アタックすることが出来た。最終第3ピリオドでは、ややグリップ確保と バランスに関して苦戦を強いられた。そのため、最後のアタックラップで最高のパフォーマンスを 引き出すことは困難だった。結果として、最後のアタックには満足しておらず、もう少し良い結果が 得られたと思っている。しかし、明日の決勝は8番手という悪くないポジションからのスタートであり、 良い結果を持ち帰れることを期待している」

ヤルノ・トゥルーリ : カーナンバー8 
シャシー:TF106/08B



公式練習3回目  : 14番手 1分13秒091(トップと2.331秒差)  21周
予選第1ピリオド  : 20番手 1分13秒787(トップと2.699秒差)   3周
グリッド  : 20番手(暫定)

「不運にも、最初のアタックラップでリアサスペンションのトラブルに見舞われ、今日の私の予選 セッションはわずかな時間で終わってしまった。あのアタックラップでは既に使用したタイヤを使って おり、トラブルはあまりラップタイムに影響しなかったが、あのまま再度アタックするのは危険すぎた。 チームがリアサスペンションの中央部を交換する前に、車両検査台に向かわねばならず、第1ピリオドが 終了する前に、部品交換を完了するには時間が足りなかった。そして、上位16台からはじき出され、 私の予選は終わってしまった。昨日と今日の午前中、“TF106B”は強力に感じられ、予選へ向けて良い 状態であっただけに残念だ。最悪のポジションから明日の決勝へ臨むことになるが、上位浮上を目指し 最善を尽くす」

パスカル・バセロン : 
シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー

「今日もまた、2台両方を問題なく走らせることに苦しんだ。ヤルノ・トゥルーリはリアサスペンション 中央部のトラブルに見舞われ、予選第1ピリオドの間に修復することが出来ず、彼の予選は終わって しまった。ラルフ・シューマッハーのペースは非常に良く、何の問題もなくトップ10入りを果たして くれた。ラルフ・シューマッハーが昨日見舞われた振動の問題は、今日は良くなっていたが、完全に 解消したわけではないため、今夜も調査を続けることになるだろう。しかし、戦略を考慮すれば、 今日の彼の予選結果には満足している。決勝レースへ向けては、このサーキットではトップスピードを 犠牲にすることは出来ないので、低いレベルのダウンフォースで戦うことになる。F1カーはお互いに オーバルのバンクの中で非常に接近し、その後のストレートでの追い越しは確かに可能だ。我々は 公式練習セッションの大部分を既に使用したタイヤで行っており、パフォーマンスを発揮するための 良いアイデアを持っている。ブリヂストンタイヤは1周のアタックでも、ロングランでも安定しており、 明日へ向けて我々は良い状態にある」

新居章年 : 技術コーディネーション担当ディレクター

「ラルフ・シューマッハーは、昨日からの振動やグリップの不足に苦しみながらも予選でパフォーマンスを 示してくれた。ヤルノ・トゥルーリのリア・サスペンションのトラブルについては本当に残念。メカニックの 頑張りにもかかわらず交換に時間がかかり、僅かにアタックの時間が不足し、走行を諦めざるを得なかった。 最終第3ピリオドへも進出可能なポテンシャルがあっただけに悔しい。しかし、明日のレースではしっかり 車を確認し、ラルフ・シューマッハーの上位入賞と、後方からとはいえ、ヤルノ・トゥルーリの可能な 限りの上位進出を目指す」

1 M・シューマッハー
フェラーリ
2 F・マッサ
フェラーリ
3 G・フィジケラ
ルノー
4 R・バリチェロ
ホンダ
5 F・アロンソ
ルノー
6 J・ビルヌーブ
ザウバー
7 J・バトン
ホンダ
8 R・シューマッハー
トヨタ
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