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Rd12. Grand Prix of Germany
grand prix
F1第12戦ドイツGP 
チームのホームレースで4戦連続ポイント獲得へ
 
地元R.シューマッハーと、ドイツF3出身のJ.トゥルーリが改善進む “TF106B”でアタック
 
2006年7月24日(月)
 

3戦連続でポイント獲得を続けているパナソニック・トヨタ・レーシングは、第 12戦ドイツGPへと臨む。この夏にホッケンハイム・サーキットを訪れること は、猛烈な暑さとなることが確実であり、灼熱のグランプリが前戦に続き、連続 することになる。TMGのファクトリーはドイツ・ケルンに位置しており、ドイ ツGPはチームにとってホームレースの一つでもある。そのため、多くの従業員 がグランドスタンドを埋めることになるだろう。ラルフ・シューマッハーにとっ てもまた母国でのグランプリであり、チームメイトのヤルノ・トゥルーリと共に 最近のレースで見せている、改善されたペースを最大限に活かし、上位フィニッ シュを目指す。

ラルフ・シューマッハー : カー・ナンバー7

「ホッケンハイムへ戻るのはいつでも素晴らしいことであり、私のホームレース ということもあり、雰囲気を本当に楽しんでいる。ファンはグランドスタンドを 埋め尽くし、スタジアムセクションでは特に大きな声援を送ってくれる。以前の サーキットは森を通り抜けるレイアウトで、観客は主にスタジアムでレースを見 ていたが、現在はサーキットのどこからでもレースが観戦出来る。改修された コースレイアウトは、流れるようなドライビングのための広いコーナーを持ち、 良いリズムを保つことができる私好みのものだ。通常、レースは高温が予想され るため、タイヤ選択が重要になるが、ブリヂストンタイヤはここ数戦素晴らしい 性能を発揮しており、この改善された状況を維持出来ることを期待している。昨 年のドイツGPでは、12番手スタートながら、チームの素晴らしい戦略のおかげ で6位フィニッシュを果たせた。前戦フランスGPでも我々は好調であり、この週 末は、より強力な結果を望んでいる」

ヤルノ・トゥルーリ : カー・ナンバー8

「私は初めてドイツF3選手権でレースを戦って以来、ずっとホッケンハイムで のレースを楽しんでいる。低いダウンフォースと高速が特徴であったサーキット は、2002年にレイアウト変更を受け、大きく異なるものになった。現在はテ クニカルなコースとなり、セットアップが非常に重要である。高速セクションで のペースを確保しつつ、多くの低速コーナーでも十分な速さを得なくてはならな い。唯一の追い越しチャンスは、長いストレートの終わりにあるヘアピンへの進 入で、そのために、レース中、十分にストレートで最高速が得られなくてはなら ない。昨年はスタート直後の第1コーナーでの混乱に巻き込まれ、パンクを喫し て後退を余儀なくされてしまった。それだけに今年は雪辱を晴らしたいと思って いる。現在我々は、レース現場とファクトリーのチームスタッフの素晴らしい働 きのおかげで、大きな改善を見ている。前戦フランスGPでは、私は不運な結果 に終わってしまったが、ドイツGPでは、祝福出来る良い結果へ向けて全力を尽 くす」

パスカル・バセロン : 
シャシー部門シニアゼネラル・マネージャー

「“TF106B”の投入は、空力的な改良を可能にするのが目的であった。以来、ほ とんどのレースでアップデートを行って来ているが、ドイツGPでも、さらに改良 が予定されている。それによって、最近改善されたパフォーマンスを維持出来る ことを望んでいる。ホッケンハイムはF1カレンダーの中でも、ハンガリーとマ レーシアと共に、最も暑い3レースのうちの一つであり、路面温度は摂氏50度 を超える。以前のコースレイアウトは森の中を駆け抜ける独特のものであったが、 新しいレイアウトは、極めて典型的なF1サーキットとなっている。タイヤの面 からは、特に大きな負担を強いるリアタイヤにおいて、その構造とコンパウンド の両面でチャレンジングだ。ロングストレートは、実際は長いコーナーのような ものだ。ストレートの直後には、ヘアピンが待ち構えている。ロングストレート の前のコーナーが低速であるため、F1カーは互いに接近したままロングスト レートに入って来るから、ヘアピンで追い越しのチャンスがある。ドイツGPは、 今シーズン、チームにとって2回目のホームレースであり、観客席には多くの従 業員や関係者が詰めかける、我々にとって特別なレースとなるだろう」