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Rd12. Grand Prix of Germany
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F1第12戦ドイツGP予選
R.シューマッハー不運にも8番手
J.トゥルーリは惜しくも第3セッション進出ならず。エンジン交換で決勝は最 後尾スタート
 

2006年7月29日(土)(ドイツ・ホッケンハイム発)

 

ドイツ・ホッケンハイムリンクでF1第12戦ドイツGPの公式練習3回目と予 選が行われた。午前11時から行われた公式練習3回目では、ヤルノ・トゥルー リがコースイン直後にエンジントラブルに見舞われストップ。ラルフ・シューマ ッハーは17周を走行し、午後の予選へとセットアップを続けた。午後2時、晴 天の下、気温29度、路面温度44度、湿度48%のコンディションで、予選第 1セッションが開始された。スペアカーに乗り換えたヤルノ・トゥルーリは先頭 を切ってコースイン、終盤のアタックでタイムを更新し、4番手。ラルフ・シ ューマッハーも9番手につけ、2台共に第2セッションへと進出。第2セッショ ンは、終盤、僅差で激しいタイムアタック合戦が繰り広げられる中、ラルフ・シ ューマッハーは7番手タイムで最終第3セッション進出を決めた。しかし、ヤル ノ・トゥルーリはタイヤ温存のために1回のみのアタックとなり、わずかにトッ プ10には届かず、13番手に終わった。第3セッションでは、不運にもラル フ・シューマッハーは他車と接触。修復のためにピットインを強いられ、周回数 は限られることとなってしまったが、セッション終盤には復帰を果たし、8番手 タイムをマーク、4列目グリッドから明日の決勝に臨むこととなった。ヤルノ・ トゥルーリは、エンジン交換をした為、決勝は最後尾からのスタートとなる。

ラルフ・シューマッハー : カーナンバー7 
シャシー:TF106/07B



公式練習3回目 : 16番手 1分17秒419(トップと1.79 1秒差) 17周
予選第1セッション : 9番手 1分15秒789(トップと1.37 7秒差)  7周
予選第2セッション : 7番手 1分14秒743(トップと0.96 5秒差)  7周
予選第3セッション : 8番手 1分15秒923(トップと1.85 3秒差)  7周
グリッド : 8番手(暫定)

「予選最終セッションの大きなロスタイムを生んだP.デ・ラ・ロサとの不運な 接触までは上手く行っていた。彼は追い越しが可能なだけのスペースをイン側に 空けたように見えたが、その直後、急に、向きを変えたため、その時点では全く 対応することが出来なかった。これは、いつでも起こりうる、一般的なレーシン グアクシデントだ。とはいえ、それまでのパフォーマンスは高く、3番手につけ ていただけに残念だ。しかし、素早い修復作業で再び私をコースに送りだしてく れたので、8番手まで浮上することができ、チームスタッフに本当に感謝してい る。本来なら明日の決勝へ向けて、もっと良いポジションを得られたと思うが、 このポジションも、ポイント獲得へ向けて充分望みがある」

ヤルノ・トゥルーリ : カー・ナンバー8 
シャシー:TF106/09B



公式練習3回目 : 22番手 タイム無し  2周
予選第1セッション : 4番手 1分15秒430(トップと1.018秒差)  8周
予選第2セッション : 13番手 1分15秒150(トップと1.372秒差)  4周
グリッド : 22番手(暫定)


「この週末は私には努力が必要に感じられる。昨日の公式練習では、十分な走行 が出来ず、今日は公式練習3回目から、トラブルが始まってしまった。初期チェ ックのためにコースインしたが、その時点でエンジンの不調を感じ、ストップせ ざるを得なかった。エンジンを交換する必要があり、予選に間に合うよう時間を 節約するために、スペアカーを準備して予選に臨むことにした。予選第1セッシ ョンは上手く行き、ペースも速かった。スペアカーのセットアップは好感触だっ たので、第2セッションでは、1回のアタックのみにする決断をした。後方から 厳しい戦いになるだろうが、状況に負けず、上位進出ができると確信している」

パスカル・バセロン : 
シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー

「不運にも、ヤルノ・トゥルーリが、公式練習3回目で、予期していなかったエ ンジントラブルに見舞われてしまった。予選セッションに間に合うように、スペ アカーに換えることを決めた。明らかに今日の予選セッションは、我々にとって は厳しいものであり、計画通りには行かなかった。もっと良い結果を期待してお り、前戦フランスGP同様に、2台共にトップ6に入れるような競争力があると思 っていた。第1セッションではヤルノ・トゥルーリが好タイムをマークし、予選 は好調に始まったので、第2セッションでは、新品タイヤを温存するために、1 回のアタックに留めるという決断をした。ラルフ・シューマッハーは、P.デ・ ラ・ロサとの接触までは、全てが上手く行っていた。最終的には、搭載していた 燃料を考えれば、彼は8番手グリッド獲得し、頑張ってくれた。明日の決勝では 面白いレースになることを期待するとともに、ポイント獲得へ向け全力で戦う」

新居章年 : 技術コーディネーション担当ディレクター

「今日はラルフ・シューマッハー、ヤルノ・トゥルーリともに思ったように進め られなかった。ヤルノ・トゥルーリは、フレッシュエンジンながらトラブルが発 生。決勝では10グリッド後退をせざるを得なくなってしまった。ラルフ・シ ューマッハーは、予選第3セッションの途中で他車と接触するハプニングがあっ たが、良く挽回し、8番手グリッドを確保してくれた。明日の決勝では2台揃っ ての完走を果したい」

1 K・ライコネン
マクラーレン
2 M・シューマッハー
フェラーリ
3 F・マッサ
フェラーリ
4 J・バトン ホンダ
5 G・フィジケラ
ルノー
6 R・バリチェロ
ホンダ
7 F・アロンソ ルノー
8 R・シューマッハー
トヨタ
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