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Rd14. Grand Prix of Turkey
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F1第14戦トルコGP予選 2台共に戦略を活かし決勝での巻き返し
R.シューマッハーは5番手ながらエンジン交換で10グリッド降格。J.トゥ ルーリは暫定12番手
 

2006年8月26日(土)(トルコ・イスタンブール発)

 

F1第14戦トルコGPの公式練習3回目と予選がトルコ・イスタンブール郊外 のイスタンブール・パーク・サーキットで行われた。午前11時から行われた公 式練習3回目開始時には、昨日よりもやや雲が多く、気温29度、路面温度36 度というコンディションの下、ヤルノ・トゥルーリが17周、ラルフ・シューマ ッハーが18周を走破し、セットアップとデータ収集を継続した。予選が開始さ れた午後2時には、天候は回復し、気温は33度、路面温度も51度まで上昇す る中でノックアウト方式のタイムアタックが行われた。予選第1セッションでは、 ラルフ・シューマッハーが3番手、ヤルノ・トゥルーリが14番手で第2セッシ ョン進出を決め、第2セッションでもラルフ・シューマッハーは1度のアタック で好タイムをマークし、5番手で最終第3セッションへ進出。しかし、ヤルノ・ トゥルーリはタイムが伸び悩み、13番手で予選を終えることとなり、第3セッ ションへの進出はならなかった。ラルフ・シューマッハーは、最終第3セッショ ンで5番手タイムをマーク。しかし、昨日の公式練習2回目終了後に、エンジン 交換を行ったため、決勝グリッドは10番手降格となり、明日の決勝レースは、 ヤルノ・トゥルーリが暫定12番手、ラルフ・シューマッハーが15番手から上 位進出を目指すこととなった。

ヤルノ・トゥルーリ : カー・ナンバー8
シャシー:TF106/08B



公式練習3回目 : 11番手 1分28秒861(トップと1.658秒差) 17周
予選第1セッション : 14番手 1分28秒549(トップと1.243秒差) 6周
予選第2セッション : 13番手 1分27秒973(トップと2.123秒差) 6周
グリッド : 12番手(暫定)

「私にとって厳しい一日であった。最終第3セッションへの進出を望んでいたが、 今日は良いバランスを見出すことが難しかった。とはいえ、着実なタイヤを選択 し、昨日と今日の午前中とも、安定したペースを示しているので決勝レースには 自信を持っている。予選よりも決勝レースを重視しており、明日は上手く行くこ とを期待している。もちろん、決勝レースは厳しいものとなるだろうし、特に第 1コーナーは、下りながらの非常に狭いコーナーであり、スタートは重要となる。 しかし、それを無事切り抜ければ、上位進出のへの十分なチャンスがあるはずだ。 我々は着実に競争力を高め、上位チームへと迫っている。信頼性に問題がなけれ ば、我々のレースペースをもってすれば、好結果を狙えると信じている」

ラルフ・シューマッハー : カー・ナンバー7
シャシー:TF106/10B



公式練習3回目 : 17番手 1分29秒374(トップと2.17 1秒差) 18周
予選第1セッション : 3番手 1分27秒668(トップと0.36 2秒差) 6周
予選第2セッション : 5番手 1分27秒062(トップと1.21 2秒差) 3周
予選第3セッション : 5番手 1分27秒569(トップと0.66 2秒差) 11周
グリッド : 15番手(暫定)

「我々の目標は予選でトップ5入りすることであり、その意味では今日のセッシ ョンは良かった。“TF106B”は好感触で、期待通りの走りが出来た。用心のため にエンジン交換をしたことで、グリッドを10番降格しなくてはならないのは確 かに残念だ。とはいえこのペナルティを受けたことで、我々は、非常に良い戦略 が採れる。明日は上位進出への可能性を信じている。この週末を通して我々は非 常に競争力が高く、我々の速さには自信があり、このコースは追い越しが可能だ。 昨年、私は忙しいレースを戦ったが、明日も同様以上の忙しいレースを期待して いる。明日の目標は2台揃ってのポイント獲得であり、それは可能だと思ってい る。もし良いスタートが切れれば、良い結果がついてくるだろう」

パスカル・バセロン :
シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー

「今回の2台の決勝グリッドポジションは、明らかに今シーズン最も低い結果で あるが、その理由は理解している。この週末にエンジントラブルに見舞われるリ スクよりも、10グリッド降格のペナルティを受け入れることを決断し、昨晩、 用心を採って、ラルフ・シューマッハーのエンジンを交換することにした。この ことによって、戦略の変更が必要となった。ラルフ・シューマッハーは予選第3 セッションで5番手タイムをマークする好走を見せてくれたが、明日は15番手 スタートとなる。一方で、厳しい一日となったヤルノ・トゥルーリには異なる戦 略を用いることにした。ヤルノ・トゥルーリはグリップ確保に苦しみ、予選トッ プ10入りを逃してしまった。とはいえ、このイスタンブール・パーク・サーキ ットは上位進出が狙えるコースだ。ここはタイヤに厳しいコースで知られている が、我々のブリヂストンタイヤはこのコースの厳しい要求に対しても適している ことが分かっている。期待していたよりも後方グリッドからのスタートとなるが、 我々は戦略で、2台揃ってポイントを獲得出来ることを確信している」

永島勉 : シニア・エグゼクティブ・コーディネーター

「今日の予選ではラルフ・シューマッハーが5番手に入り、ほぼ期待通りの結果 となった。昨晩エンジン交換をしたため、決勝レースでは10番グリッド降格に なるが、ここイスタンブール・パークサーキットは追い越しポイントが多いので、 追い上げを期待している。ヤルノ・トゥルーリはタイヤグリップが低く、アン ダーステアに苦しんだが、安定性は確認出来ている。明日は更に暑く、厳しい環 境の下での決勝レースになると思うが、コンスタントなラップタイムを刻める自信はある」

1 F・マッサ
フェラーリ
2 M・シューマッハー
フェラーリ
3 F・アロンソ
ルノー
4 G・フィジケラ
ルノー
5 R・シューマッハー
トヨタ
6 N・ハイドフェルド ザウバー
7 J・バトン ホンダ
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