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Rd15. Grand Prix of Italy
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F1第15戦イタリアGP 超高速サーキットでの公式練習を開始
R.シューマッハー、J.トゥルーリともに予選・決勝へ向け順調に先週のテストデータを確認
 

2006年9月8日(金)(イタリア・モンツァ発)

 

F1第15戦イタリアGPの公式練習1回目と2回目がイタリアのモンツァ・サーキットで行われた。この週末は 不安定な天候が予想されているが、この日は雨に降られることもなく、曇りながら、ドライコンディションで、 暖かい気候の下で行われた。午前11時からの公式練習1回目は気温29度、路面温度31度、湿度56%と いうコンディション。開始早々にライバルカーのトラブルで10分ほど赤旗中断があったが、パナソニック・トヨタ・ レーシングの2台は、後半初期チェックのためにコースインしたのみで、タイム計測はされなかった。2時間の インターバルを経て、午後2時から開始された公式練習2回目は、気温31度、路面温度36度、湿度55%。 ロングランを含む走行を問題なくこなした2台は、ヤルノ・トゥルーリが12周を走行し12番手タイム。ラルフ・ シューマッハーは22周を走破し、17番手タイムながら貴重なデータを収集した。明日土曜日の予選、そして 日曜日の決勝へ向け、この日得られた貴重なデータを活かすことになる。

ヤルノ・トゥルーリ : カーナンバー8
シャシー:TF106/08B



公式練習1回目  : 16番手 タイム無し   2周
公式練習2回目  : 12番手 1分25秒027(トップと2.396秒差)  12周

「我々は先週ここモンツァでテストを行っており、そこで既にある程度のデータが得られているため、それほど 多くの周回を重ねなかった。今日のコンディションと類似しており、おかげでかなり順調な金曜日となった。 “TF106B”のバランスは良く、これまでのところ大きな問題は起きていない。トヨタはここ数戦、パフォーマンス 面で大きな改良を果たしてきている。チームは懸命な開発を続け、今もプッシュし続けている。先週のテストは 期待が持てるものであったので、この週末は良いものになると予想している」

ラルフ・シューマッハー : カーナンバー7
シャシー:TF106/10B



公式練習1回目  : 18番手 タイム無し   2周
公式練習2回目  : 17番手 1分25秒316(トップと2.685秒差)  22周

「私は先週のテストでは胃の不調に苦しみ、早めに切り上げなければならなかったため、今日、周回が 重ねられたことは良かった。私の体調は回復し、今日は通常通りの公式練習日であった。まだやるべきことは あるが、今週末へ向け必要な大部分のデータを収集出来た。テストも非常に上手く行き、残る2日間も強力な パフォーマンスを見せられることを期待している。我々はペースの改善を続け、その全てを良い結果へと 結びつけるべく全力を尽くす」

ディーター・ガス : レースおよびテストのチーフ・エンジニア

「我々は昨週ここでテストを行っているため、通常の金曜日ほどの走行は行わなかった。もちろんラルフ・ シューマッハーはテストで体調不良で十分に走れなかったため、その分今日走れたことは良かった。しかし、 今日の主な目的は、テスト結果の確認及び、タイヤがどのように機能しているか情報を得ることだった。 テストとレースウィークの間にはいつでもコースコンディションは少し変わっているものだ。しかし、ここまでの ところコンディションは大きく変わっておらず、タイヤ選択に関しては明確な考えを持っている。いつも通り、 モンツァではサーキットが要求する、低ダウンフォース設定の特製空力パッケージを持ち込む。今回は新しい 前後ウィングも含まれている。ここまで我々の“TF106B”は順調に見え、問題も起こっていないことは幸いだ。 これからデータを見て、残りの週末へ向け、さらなるパフォーマンス改善に挑む」

新居章年 : 技術コーディネーション担当ディレクター

「モンツァの初日は雨の予想もあったが、午前午後ともドライでのセッションとなった。先週のテスト結果を元に 車を準備し、その上で高速コースのモンツァでは特に重要な空力セッティングの確認、タイヤコンパウンド 比較などを行った。また例年に比べると気温も低目であるが、エンジンへの負荷も高いサーキットであり、 冷却仕様の決定に必要な温度データの採取も入念に行った。まだコーナー入り口での車の安定性など 調整すべき課題もあるが、まずは順調に初日を終えられた。明日の予選は厳しい戦いになると予想されるが、 上位グリッドを目指して頑張りたい」

1 F・マッサ フェラーリ
2 N・ハイドフェルド ザウバー
3 M・シューマッハー フェラーリ
4 R・クビサ ザウバー
5 F・アロンソ ルノー
6 G・フィジケラ ルノー
7 K・ライコネン マクラーレン
8 R・バリチェロ ホンダ
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