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Rd15. Grand Prix of Italy
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予選はヤルノが11位、ラルフが13位。決勝ではポイント獲得を目指す!
イタリアGP予選でパナソニック・トヨタ・レーシングは予選第3セッションのトップ10争いに1台も進出できずに終わった。これは開幕戦のバーレーンGP以来初めてのこととなる。
 
2006年9月9日(土)
 

モンツァ・サーキットで行われる明日のレースでは、今日の予選で1分21秒924を記録したヤルノ・トゥルーリが11番グリッドから、また、1分22秒280を記録したチームメートのラルフ・シューマッハーは2つ後ろの13番グリッドからスタートする。2人のこの予選タイムは燃料が軽い状態で走行する第2セッションで記録されたもので、結果的にどちらも第3セッションには進めなかったものの、ヤルノのタイムはこの予選の最速タイムからわずか0.7秒遅れだった。このことが今回のモンツァのレースの競争の激しさを物語っている。

「午前中のフリー走行では、どうもトップスピードが十分ではなかった」と話すヤルノ。「予選では状態はややよくなっていたが、第3セッションに進むには十分な速さに欠けていた。私にとってモンツァは母国レースであり、たとえ結果が私にとってそれほど喜ばしいものでない場合でも、自分のファンの前で走るレースはいつも楽しんでいる。レースに向けてわれわれは戦略を自由に立てられるので、どういうやり方が最善なのかよく検討してみるつもりだ」

モンツァでは先週3日間のテストが行われたため、多くのチームはフリー走行の周回数を少なめにしていたのだが、ラルフの場合は腹痛のためさらに早めに走行を切り上げざるをえなかった。すでに体調を取り戻しているラルフは、「モンツァではここならではの低ダウンフォースのセットアップで走るわけだが、今週末のクルマのバランスは理想的とは言えないね。先週はしっかりとテストできているので、いい戦略を立てて上位を狙えるレースができればと願っている」と話している。

ポールポジションは、2位とわずか0.002秒差でチーム・マクラーレン・メルセデスのキミ・ライコネン(1分21秒454)が獲得。これは彼にとって今シーズン3回目となる。続いて、タイトル争いでトップを追いかけているスクーデリア・フェラーリ・マールボロのミハエル・シューマッハー(1分21秒456)、3位はBMWザウバーのニック・ハイドフェルド(1分21秒653)、4位はトルコGPで優勝したフェラーリのフェリペ・マッサ(1分21秒704)。現世界チャンピオンのルノーのフェルナンド・アロンソ(1分21秒829)は5番グリッドからのスタートとなる。その後ろはラッキーストライク・ホンダのジェンソン・バトン(1分22秒011)、7位はBMWザウバーのロベルト・クビサ(1分22秒258)、8位はマクラーレンのペドロ・デ・ラ・ロサ(1分22秒280)、9位はホンダのルーベンス・バリチェロ(1分22秒787)、10位はルノーのジャンカルロ・フィジケラ(1分23秒175)となった。

パナソニック・トヨタ・レーシングのシャシー部門シニアゼネラル・マネージャー、パスカル・バセロンは次のように述べている。「予選の最終セッションに進めなかったのはバーレーンGP以来初めてのことだが、今回の予選タイムは各車とも非常に接近しており、最前列を獲得したフェラーリと比較しても、ヤルノのタイムはわずか0.7秒の差しかない。低ダウンフォースの今回のレースのためにわれわれは新しい空力パッケージを用意してきたが、レースに向けて最適なやり方を決定する前に、これからすべてのデータを精査するつもりだ。グリッド順位はわれわれが狙っていたものとは違うが、最近のレースでは競争力を発揮できており、今回もポイント獲得の望みをあきらめるつもりはない」

1 K・ライコネン マクラーレン
2 M・シューマッハー フェラーリ
3 N・ハイドフェルド ザウバー
4 F・マッサ フェラーリ
5 J・バトン ホンダ
6 R・クビサ ザウバー
7 P・デ・ラ・ロサ マクラーレン
8 R・バリチェロ ホンダ
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