2006年F1最終戦ブラジルGP
2台共に痛恨のトラブルで完走ならず |
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好グリッドから上位を狙うが、リアサスペンション不調から序盤戦で惜しくも戦線離脱 |
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2006年10月22日(日)(ブラジル・インテルラゴス発) |
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2006年シーズンの最終戦となる、第18戦ブラジルGPの決勝レースが、ブラジル・サンパウロ市近郊のインテルラゴス・サーキットで行われた。午後2時、気温24度、路面温度45度、湿度55度と、好天の下、決勝レースがスタート。
昨日の予選で自己今季最高位の3番手グリッドを確保したヤルノ・トゥルーリと、7番手グリッドのラルフ・シューマッハーは、共にグリッドポジションを守ってのスタートを切った。しかし、ラルフ・シューマッハーは9周目、ヤルノ・トゥルーリは10周目にどちらもリアサスペンションにトラブルを抱え、痛恨のピットイン。戦列に戻ることは無く、今シーズンを終えることとなってしまった。パナソニック・トヨタ・レーシングは、苦戦を強いられた2006年シーズンを35ポイント獲得でコンストラクターズ選手権は6位となり、ドライバーズ選手権ではラルフ・シューマッハーが20ポイント獲得で10位、ヤルノ・トゥルーリは15ポイント獲得の12位となり、来シーズンのリベンジに賭ける。
ヤルノ・トゥルーリ : カー・ナンバー8
シャシー:TF106/08B
決勝 : リタイア 10周/71周
グリッド : 3番手
「リアサスペンションの中枢部分に問題を抱えてしまった。“TF106B”は大きく跳ね回り、完全にコントロールすることが出来なくなってしまった。恐らく路面の凹凸の激しいインテルラゴス・サーキットだからこそより一層悪くなったのだろう。強力にレースを戦っていただけに本当に残念だ。セーフティカー導入の後、タイヤ温度の上昇と共に、K.ライコネンにアタックしていた。この週末、私の“TF106B”は極めて速く、今日は良い戦略を用意していただけに、本当に落胆している。今シーズンは、良いレースを戦えた時はいつもトラブルに見舞われて、リタイアを余儀なくされているように思われる。私にとって非常に不運で、非常に厳しいシーズンであった。モナコで表彰台を逸し、恐らくフランスGPと、そしてここでも同じく表彰台を逃した。しかし、厳しい状況においても、チーム全員が協力し、問題に立ち向かい、素晴らしい働きをしてくれたことに感謝している」
ラルフ・シューマッハー : カー・ナンバー7
シャシー:TF106/10B
決勝 : リタイア 9周/71周
グリッド : 7番手
「考え得る限り最も厳しいシーズンの締め括りとなってしまった。スタートはまずまずで、序盤は良い状態だった。不運にも、セーフティカー導入後、再スタートの際に、我々は車体後部の、サスペンション中枢部分のトラブルに見舞われてしまい、運転が不可能になった。レース続行は危険であり、リタイアせざるを得なかった。2台共同じトラブルで、これは、シーズン序盤のアメリカGP予選で
ヤルノ・トゥルーリを襲ったものと同じだった。
チームが良い状態にあっただけに特に残念だ。2台共に良い予選順位を得て、良い結果を期待していたが、不運にも願いは叶わなかった。チームがこの一年、どれだけハードな努力を続けて来たかは分かっており、チーム全員に感謝したい」
新居章年 : 技術コーディネーション担当ディレクター
「今シーズン最後のレースがこのような形で終わり本当に残念だ。ラルフ・シューマッハー、ヤルノ・トゥルーリ共に、リアサスペンションの同じところに問題が発生し、リタイアせざるを得なかった。しかし車は確実に進歩して来ており、
来シーズンは速さと共に強さ、そして、高い信頼性を兼ね備えた車を作り上げ必ず皆さんの声援にお応え出来るようにする。今年一年応援を頂き、有難うございました」
冨田務 : TMG会長 兼 チーム代表
「決勝レースのスタートまでは、全て上手く行き、我々は好調で、“TF106B”は速く、2人のドライバーもやる気に満ちていた。しかし、スタートは良かったが、その直後に深刻な問題に見舞われてしまった。まるで悪夢のようだった。未だに信じられない。明らかに我々は非常に速く、セーフティカーが導入されたこともあり、23周か24周分の燃料を搭載しており、ライバルよりもやや重い状態であった。実際に見た他車の状況から考えると、2位を狙えるチャンスは十分あった。2台共にリアサスペンション中枢部分の不調に見舞われたが、新しい部品ではなかった。ラルフ・シューマッハーはセーフティカー導入直後に問題を抱え、2周後にはヤルノ・トゥルーリも同じ問題に見舞われた。恐らくこれは凹凸の激しいコースに起因するものだが、もちろんインテルラゴスの路面が厳しいことは分かっており、さらに対策を講じるべきであった。トヨタのファン及び関係企業には本当に申し訳なく思っている。我々は非常に失望しているが、これもレースであり、時に良いことがあり、時に悪いこともある。しかし、我々は正しい方向へと進んでいると確信しており、来シーズンへ向けて懸命の努力を続けて行かなくてはならない」
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1 |
F・マッサ |
フェラーリ |
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2 |
F・アロンソ |
ルノー |
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3 |
J・バトン |
ホンダ |
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4 |
M・シューマッハー |
フェラーリ |
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5 |
K・ライコネン |
マクラーレン |
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6 |
G・フィジケラ |
ルノー |
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7 |
R・バリチェロ |
ホンダ |
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8 |
P・デ・ラ・ロサ |
マクラーレン |
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詳細.. |
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