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Rd.4 Grand Prix of San Marino press release
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第4戦サンマリノGP予選第1回目 J.トゥルーリが僅差の6番手
R.シューマッハーは12番手から明日の予選第2回目、そして決勝レースへ
2005年4月23日(土)(イタリア・イモラ発)

F1世界選手権第4戦サンマリノGPの公式練習3回目と4回目に続き、予選第1回目が行われた。

午前9時から行われた公式練習3回目は、気温12度、路面温度16度、湿度66%と、肌寒さの下、路面温度も低い状態で開始された。このため、多くのチームが走行を開始せずに待機し、ヤルノ・トゥルーリは残り10分ほどでコースイン。わずか3周で17番手となった。入れ替わるように走行を開始したラルフ・シューマッハーも4周のみで、8番手につけた。その後、30分のインターバルをおいて、午前10時15分に開始された公式練習4回目では、トップから1秒の中に12台が入る接近戦となり、ラルフ・シューマッハーが11番手、ヤルノ・トゥルーリは13番手から午後に行われる予選第1回目へと臨むこととなった。

予選第1回目は、午後1時に気温20度、路面温度33度、湿度42%のコンディションで開始された。曇り空から、降雨の懸念もされたが、ドライコンディションで、第3戦バーレーンGPの決勝結果の逆順にタイムアタック。17番目に出走したラルフ・シューマッハーは1分20秒994で12番手。19番目に出走したヤルノ・トゥルーリは1分20秒492で6番手タイムをマークした。明日は、午前10時(日本時間午後5時)から予選第2回目が行われ、決勝レース(62周)は、午後2時(日本時間午後9時)にスタートが切られる。

ヤルノ・トゥルーリ : 
カーナンバー16 シャシー:TF105/02



公式練習3回目: 17番手 1分25秒730(トップと4.374秒差)    3周
公式練習4回目: 13番手 1分21秒105(トップと1.047秒差)   14周
予選第1回目  :  6番手 1分20秒492(トップと0.606秒差)    3周

「私にとっては良い予選第1回目となった。そして、今年の開幕戦の予選から、ずっとトップ6以内という記録を継続するために納得行くアタックが出来た。サンマリノGPは、過去の2レースよりも厳しいものになることはわかっていたが、非常に僅差ながら、上位に着けている。明日は、私が今シーズンこれまでに得たポイントに、さらにポイントを加えられることを期待している」

ラルフ・シューマッハー :
カーナンバー17 シャシー:TF105/04



公式練習3回目:  8番手 1分24秒156(トップと2.800秒差)    4周
公式練習4回目: 11番手 1分20秒802(トップと0.744秒差)   11周
予選第1回目  : 12番手 1分20秒994(トップと1.108秒差)    3周

「非常に接近した予選となった。私にとって今回のタイムアタックは完璧とは言えず、望んでいたよりもやや遅いタイムで終わってしまった。最初の区間は好調で、その後も、大きなミスもなく良いアタックが出来たのだが、このような結果となり、どこでタイムをロスしたのか、データを解析し、原因を突き止めなければならない。とはいえ、TF105は燃料を搭載した状態でもパフォーマンスは良く、頑張れば、ポイントを獲得出来ると確信している。今シーズンのこれまでの好調を維持して、良い結果が得られるはずだ」

マイク・ガスコイン : シャシー部門 テクニカルディレクター

「全てにおいて堅実なパフォーマンスを発揮出来た。僅差の予選となったが、2人のドライバーは、共に納得の行く仕事をしてくれた。ここ数戦のサーキットとは異なることから、これまでの好調を保っていないように見えるかもしれないが、TF105は、とても戦闘力を秘めており、それを示すヤルノ・トゥルーリの素晴らしい予選第1回目だった。ラルフ・シューマッハーは、やや、仕上がりに満足は行かず、僅差のタイムアタックの中、いくつかのコーナーでコンマ1秒単位のタイムロスを喫してしまった。明日の予選第2回目を見据えると、戦略が大きな要素となる。これだけ僅差の予選となると、戦略によって、すぐに予選ポジションは変わってしまう。しかし、ここまでは予想通り来たが、ここからは、2台揃ってポイントを獲得をものにせねばならない」

高橋敬三 : 技術コーディネーション担当ディレクター

「非常にタイム差の少ない予選第1回目の中で両ドライバー共に全力でアタックし、TF105のポテンシャルを最大限に引き出してくれた。明日の予選第2回目ではポジションアップの可能性が十分にあるので、さらに上位を目指す」