第4戦サンマリノGPの決勝日を迎えた4月24日(日)午前10時から、予選
第2回目が行われた。
気温16度、路面温度16度、湿度66%という曇り空の下、未明の雨で濡れた 路面の走行ラインが乾き始めたコンディションでタイムアタックが始められた。
昨日行われた予選第1回目の結果の逆順で1台ずつコースイン。9番目に出走し たラルフ・シューマッハーは、2回の予選タイム合計で11番手となったが、F. マッサ(ザウバー)がエンジン交換のために10グリッド降格となるため、決勝は10番手グリッドから臨むこととなった。一方、15番目にコースインしたヤ ルノ・トゥルーリは合計タイムで5番手と、予選第1回目の6番手から一つ予選 ポジションをアップ。3列目グリッドを確保した。パナソニック・トヨタ・レーシングは、午後2時(日本時間午後9時)から62周で行われる決勝レースでの、2台揃ってのポイント獲得へと挑む。
ヤルノ・トゥルーリ :
カーナンバー16 シャシー:TF105/02
予選第2回目のタイム: 5番手 1分24秒026(トップと1.032秒差)
予選2回の合計タイム: 5番手 2分44秒518(トップと1.638秒差)
「ここイモラでは、それほど良い予選順位は予想していなかったので、このグリ ッドには満足している。既に使用しているタイヤでの午前中のタイムアタックは、 さらに難しいと思っていた。しかし、“TF105”のバランスが良く、納得行くラップタイムを刻むことが出来た。長い距離に渡ってペースを維持出来るかど
うか、レースが始まってみないとわからないので、レースは困難なものになるか も知れない。天候もまだどうなるかわからないが、ポイント獲得へベストを尽くす」
ラルフ・シューマッハー :
カーナンバー17 シャシー:TF105/04
予選第2回目のタイム: 11番手 1分24秒422(トップと1.228秒差)
予選2回の合計タイム: 11番手 2分45秒416(トップと2.536秒差)
「大きな問題もなく、満足な予選アタックが出来たが、路面コンディションにより、誰もが、走行順が遅くなるほどタイムアップを図ることとなった。しかし、我々は全力を尽くした結果であり、これは仕方ない。ここは追い抜きが難しいの で、午後の決勝レースでは、スタートダッシュが重要になると思うが、しかし、 レースは、終わってみなければ分からない。いずれにせよ、さらにポイントを獲得して終えられることを期待している」
マイク・ガスコイン : シャシー部門 テクニカルディレクター
「満足の行く予選第2回目だった。路面状態が、徐々に良くなり、後半のタイム アタックが有利となる中で、ポジションを得るのは難しいことは分かっていた。 その中で、我々が5番手と10番手の決勝グリッドを得られたことに、とても満足している。我々の天気予測では、もう雨は降らないと思うが、それでも油断は ならない。いずれにせよ、全力で戦い、2台揃ってポイントを獲得することを確 信している」
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