サンマリノGPの競技長は、ラルフ・シューマッハーの2回目のピットストップの際に、N.ハイドフェルド(ウィリアムズBMW)との間で起こった状況に関して、審査委員会に諮問した。審査委員会は、状況を再検討した上で、ラルフ・シューマッハーの行動が危険であったと判断して、25秒のペナルティを課す裁定を下した。
この裁定に対し、パナソニック・トヨタ・レーシング チーム代表の冨田務は、「競技規則に照らしても、極めて漠然とした説明と、過去にも同様な状況があったことも考慮して、今後のためにも、この問題を明確化するために、審査委員会に提訴することを決定した」と語った。
この裁定の結果、8位でフィニッシュしたラルフ・シューマッハーは、11位へ降格することとなった。また、パナソニック・トヨタ・レーシングのサンマリノGPでのポイント獲得は、7位に入ったヤルノ・トゥルーリの2点のみが有効となったが、チームは、コンストラクターズ選手権2位を堅守している。 |