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Rd.7 Grand Prix of Europe press release
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F1第7戦ヨーロッパGP公式練習 ホームGPへ向けてセットアップ
J.トゥルーリ、R.シューマッハーとR.ゾンタの3人が順調にデータを収集
2005年5月27日(火)(ドイツ・ニュルブルクリンク発)

F1世界選手権第7戦ヨーロッパGPの公式練習1回目と2回目が、ドイツのニュルブルクリンク・サーキットで行われた。ニュルブルクリンク・サーキットは、パナソニック・トヨタ・レーシングの本拠地のあるケルンから最も近く、また、地元出身のラルフ・シューマッハーと、ドイツF3参戦経験を持つヤルノ・トゥルーリの2人にとっても経験豊富なサーキットであり、その活躍に期待がかかる。公式練習1回目は、午前11時から1時間にわたって、気温26度、路面温度39度、湿度36%の下で行われ、リカルド・ゾンタが3番手、ラルフ・シューマッハー10番手、ヤルノ・トゥルーリが11番手のタイムをマークした。その後、2時間のインターバルを挟んで午後2時から1時間にわたって行われた公式練習2回目は、気温29度、路面温度50度と、気温、路面温度ともに上昇し、ドライバーにとっても、タイヤや車体にとっても厳しい暑さの中でのセットアップとなった。この厳しい条件の中で、リカルド・ゾンタは最多の33周を走り込み、アップを続けたラルフ・シューマッハーは10番手、ヤルノ・トゥルーリは11番手につけた。収集したデータを元に、タイヤ選択と改良を行い、このヨーロッパGPより1回アタックに変更された明日の予選へと臨む。

ラルフ・シューマッハー : 
カーナンバー17 シャシー:TF105/03



公式練習1回目: 10番手 1分34秒018(トップと2.348秒差)   11周公式練習2回目: 10番手 1分33秒098(トップと2.475秒差)   17周

「公式練習1回目、2回目ともに何の技術的な問題もなく、良い結果に終わった。とはいえ、まだセットアップには満足しておらず、やるべきことは数多くある。ここニュルブルクリンクでのタイヤ選択は比較的簡単だと思われるが、今夜確認することになるだろう。夜を徹してやらなければならないセットアップ作業も多少残っている。この週末、ファクトリーで働くスタッフが応援に来てくれることは素晴らしいことだ。そういう意味でも、日曜日の決勝で、良い結果を得られることを期待している」

ヤルノ・トゥルーリ : 
カーナンバー16 シャシー:TF105/02



公式練習1回目: 11番手 1分34秒212(トップと2.542秒差)    9周公式練習2回目: 11番手 1分33秒168(トップと2.545秒差)   20周

「今日は多くの周回をこなし、多くのデータを収集できて有意義な一日となった。とはいえ、前走車に引っかかったり、イエローフラッグに見舞われたりしたことで、本来のポテンシャルを全て発揮できたとは言い難い。従って、我々のラップタイムは本来の力を代表したものではない。明日になれば、我々の本来のポテンシャルが明らかになるが、自信はある。このヨーロッパGPは、我々のホームレースの一つであり、良い結果を得るべく全力を尽くす」

リカルド・ゾンタ : 
カーナンバー38 シャシー:TF105/05



公式練習1回目:  3番手 1分32秒726(トップと1.056秒差)   21周公式練習2回目:  2番手 1分30秒630(トップと0.007秒差)   33周

「今日の“TF105”は本当によいフィーリングで、最後のアタックラップで渋滞に引っかからなければ、もっと良いタイムをマークできたと思う。午前中の公式練習1回目は、路面が非常に滑りやすく、グリップレベルとバランスを改善するための作業を行った。午後の公式練習1回目ではそれが効を奏し、路面もラバーが乗ったことでグリップが良くなっていった。我々の競争力はかなり高いと感じている」

マイク・ガスコイン : シャシー部門 テクニカルディレクター

「今日は実りの多い1日目となった。メカニカルな問題は全く発生せず、2人のレースドライバーもプログラムを完了することが出来た。また、リカルド・ゾンタも、午前中のタイヤ評価と午後のロングランテストという全てのプログラムを終了し、タイヤ選択のための良いデータを得ることが出来た。今日は数多くのイエローフラッグが出たことで、タイヤが新しい状態でのデータ収集が難しかったが、全体的に見て、我々の競争力は高いと感じられた。決勝では表彰台フィニッシュを狙っていきたい」

高橋敬三 : 技術コーディネーション担当ディレクター
 
「路面グリップの変化と多くのイエローフラッグに悩まされたが、タイヤ選択のためのデータ収集は順調にいった。ここは我々のファクトリーにも近く、毎日たくさんの応援団が来るので彼らのためにも、明日に向けてさらに改良をすすめる」