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Rd.17 Grand Prix of Brazil
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ブラジルGP決勝 J.トゥルーリが8位でポイントを獲得
R.シューマッハーは11位完走を果たしトヨタ最後のレースを終える

2007年10月21日(日)(ブラジル・インテルラゴス発)

F1世界選手権の2007年シーズン最終戦となる第17戦ブラジルGPの決勝レースがブラジルのインテルラゴス・サーキットで行われた。決勝レースの行われた日曜日は真夏のような暑さとなり、午後2時に、気温37度、路面温度64度、湿度31%という酷暑の下で71周の決勝レースがスタートした。8番手グリッドからスタートを切ったパナソニック・トヨタ・レーシングのヤルノ・トゥルーリは、ドライバーにもタイヤにも厳しい暑さの中で着実にレースを戦い、8位でフィニッシュ。ポイントを獲得してシーズンを締め括った。一方、今シーズン限りで3年間共にしたチームを離れることとなり、トヨタでの最後のレースとなったラルフ・シューマッハーは、15番手と後方グリッドからレースを開始。スタート直後の第1コーナーで他車と接触するなど、苦しい戦いながらもレース序盤に多くの燃料を積む作戦でポジションを上げて、完走が14台というサバイバルレースを粘り強く戦い完走。11位でチェッカーを受けた。パナソニック・トヨタ・レーシングは、コンストラクターズランキングで1ポイントを加え、6位でシーズンを終えることとなった。レースチームは厳しく長いシーズンを終え、冬季休暇期間へと入る。チームは11月13日(火)にスペインのバルセロナで行われる最初の冬季オフシーズンテストでサーキットへと戻り、2008年シーズンへ向けた準備を開始する。

ヤルノ・トゥルーリ : カーナンバー12
シャシー:TF107/03



決勝 : 8位
タイヤ選択 : ソフト/ソフト/ソフト/スーパーソフト
グリッド : 8番手

「久しぶりのポイント獲得でシーズンを締め括ることが出来、満足している。多くのレースで激しく攻めたにも関わらず運に恵まれないシーズンを過ごして来たが、最終戦は順調だった。今日の全てはタイヤとの戦いであった。我々は3回ピット作戦という賭けに出たが、最終的に8位でフィニッシュ出来たのはとても良い結果だ。また、チームにとっても、冬季オフシーズンへ向けて良い励みとなった。厳しいシーズンを過ごして来たが、我々は諦めることなく戦って来たということで、全てのスタッフに感謝したい。このことは最も重要なことである。何故なら我々は未来を見据え、パフォーマンスの改善を進めていかなければならないからだ。我々にはポテンシャルがあると信じており、来年はグリッド上位に戻れると思う。このレースは、ラルフ・シューマッハーとチームメイトとして走る最後のレースとなった。我々は3年に渡ってフェアに、激しく競い合い、共にチームを発展させるために働いてきた。彼の輝ける将来を祈っている」

ラルフ・シューマッハー: カー・ナンバー11
シャシー:TF107/05



決勝 : 11位
タイヤ選択 : ソフト/ソフト/スーパーソフト
グリッド : 15番手

「今日は非常に暑い一日であったが、それは問題にはならず、“TF107”も好調だった。序盤はやや苦しい戦いとなったが、その後は良かった。スタートではトロロッソの2台に挟まれ、若干ポジションを落としてしまった。しかし、そこからは比較的良いレースであった。私にとってパナソニック・トヨタ・レーシングでの最後のレースとなり、確かに、3年間を共にしたチームを去るのは残念だ。今シーズンは結果だけ見れば厳しいシーズンであったが、我々はベストを尽くして挑み、単にそれが上手く行かなかったということだ。チームは本当にハードな作業をこなし、シーズンの間にも“TF107”に多くの変更を行って来た。ファクトリーやレース、テストの現場などでチームと共に働くことは喜びであった。私はこのチームで過ごした時間を楽しんで来た。将来チームメンバーと再会し、杯を交わせるのを楽しみにしている」

新居章年 : 技術コーディネーション担当ディレクター

「1ポイントを獲得し、良い形で最終戦を終えることが出来、嬉しい。来シーズンは速くて強い車を準備し、戻って来たい。シーズンを通し、応援頂いたファンの皆様に感謝申し上げたい」

山科忠 : TMG会長 兼 チーム代表

「シーズン最終戦でポイントを獲得出来たことは非常に嬉しい。ヤルノ・トゥルーリは良い仕事をしてくれた。今日のようなレースこそが我々の目指していたレースだ。1周目でグリッドポジションを維持することは重要だ。それが出来れば、今日のようなレースが戦える。残念ながらラルフ・シューマッハーの1周目は上手く行ったとは言えなかったが、彼もベストを尽くし、トップ10入りも可能だっただろう。ラルフ・シューマッハーは第1コーナーで空力部品の一部を失い、ホイールナットにもダメージを受けるなどのトラブルに見舞われ、最初のピットストップでポジションを落としてしまった。3年間をチームと共に戦ってくれたラルフ・シューマッハーには本当に感謝している。彼のチームへの貢献はとても大きく、輝ける未来を願っている。また、この週末はサードドライバーのフランク・モンタニーにとっても最後のレースとなるが、彼は2007年の残りの期間も我々と共にテストを続けてもらうこととなる。もちろん我々は今日のポイント獲得への復帰という結果をバネに、来シーズンへ向けて可能な限り最高のF1カーを開発するべく、全力を尽くす」

Result
1 K・ライコネン フェラーリ
2 F・マッサ フェラーリ
3 F・アロンソ マクラーレン
4 N・ロズベルグ ウィリアムズ
5 R・クビサ BMW
6 N・ハイドフェルド BMW
7 L・ハミルトン マクラーレン
8 J・トゥルーリ トヨタ
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