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Grand Prix Tests
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F1ヘレス合同テスト終了 2005年シーズンのテストスケジュールに幕
リカルド・ゾンタ、フランク・ペレラにオリビエ・パニスを加え、冬季休暇中の開発へデータ収集
 
2005年12月15日(木)(スペイン・ヘレス発)
 

12月15日(木)、パナソニック・トヨタ・レーシングはシーズン最後となるスペイン・ヘレスでのF1合同テストを終えた。F1GPの歴史で最多レースを戦った2005年のレースシーズンと同様に、忙しかったテストプログラムも幕を閉じることとなり、14日(水)の夜、テストチームはノンアルコールのパーティを楽しみ、英気を養った。しかし、15日(木)は早朝7時にはサーキットへと戻り、新しいタイヤサプライヤーのブリヂストンと共に、より多くのセットアップとタイヤ評価を行った。

スケジュールの大半は、新型“TF106”シャシーの性能をブリヂストンタイヤに最適化するために、異なる空力セットアップを試すことに集中した。また、今回のシーズン最後となるテストでは、V8エンジンに関するデータを可能な限り収集することも重要であった。それによって、エンジン開発部門が、3月12日に行われる開幕戦バーレーンGPへ向けて、長い準備時間を必要とするエンジン部品の最終決定を行えるからである。

リカルド・ゾンタは今回のヘレス合同テストにおいて、3日間を通して新型“TF106”のテストを担当した。そして、3日間を1日半ずつに分けて、オリビエ・パニスと、2001年からのトヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラムの一員であるフランク・ペレラがテストを行った。フランク・ペレラはF1のスーパーライセンスを獲得するために必要な300kmを走破するとともに、F1カーのドライブと、チームのためにテストを行うという両面でより多くの経験を積んだ。フランク・ペレラはこれまでにレース前のシェイクダウンテストの経験はあったが、今回のような本格的なテストに参加するのは2度目であり、従来型V型10気筒エンジン搭載のF1カーをドライブしたのは、約14ヶ月も前のことであった。

リカルド・ゾンタ: TF106/02
ベストラップ:1分20秒035
周回数:106周
走行距離:469.368km

「我々は3日間に渡って非常に多くを学び、正しい方向へ向かっていることを確認出来た。今日は、チームにとって重要な、いくつかのタイヤテストとロングランテストを行った。今日はあまりセットアップを変えることはなかったが、多くのデータを収集出来た。特にタイムアタックは行わず、タイヤプログラムに集中した。コースの路面コンディションはめまぐるしく変わり、何度も赤旗で中断を余儀なくされるなど、有意義なテストのために必要な、安定したコンディションでのテストは難しかった」

オリビエ・パニス: TF106/01
ベストラップ:1分20秒342
周回数:93周
走行距離:411.804km

「再び元気にF1テストに復帰出来たことを喜んでいる。そしてチームも良い働きをしている。今回は、水曜日と、今日木曜日の2日間、ドライコンディションでのテストを行った。新型“TF106”は好印象で、V型8気筒エンジンも、私が最後にテストした時に比べ、多くが改善されていた。新しいパッケージは運転しやすく、非常に良い状態だと思う。タイヤサプライヤーを変更した時は、いつも多くの作業が待っているものであり、年が明けてからも、我々はブリヂストンと共にハードなテストを続けていくことになるだろう。水曜日には、軽い降雨に見舞われたために、ブリヂストンのウェットタイヤを試すチャンスにも恵まれた。とても速く、信じられない性能であった。まるで、ほとんどドライコンディションで走っているかのようだった。本当に“TF106”は好調で、今日も多くの周回を重ね、非常に納得できるタイムを刻むことが出来た」

ディーター・ガス: チーフ・レース・エンジニア

「全体的に見て、満足出来るテストとなった。新しいタイヤについてより多くを理解し、新型“TF106”の開発が良い状態にあることを証明出来た。若干のメカニカルトラブルにも見舞われたが、特に心配するようなものは無かった。オリビエ・パニスとリカルド・ゾンタ共に、充実したテストをこなし、プログラムを遂行してくれた。フランク・ペレラに関しては、新型“TF106”を初めてテストしたにも関わらず、上手くやってくれた。彼は木曜日にちょっとした技術的な問題で走行を制限されてしまったが、それがなければ、より多くの経験が出来たはずなので、少し残念だ」