パナソニック・トヨタ・レーシングは、2月7日(火)から3日間、スペインのヘレス・サーキットで行われているF1合同テストに参加している。テスト初日は、サード・ドライバーのリカルド・ゾンタと、テスト・ドライバーのオリビエ・パニスが参加。明日からの2日間は、レース・ドライバーのヤルノ・トゥルーリとラルフ・シューマッハーがテストを続行する。開幕戦バーレーンGPまで一月余りとなり、3月から4月上旬にかけての、開幕3戦の“遠征戦”へ向けて、テストはより重要度を増している。
リカルド・ゾンタ: TF106/01
ベストラップ:1分20秒162
周回数:85周
走行距離:376.380km
リカルド・ゾンタは、タイヤ評価とサスペンションセットアップの作業を行った。
「今日はロングランテストを行い、“TF106”についてより多くのことを学べた一日であった。いくつかの異なるダンパーを試し、進化を成し遂げることが出来、満足している。“TF106”の車体後部に関してもほぼ完璧な感触だった。他にも、いくつか興味深い開発を進めることが出来、明日にはそれらを本戦のレース・ドライバーが試せるだろう。」
オリビエ・パニス: TF106/02
ベストラップ:1分20秒339
周回数:79周
走行距離:349.812km
オリビエ・パニスは最新のブリヂストン製リアタイヤの開発を行い、満足できる結果を得た。
「午前中は先週のバレンシアテストで試したタイヤを評価した。それらはかなり有望で、全てに満足している。ブリヂストンタイヤは、着実に進化を果たしていると思うが、我々はまだ、新しい空力パーツを待っている状態であり、残るテストでそれを試すまで本来の評価は待つことになる」
ゲルト・プファイファー: テスト・チーム・マネージャー
レーシングカーの性能を測る上で、タイヤは最も大きな要素であり、パナソニック・トヨタ・レーシングにとって、ブリヂストンタイヤのプログラムは、シーズン前のテストで最も重要なものである。
「今日は良い一日であった。我々はタイヤとショックアブソーバーについて異なるセットアップを試し、明日からヤルノ・トゥルーリとラルフ・シューマッハーが利用出来る多くの情報を収集した。我々はまだタイヤと車体とをマッチングさせることに全力を注いでいるが、今日は、2台のエンジンが、予想されていた耐久走行距離を超えたというのは良いニュースであった」 |