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Grand Prix Tests
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F1モンツァ合同テストに参加。
北米での遠征2連戦へ向けセットアップ

R.シューマッハーとJ.トゥルーリ、R.ゾンタとO.パニスの4人が揃い充 実したテストを遂行
 
2006年6月15日(木)(イタリア・モンツァ発)
 

パナソニック・トヨタ・レーシングは、6月13日(火)から15日(木)まで の3日間、イタリア・モンツァ・サーキットで行われたF1合同テストに参加し た。初日となった13日(火)はリカルド・ゾンタとオリビエ・パニスがテスト を行い、14日(水)と15日(木)は、ラルフ・シューマッハーとヤルノ・ト ゥルーリ、2人のレースドライバーがテストを続行し、主に、次週に迫ったカナ ダGPとアメリカGPの北米2連戦を照準としたテストを行った。カナダGPの 行われるモントリオールのコースは、ブレーキに関して非常に厳しく、また、比 較的低いダウンフォースを要求するため、モンツァは代表的なテスト場所となっ ている。また、チームは8月に再び同コースでイタリアGPへ向けたセットアッ プ作業のためテストを行う予定である。

ラルフ・シューマッハー : TF106/09
ベストラップ:1分24秒310
周回数:127周
走行距離:735.711km

「エンジンの電子系トラブルのためにやや時間を失ったが、多くの成果を挙げた。 大西洋を渡って北米で行われる2連戦を目前に控えたテストで、タイヤとサスペ ンションのテストに加え、予定されていた異なるリアウィングを試した。セット アップ作業の大部分は成功裏に終わり、北米2連戦で良いレースが戦えることを 期待している」

ヤルノ・トゥルーリ : TF106/06
ベストラップ:1分24秒040
周回数:128周
走行距離:741.504km

「通常よりも低いダウンフォースでの走行に専念し、また、ハードブレーキング でのより高い安定性を確認するなど、典型的なカナダGPへ向けたテストを行っ た。また、いつも通り、大規模なタイヤテストも実行した。確実なタイヤ選択が 出来るところまで持ち込めたという確信がある」

リカルド・ゾンタ : TF106/06
ベストラップ:1分24秒660
周回数:74周
走行距離:428.682km

「今回のテストにおける主な項目は、カナダGPへ向けたタイヤテストとセット アップ評価であった。若干のサスペンション修正を試し、続く2日間に2人の レースドライバーがテストを行う前に、それを実証するのが目的であり、有意義 な進化を確認出来た」

オリビエ・パニス : TF106/09
ベストラップ:1分25秒420
周回数:78周
走行距離:451.854km

「カナダGPへ向けたブリヂストンのタイヤ評価に取り組んだが、それが私のテ ストプログラムの中で最も重要な項目であった。序盤は振動に苦しみ、やや作業 が遅れたものの、最終的には納得行くだけの周回をこなすと共に、十分な進歩を 遂げることが出来た。カナダGPでは、タイヤ選択は柔らかいものを選ぶ傾向が あるが、それは、ブレーキングの大部分が直線で行われ、横方向への影響は大き くないためだ。低速コーナーからの立ち上がりにおけるトラクションもまた非常 に重要であり、カナダGPへ向けたテストでは、その殆どがブレーキング中およ び低速コーナーからの加速において、タイヤから最大限の能力を引き出すべく、 サスペンションをセットアップすることに専念する」

ゲルト・プファイファー : チーフ・テスト・エンジニア

「カナダGPの行われるモントリオールでは、ハードブレーキングでの安定性と、 同様に良いトラクションが重要となる。このため、ブレーキに関する作業と、異 なるキャンバーなどの設定下でサスペンションに関する実験を行った。全体的に テストは順調に進んだが、ラルフ・シューマッハーにエンジンのミスファイアが 起き、若干時間をロスした。それは新しく組み立てられたクルマだったが、その 日の終わりには問題解決し、進化を遂げることが出来た。また、カナダGPとアメ リカGPへ向けた全てのタイヤプログラムに専念した」