- Round1
- TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race Rd.1 ツインリンクもてぎ
クラブマンシリーズ レポート
2016年の初戦を松原怜史選手が制し、昨年から3連勝
毎戦プロフェッショナルシリーズよりも多くの台数が集まるクラブマンシリーズ。初戦となったツインリンクもてぎラウンドは、45台のフルグリッドを越える52台がエントリー。そのため予選は2クラスに別けた走行となった。
4月2日(土)に行なわれた予選は、1組目で走行した♯128松原怜史選手が2分20秒067のコースレコードでポールポジションを獲得。2組目は♯600小野田貴俊選手が2分21秒042をマークし、2番手を奪取した。
予選終了から3時間を空け、惜しくも決勝Aレースへ進出できなかった6名による決勝Bレースが実施。3番手スタートの♯414田中大作選手がトップチェッカーを受けた。
4月3日(土)の決勝Aレースは、明け方から降った雨により路面がウエットとなり、難しいコンディション。
10周のレースで好スタートを切ったのは3番手スタートの♯84橋本洋平選手で、3コーナーまでに2番手に浮上し、さらにトップを走る松原選手を追うが攻略するまでには至らず。1周目を終えて、コントロールラインを松原怜史選手、橋本選手、小野田選手の順番で通過。3台でのトップ争いはその後も続き、後続よりも1秒ほど速いラップタイムで4位以降を引き離すことになった。中盤を迎えた6周目に3番手の小野田選手が橋本選手をパスし、トップの松原怜史選手を追う。小野田選手はファステストラップをマークし猛追すると、松原怜史選手の差はファイナルラップまでにコンマ6秒まで縮まった。だが、松原怜史選手も要所を抑えて、2016年の初戦を制覇。この勝利により昨年からの連勝も3に伸ばし、今年のチャンピオンシップを引っ張る第一候補となった。
2番手は最終的にコンマ3秒まで差を詰めた小野田選手、3番手には♯75手塚祐弥選手が入った。途中までトップ争いを行なっていた橋本選手は、最終周にマシントラブルが発生し、コースサイドにマシンを止めることになった。
リザルト(決勝A)
Rank | Driver | Car name | Total time | Gap |
---|---|---|---|---|
1位 | 松原 怜史 | asset・テクノ・BS・86 | 25'25.460 | - |
2位 | 小野田 貴俊 | ネッツ東埼玉ワコーズED86 | 25'25.847 | 0.387 |
3位 | 手塚 祐弥 | 栃木スパルOTモチュールBRZ | 25'39.708 | 13.861 |
4位 | 松原 亮二 | N群馬FKジースパイスμ86 | 25'41.024 | 1.316 |
5位 | 花里 祐弥 | 埼玉トヨタ・エンドレス86R | 25'41.657 | 0.633 |
リザルト(決勝B)
Rank | Driver | Car name | Total time | Gap |
---|---|---|---|---|
1位 | 田中 大作 | ネッツ東京素人運転またくる86 | 25'04.523 | - |
2位 | 泉 竜太 | p・muワコーズNAVUL86 | 25'08.402 | 3.879 |
3位 | 鈴木 祐子 | Kpowers BRZ | 25'18.274 | 9.872 |
4位 | 羽鳥 明 | ケミストBRZ | 25'21.033 | 2.759 |
5位 | 片岡 照仁 | ミート・フリー・マンデーBRZ | 26'21.919 | 1'00.886 |
Pickup Clubman
クラブマンシリーズを熱く盛り上げる実力派ドライバー達
#128 松原怜史選手
予選1組 1位 決勝A 1位
「予選はセットアップが決まって好タイムがマークできました。決勝は前半でマージンを作れたのですが、後半になって小野田さんが追い上げてきて、最終周はポジションを守るのに必死でした。有効ポイント4戦の中で勝てたことは非常に嬉しいです」と薄氷の勝利に笑みを浮かべていた。参戦するクラブマンシリーズについては「お客さんと参戦しているので、こちらを選んでいます。希望としてはクラブマンで勝ってプロへ移行したいです」と今後のプランを語ってくれた。
#600 小野田貴俊選手
予選2組 1位 決勝A 2位
決勝を振り返って、「あと一歩のところまでは詰め寄れたのですが、松原さんも上手いので抜くには至らなかった。ですが、ファステストラップが取れたので速さは確認できたので良かったです」と次戦以降も期待できるコメントだった。クラブマンシリーズについては、「アマチュアドライバーが競い合う究極のレースだと思っています。参加者はみんな他の仕事があるので、限られた中で速さを磨いているのが楽しいとこです」と魅力を語っている。
#62 松原亮二選手
予選1組 3位 決勝A 4位
「今年はタイヤが変わって、まだ特性が掴めていない状態です。なので予選がドライで決勝がウエットだった今戦は難しい状況になりました。トップ3台のラップタイムでは走れなかったので、4位という順位には満足しています」と決勝レースを振り替えった。クラブマンシリーズについては、「ディーラーチームから参戦しているので、お客さんが出場してみたいと言われたときのテストケースとして参戦しています」と参戦理由について話している。
#84 橋本洋平選手
予選1組 2位 決勝A 40位
「良いスタートが切れて、1周目に2番手まであがることができました。その後は一進一退のバトルでしたが、後半になってガス欠症状が出てしまい、最終的にはコース上でストップしてしまった。ガソリンは残っていたので、原因は調査中です」と悔しい結果となった決勝レースについて話してくれた。クラブマンシリーズに参戦する理由については「自分たちでメンテナンスをして、自走して帰ることを考えるとクラブマンシリーズが最適なカテゴリーになります」とのことだった。
次戦予告
- TOYOTA GAZOO Racinf 86/BRZ Race 第2戦
- 開催予定:2016.4.23 ~ 24
場所:岡山国際サーキット
※プレビューページは2016年4月中旬公開予定です。
関連リンク
-
2016 TOYOTA GAZOO Racing
プレスカンファレンス
TOYOTA GAZOO Racingは、「クルマを操る」「クルマで走りを楽しむ」といったクルマ本来の魅力を楽しんでいただく場を、全国の地域やサーキット等と連携し提供します。 -
86/BRZ Raceとは
国内Aライセンスがあれば参加可能。本格FRスポーツカーを操って楽しめる数少ないワンメイクレースです。 -
86PROFESSIONAL Drivers
日本のトップドライバーたちが、86/BRZ Raceの魅力を語る! -
Enjoy Motorsports
初心者はもちろんベテランまで、たくさんの方が楽しめる、それが参加型のモータースポーツです!