Round2
TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race Rd.2 オートポリス
プレビュー

2年ぶりの開催となるオートポリスはコース改修もあり激戦必至となる

 4月1日~2日にツインリンクもてぎラウンドで幕を開けた2017年の「TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race」。第2戦の舞台となるのは、大分県日田市のオートポリスになる。
 オートポリスは、昨年4月の熊本地震によってレーシングコースやピットビル、ロイヤルルームなどが被災してしまった。レーシングコースは亀裂が入り一部が隆起、ピットビルやロイヤルルームも亀裂や破損があり、復旧が進められてきた。関係者の尽力もあり、震災から半年後の昨年10月には営業が再開している。
 昨シーズンは、熊本地震の影響によってレースがキャンセルしたため、86/BRZがオートポリスに戻ってくるのは2年ぶりとなる。5月7日(日)に開催される第2戦にエントリーしたのは、プロフェッショナルシリーズが26台、クラブマンシリーズが36台の計62台。2年前のエントリーが計44台(プロフェッショナル31台、クラブマン13台)だったので、大幅に台数が増えることになった。第2戦のオートポリスラウンドは、予選と決勝を1日で実施するワンデー開催になる。

開幕戦で見えた2017シーズンの戦力図とオートポリスでの見所とは!?

 開幕戦のツインリンクもてぎラウンドは、プロフェッショナルが♯1佐々木雅弘選手、クラブマンが♯600小野田貴俊選手の両ドライバーが優勝した。
 佐々木選手は、予選から他を寄せ付けないタイムでポールポジションを獲得し、決勝レースでも後続の展開を見ながらのレース展開でトップチェッカーを受けた。ディフェンディングチャンピオンとして今シーズンを戦うことになる佐々木選手だが、プレッシャーを感じさせない圧倒的なパフォーマンスをみせている。誰が佐々木選手の前に出るのかが、オートポリスを含めた今後のレースでの見所となるだろう。
 一方のクラブマンは、ブリヂストン POTENZA RE71Rとヨコハマタイヤ ADVAN A052を履くドライバーの激戦となっている。初戦の予選ではブリヂストンを履く♯84橋本洋平選手が他を圧倒するタイムでポールポジションを獲得した。だが、決勝レースではヨコハマタイヤを履く小野田選手や♯38神谷裕幸選手が意地をみせて、ワンツーフィニッシュを遂げた。
 オートポリスラウンドでは、プロフェッショナルは「佐々木選手の連勝を止められるか」、クラブマンでは「タイヤメーカーの争い」が注目のポイントになる。

震災から復旧を遂げつつあるオートポリスと阿蘇周辺のアクセス

 前述のように熊本地震で被災したオートポリス。レーシングコースは、2コーナー付近から100Rまでの約1kmにかけて舗装が張り替えられた。当然だが、舗装が張り替えられた箇所はグリップが高くタイムが伸びることが予想される。コースの約1/4が張り替えられたことによって、レース展開に影響があるかもしれない。
 そして、観戦に訪れる人に注意して欲しいのが、ロイヤルルームへの立ち入り禁止や、サーキット内には復旧作業の影響で入れないところがあること。加えて、熊本方面から訪れる場合は「ミルクロード」が崩落してしまった阿蘇大橋の迂回路となっているので、従来よりも混雑することが予想される。時間には余裕をもって来場して欲しい。
 予選、決勝が行なわれる5月7日には「AUTOPOLIS 86 Style with BRZ 2017」が併催され、多くのコンテンツも用意されているので、ぜひこの機会にオートポリスに足を運んでもらいたい。

イベント情報

イベント情報

TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceをテレビで観戦!

MOTOR GAMES TV

全戦の模様が、CSのスポーツチャンネルJ SPORTS 3の番組「MOTOR GAMES TV」にて放映決定!レースの模様から裏側まで、観戦がもっと楽しくなる情報をお伝えします。

第2大会 第2戦オートポリス 放送スケジュール
5月29日(月)21:00~21:30(*放送後にはTOYOTA GAZOO Racing WEBサイトにて番組動画を公開する予定です。)

INFORMATION

開催場所 サーキット:オートポリス
住所 〒877-0312 大分県日田市上津江町上野田1112-8
TEL:0973-55-1111
URL:http://www.autopolis.jp/