Round3
TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race Rd.3 富士スピードウェイ
プレビュー

後期モデルのセットアップも進みつつあり
コースレコード更新が期待されるレース展開

 4月第1週に開幕を迎えた2017年シーズンの「TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race」。ゴールデンウィークの最後日に開催されたオートポリスラウンドを経て、第3戦が富士スピードウェイで6月3日(土)、4日(日)に実施される。
 2013年にシリーズがスタートしたときの開幕戦の舞台にもなった富士スピードウェイは、毎回シリーズで最多のドライバーがエントリーする激戦必至のレース。


 5月22日現在の暫定となるが、今戦もプロフェッショナルシリーズに35台、クラブマンシリーズに90台の合計125台がエントリーしている。
 プロフェッショナルは、初戦が27台、第2戦が26台のエントリーだったが35台へと増えていて、クラブマンに関しては初戦の59台、第2戦の35台から一気に90台へとエントリー台数が大幅に増加。富士スピードウェイのフルグリッドは45台になるので、決勝Bレースもフルグリッドの状態で競われることになる。

プロフェッショナルは後期モデルへの知見を増し予選から緊迫したタイムアタックが期待される

 今シーズンから後期モデルのみの戦いとなったプロフェッショナルシリーズ。全車が新車となったことで、チームやドライバーともにそれまでのセッティングデータなどがリセットされた。開幕戦は昨シーズンのシリーズチャンピオンで、オフシーズンにもっとも後期モデルのテストを行ってきた♯1佐々木雅弘選手が、圧倒的なパフォーマンスを見せつけて優勝を奪取。だが、第2戦のオートポリスでは、各ドライバーやチームともにここでの走行機会が少ないながらも、他のサーキットでテストを重ねてきたこともあり、上位陣は混戦となり♯31青木孝行選手がポールトゥウィンを飾った。
 富士スピードウェイについては、各ドライバーともに豊富にテストを行っている様子が見受けられる。よって、マシンのセッティングも進んでいることが予想され、昨年の特別戦で記録されている2分4秒481のコースレコードが更新される可能性もある。各マシンのセットアップが進むにつれてタイム差もなくなるはずで、よりワンメイクらしい緊迫した接近戦が繰り広げられることになる。

前・後期が入り交じるクラブマンは得意なセクターが異なる

 クラブマンの開幕戦は前期モデルに乗る♯600小野田貴俊選手、第2戦は後期モデルに乗る♯771菱井將文選手が優勝を飾っている。後期モデルは、エンジン出力のアップやボディ剛性が上がったことが前期モデルとの異なる点になる。後期モデルは進化を遂げているが、前期モデルでも十分に優勝争いを行なえることは初戦と2戦目で証明済み。
 また、前期モデルと後期モデルはファイナルギア比の違いにより、コーナーによって使用するギアが異なってくる。後期モデルはセクター1、2で速いというが、登りセクションのセクター3は前期モデルに分があるようだ。決勝レースでは、前期モデルvs後期モデルの抜きつ抜かれつのバトルが繰り広げられるかもしれない。

TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceをテレビで観戦!

MOTOR GAMES TV

全戦の模様が、CSのスポーツチャンネルJ SPORTS 3の番組「MOTOR GAMES TV」にて放映決定!レースの模様から裏側まで、観戦がもっと楽しくなる情報をお伝えします。

第3大会 第3戦富士スピードウェイ
6月26日(月)21:00~21:30(*放送後にはTOYOTA GAZOO Racing WEBサイトにて番組動画を公開する予定です。)

INFORMATION

開催場所 サーキット:富士スピードウェイ
住所 〒410-1307 静岡県駿東郡小山町中日向694
TEL:0550-78-1234
URL:http://www.fsw.tv/