- Round5
- TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race Rd.5 第6戦 十勝スピードウェイ
クラブマンシリーズ レポート
♯75手塚祐弥選手がポールトゥウィンで今シーズン初優勝を飾る
2連戦のダブルヘッダーとなった十勝スピードウェイラウンドは、29日(土)の第5戦に引き続いて30日(日)に第6戦が開催された。
今回の十勝スピードウェイラウンドは、1大会で2戦を開催するということで独自の競技方法によって争われることになった。29日(土)の第5戦は、予選と10周の決勝レースが行なわれたが、第6戦は予選を実施せず、第5戦の決勝でのベストラップ順にスターティンググリッドが決められる。第5戦のファステストラップを記録したのは、3位でチェッカーを受けたもののレース中の接触によってペナルティを受け11位となった♯75手塚祐弥選手。2番手は第5戦で2位になった♯500小野田貴俊選手、3番手はリタイヤを喫してしまった♯84橋本洋平選手、4番手はポールトゥウィンを飾った♯38神谷裕幸選手、5番手は3位となった♯771菱井將文選手と、トップ5はクラブマンシリーズのシリーズランキングを争うドライバーが並んだ。
ポールポジションスタートの手塚選手が
盤石のレース展開でトップチェッカー
第6戦のクラブマンシリーズに出走したのは、第5戦と同様の27台で、天候は29日の第5戦と同様に快晴でドライコンディション。予定通りの正午にフォーメーションラップがスタートし、14周の決勝レースが幕を開けた。
ポールポジションの手塚選手は、好スタートを切って1コーナーをトップで通過。2番手スタートの小野田選手もポジションをキープしたが、3番手スタートの橋本選手は神谷選手に交わされてポジションを落としてしまう。1周目のコントロールラインは手塚選手、小野田選手、神谷選手、橋本選手、菱井選手の順番でクリア。2周目に入るとトップ争いをする手塚選手と小野田選手が逃げ、一気に神谷選手と橋本選手をパスして3番手に上がった菱井選手以下の3台がトップ2を追いかける展開となる。3周目には4番手を走っていた橋本選手がマシントラブルにより惜しくも戦線を離脱。よって、トップ争いは手塚選手、小野田選手、菱井選手、神谷選手の4台に絞られた。
レースが中盤に入る6周目になるとトップを快走する手塚選手が小野田選手に1.7秒の差をつけて逃げ切りを狙う。後続は、7周目には4番手を走行する神谷選手がファステストラップをマークし3番手の菱井選手に詰め寄る。一方で2番手を走行していた小野田選手はペースが鈍り、8周目には菱井選手に、9周目には神谷選手に抜かれて4番手まで順位を落としてしまう。2番手以降の順位が入れ替わる中で、トップの手塚選手は10周目には後続と4秒以上のギャップを築き、トップチェッカーが見え始める。その後方で2番手争いは激化し、神谷選手がテールトゥノーズで菱井選手にプレッシャーを掛け続ける。しかし、菱井選手は隙を見せずポジションを守る。ファイナルラップまで攻防は続いたが、菱井選手が2番手を死守し、神谷選手は3番手となった。
ポールポジションスタートから14周に渡りトップを走り続けた手塚選手は、見事にトップチェッカーを受けて、今シーズン初優勝を達成。2位には菱井選手、3位には神谷選手、4位には小野田選手、5位には第5戦で4位となった♯130松井宏太選手が入った。
リザルト
Rank | Driver | Car name | Total time | Gap |
---|---|---|---|---|
1位 | 手塚祐弥 | 栃木スバルBSBRZ P.MU | 23'07.431 | - |
2位 | 菱井將文 | CUSCO BS 86 | 23'10.958 | 3.527 |
3位 | 神谷裕幸 | N中部ミッドレススノコ86 | 23'11.554 | 4.123 |
4位 | 小野田貴俊 | ネッツ東埼玉ワコーズED86 | 23'16.874 | 9.443 |
5位 | 松井宏太 | ネッツ青森アップルRC86YH | 23'26.000 | 18.569 |
優勝者コメント
シーズン前半戦は厳しい戦いだったのですが
ようやく結果がでて嬉しいです
♯75手塚祐弥選手
「昨日の第5戦は接触してしまったので、今日は優勝できて本当に嬉しいです。ポールポジションのスタート位置はレコードライン側なので、トラクションの掛かりは良いはずと思っていました。なので、いつも通りにスタートしたら想像通りの加速ができ1コーナーをトップで通過できました。スタートから5周目くらいまでは集中してプッシュし、後続とのギャップを作ることに専念しました。中盤から後半にかけては、ライバル勢のタイヤが厳しくなってきたようで、展開的には助かりました。第3戦の富士スピードウェイラウンドからタイヤのグリップを最大限に使う走り方に変えていて、それがやっと結果に繋がりました」
次戦予告
- 2017 TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 第6大会 第7戦
- 開催予定:2017.9.1 ~ 2
場所:富士スピードウェイ