SUZUKA
TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 2019
クラブマンシリーズの
2クラス化や
1大会2ヒート制など
大幅に規定を変更した
7年目のシーズン
2013年にナンバー付きNゼロ規定のTOYOTA 86とSUBARU BRZを用いてシリーズが始まったTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race。毎年、シーズン開幕前にはエントラントや観客がさらに魅力を感じてもらえるように変革を実施してきた。7年目となる今シーズンは、2015年にプロフェッショナルシリーズとクラブマンシリーズの2クラス制に移行して以来の大きなレギュレーション変更を行なった。
まず、クラス分けは、クラブマンシリーズが「エキスパートクラス」と「オープンクラス」の2クラス制へ移行。エキスパートクラスは公式予選と決勝レースで使用するタイヤが未使用に限定され、公式車検時にマーキングを施すまで未使用の状態を保つことが義務づけられる。これまでもプロフェッショナルシリーズでは、公式予選で未使用タイヤの装着が既定されていたが、エキスパートクラスも同様のレギュレーションとなる。
オープンクラスは、過去のクラブマンシリーズで年間ランキングのトップ10を獲得したドライバーの参戦ができない。いわば、純粋なクラブマンレーサーのみを対象にしたエントリークラスとなる。
プロフェッショナルシリーズは昨シーズンと同様で、主催者から認定を受けたプロドライバーやプロドライバーと肩を並べて走りたいクラブマンレーサーとの戦いだ。
このようにクラブマンシリーズが2クラス制で、プロフェッショナルシリーズの計3クラスによって2019年シリーズは競われることになった。また、これまでは十勝スピードウェイなどの限られたサーキットのみで用いられていた1大会2ヒート制を、年間8大会中5大会で実施する。1大会2ヒート制の場合は、予選は1ヒート目の前に行なう1回だけ。1ヒート目のスターティンググリッドはこの予選の結果になるが、2ヒート目のスターティンググリッドは、1ヒート目のレース結果を用いる。1ヒート制、2ヒート制でも使用できるタイヤは4本に限られているので、2ヒート制の場合はタイヤの摩耗を考えながらレースを行なう必要が出てくるかもしれない。
シリーズポイント制度は1ヒート制だと昨シーズンと同様で、1位の20ポイントから10位の1ポイントまで順番に決められたポイントが付与される。2ヒート制の場合は、1ヒート終了時点で1位が10ポイント、2位が7.5ポイント、3位が6ポイントで10位までポイントを与える。加えて、2ヒート終了時の総合成績では1位が20ポイント、2位が15ポイント、3位が12ポイントで10位までポイントが付く。2ヒート制の場合、2つのヒートそれぞれのを完走することがポイント付与の条件となる。2つのヒートを制すると30ポイント、さらにポールポジション、2回のヒートのファステストラップをそれぞれ獲得すると最大33ポイントが可能となる。
そして、クラブマンシリーズとプロフェッショナルシリーズともに全戦で獲得したポイントが有効になるため、1戦たりとも失敗することができないのだ。
開幕戦となる鈴鹿サーキットラウンドは1ヒート制で競われ、全クラスの予選とオープンクラスの決勝レースが3月23日(土)、エキスパートクラスとプロフェッショナルシリーズの決勝レースが3月24日(日)に実施される。
エントリーリストを確認するとオープンクラスが38台、エキスパートクラスが31台、プロフェッショナルシリーズが32台とほぼ均等に別れている。
オープンクラスでは、クラブマンシリーズのトップ10内を走ったことのあるドライバーもちらほら見受けられるので、経験豊富なクラブマンレーサーがどのようなバトルを見せるか期待したい。
エキスパートクラスは、2017年にシリーズチャンピオンを獲得した♯38神谷裕幸選手が地元の鈴鹿で実力を見せることが予想される。
プロフェッショナルシリーズは、シリーズチャンピオンのカーナンバー1を3年ぶりに付けることになった谷口信輝選手や、昨シーズンの終盤戦で2連勝を飾っている♯10菅波冬悟選手、♯17織戸学選手、♯60服部尚貴選手、♯88井口卓人選手、♯90阪口良平選手、♯97小河諒選手、♯98近藤翼選手など2018年シーズンのランキングトップ10のドライバーが中心となり、予選から白熱した戦いが見られるはず。また、ステップアップや初参戦、久々の参戦ドライバーとして、♯18中山雄一選手、♯25水谷大介選手、♯80宮田莉朋選手、♯906佐々木孝太選手、♯973新井大輝選手が挙げられ、巧みなドライバーの中でどのような活躍を披露するかも見物となる。
大きな変革を受けてスタートすることになる2019年のTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceは、3月23日(土)に鈴鹿サーキットで開幕する。
■開催日:
3月24日(日)ピットウォーク中
■イベント内容:
新型スポーツカー、GRスープラが鈴鹿サーキットを初走行します。ドライバーは、TOYOTA GAZOO Racing アンバサダー 脇阪寿一選手。 また、その助手席に座れる貴重なチャンスをかけた「じゃんけん大会」を、3月23日(土)にスーパー耐久オフィシャルステージで行われる、「86/BRZレース ドライバートークショー」で実施します。要チェックです!
詳細はコチラ
https://www.suzukacircuit.jp/s-taikyu_s/event/index.html#Supra
大会基本情報
- 日程:
- 3月23日(土)~3月24日(日)
- 開催サーキット:
- 鈴鹿サーキット
- 住所:
- 三重県鈴鹿市稲生町7992
- 1周距離:
- 5.807km
- コース幅:
- 9.2~15m
- コースレコード:
- 2'30.739 阪口良平
- 周回数:
- 8
- ヒート距離:
- 46.456km
- ヒート制:
- 1ヒート
- 最大決勝出走台数:
- 44台
コース図
SUZUKA TODAY
- mm
- °C
- °C
過去の結果
年度 | 優勝者 | 優勝タイム | FL記録者 | FLタイム | PP記録者 | PPタイム | |
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2018 | 菅波冬悟 | 20'26.241 | 菅波冬悟 | 2’32”543 | 菅波冬悟 | 2’31”089 | レポート >> |
年度 | 優勝者 | 優勝タイム | FL記録者 | FLタイム | PP記録者 | PPタイム | |
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2018 | 大島和也 | 12'54.117 赤旗により終了 |
庄司雄磨 | 2’34”123 | 大島和也 | 2’33”496 | レポート >> |
TOYOTA GAZOO Racing
86/BRZ Raceを
テレビで観戦!
全戦の模様が、CSのスポーツチャンネルJ SPORTS 3の番組「MOTOR GAMES TV」にて放映決定!レースの模様から裏側まで、観戦がもっと楽しくなる情報をお伝えします。
(※放送後にはTOYOTA GAZOO Racing WEBサイトにて番組動画を公開する予定です。)