TOKACHI
86/BRZ Race 2019 第6戦 十勝スピードウェイ
熾烈なシリーズチャンピオン争いの
キーポイントになる大一番
年間8大会で争われている2019年のTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race。7月6日-7日に富士スピードウェイで第5戦が実施され、シーズンの後半戦がスタートした。
第5戦の決勝レースは1ヒートのみの戦いで、プロフェッショナルシリーズは♯25水谷大介選手が、ポールトゥウィンで見事に初優勝を飾り、2位には♯88井口卓人選手、3位には♯7堤優威選手が入った。この結果によってポイントスタンディングは、トップが堤選手で62.5ポイント、0.5ポイント差で♯98近藤翼選手が追い、3位には51.5ポイントで♯90阪口良平選手が付ける。4位には初優勝した水谷選手で48ポイント、5位には46ポイントで♯1谷口信輝選手となっている。
第6戦は舞台を北の大地に移し、十勝スピードウェイで開催される。8月17日(土)に予選と第1ヒート、18日(日)に第2ヒートが組まれている。2ヒート制なので、一人のドライバーが最大で33ポイントを獲得できる。プロフェッショナルシリーズの上位5選手は16.5ポイントの僅差で並んでいるので、この十勝戦で大量ポイントを獲得できた選手がシリーズチャンピオンの候補になることは間違いない。
ただ、十勝スピードウェイは普段から頻繁にテストを行なえるコースではないので、このコースを得意としているドライバーやチームが上位に入ることが多い。谷口選手はこれまでの十勝戦で3勝を挙げていて、北海道出身の♯369平中克幸も強さを見せてきた。また、井口選手も2016年に優勝と2位という好成績を残している。ポイントスタンディングで1位の堤選手と2位の近藤選手が、ライバル勢にどのような戦いを見せるのかに注目したい。
クラブマンシリーズ・エキスパートクラスは♯84橋本洋平選手が、前回の富士戦でシーズン3勝目を獲得してライバル勢との差を拡げた。獲得ポイントは98で、2位の♯305水野大選手との差が21.5ポイント。十勝戦でのシリーズチャンピオン決定はないが、ポイント差をさらに拡げることができれば、次戦でのチャンピオン獲得が見えてくる。ポイントスタンディングに戻ると、3位は♯38神谷裕幸選手で67ポイント、4位は♯56鶴賀義幸選手で47ポイント、5位は♯760岩本佳之選手で45.5ポイントとなっていて、この5名にシリーズチャンピオンの権利が残っている。
クラブマンシリーズ・オープンは♯758安藤正明選手が83ポイントでリードしていて、2位には同じチームから参戦する♯759湯川祐太朗選手が63ポイントで追う。3位は♯40滋賀俊方選手で62ポイントを獲得している。安藤選手と湯川選手は十勝戦に出場しないので、志賀選手を含めたライバル勢がポイントを詰めるチャンスとなっている。
3クラスともに十勝戦でシリーズチャンピオンの決定はないが、シリーズの山場となることは間違いない。
第6戦の十勝戦は、プロフェッショナルシリーズが23台、クラブマンシリーズ・エキスパートクラスが16台、クラブマンシリーズ・オープンが10台の計49台がエントリー。クラブマンシリーズは両クラス合わせて26台なので、混走で競うことになる。
17日(土)には86/BRZで競うエコレースの「グリーンカップ」も併催される。この機会に十勝スピードウェイで激しいバトルを観るのはいかがだろう。
大会基本情報
- 日程:
- 8月17日(土) ~ 18日(日)
- 開催サーキット:
- 十勝スピードウェイ
- 住所:
- 北海道河西郡更別村字弘和477
- 1周距離:
- 3.405km
- コース幅:
- 13.5~15m
- コースレコード:
- 1'34"809 青木孝行
- 周回数:
- 14
- ヒート距離:
- 47.670Km
- ヒート制:
- 2ヒート
- 最大決勝出走台数:
- 36台
コース図
SARABETSU TODAY
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TOYOTA GAZOO Racing
86/BRZ Raceを
テレビで観戦!
全戦の模様が、CSのスポーツチャンネルJ SPORTS 3の番組「MOTOR GAMES TV」にて放映決定!レースの模様から裏側まで、観戦がもっと楽しくなる情報をお伝えします。
(※放送後にはTOYOTA GAZOO Racing WEBサイトにて番組動画を公開する予定です。)