TOKACHI
86/BRZ Race 2020 第4戦 十勝スピードウェイ
シーズン全5戦の折り返しに早くも到達
十勝の2レースを制するものが王者に近づく
本来ならば全8戦のシリーズで競われるはずだった2020年のTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race。だが新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、開幕戦の鈴鹿サーキット大会、第2戦の岡山国際サーキット大会、第3戦の富士スピードウェイ大会が中止となった。第4戦以降のスケジュールは調整されたものの、最終戦の岡山国際サーキット大会までが開催されることになり、全5戦のシリーズで2020年のチャンピオンシップを争うこととなった。
そのため、実質的な開幕戦となった7月25日-26日に開催の第5戦スポーツランドSUGO大会、8月30日に開催の第6戦オートポリス大会の2戦が終了したのみだが、すでに5戦中2戦が終了していて、9月26日-27日の十勝スピードウェイ大会が終わるとシーズンの折り返しを過ぎることになる。
8月末に行なわれたオートポリス大会は、予選と決勝レースを1日で実施する「ワンデー開催」でレースも1ヒートで競われた。開幕戦のスポーツランドSUGOは濃霧のためにクラブマンシリーズ・エキスパートクラスの決勝第1ヒートがキャンセルされ、クラブマンシリーズ・オープンクラスの決勝第2ヒートがセーフティカーランのまま終了するなど天候不良に悩まされたが、オートポリス大会は雷雨に苛まれることとなった。とくにプロフェッショナルシリーズの決勝レースは、レース途中から降りだした雨が急激に強まったためにセーフティカーが導入され、結果として10周の予定だったが7周終了時点で終了となった。荒れた展開となったスポーツランドSUGOとオートポリス大会だったため、十勝スピードウェイ大会はぜひとも好天のもとで開催してもらいたいところだ。
そんな第4戦は9月26日(土)に予選と決勝第1ヒート、27日(日)に決勝第2ヒートが実施される。エントリーリストを確認するとプロフェッショナルシリーズに24台、クラブマンシリーズ・エキスパートクラスに9台、クラブマンシリーズ・オープンクラスに14台の計47台が出走する予定となっている。
プロフェッショナルシリーズは2戦を終えた時点でポイントランキングの最上位にいる♯1谷口信輝選手がシリーズ3連覇に向けて歩みを進めるのか、それとも開幕戦でデビューウィンを飾った♯521川合孝汰選手、それともベテランの♯60服部尚貴選手や♯34佐々木雅弘選手がポイントを積み重ねてチャンピオン候補に躍り出るのか注目される。また北海道出身で十勝スピードウェイを得意とする♯369平中克幸選手がスポット参戦するところにも興味深い。前戦で並み居るプロドライバーを押さえて表彰台に登った♯305水野大選手は、昨年の同大会でクラブマンシリーズ・エキスパートクラスだがポールトゥウィンを飾っているので今戦も上位に食い込む可能性は高いだろう。十勝スピードウェイはパッシングが難しいコースだが、決勝第2ヒートはタイヤの摩耗の影響で順位が入れ替わることが多く、どのドライバーが大量ポイントを獲得するのか最後まで目が離せない。
クラブマンシリーズ・エキスパートクラスは9台のエントリーだが、ポイントランキング首位の♯556呉 良亮選手を筆頭にシリーズチャンピオンを争うドライバーが出そろう。台数が少ないが熾烈なバトルが繰り広げられることに違いない。
クラブマンシリーズ・オープンクラスはポイントランキング2位の♯124西澤嗣哲選手、3位の♯62咲川めり選手、5位の♯777山崎武司選手が中心の争いになってくるだろう。 どのクラスも今シーズンは5戦しかないため、3戦目だが十勝スピードウェイ大会を制するとチャンピオンシップが見えてくるはずだ。
大会基本情報
- 日程:
- 9月26日(土) ~ 27日(日)
- 開催サーキット:
- 十勝スピードウェイ
- 住所:
- 北海道河西郡更別村字弘和477
- 1周距離:
- 3.405km
- コース幅:
- 13.5~15m
- コースレコード:
- 1'34"809 青木孝行
- 周回数:
- 14
- ヒート距離:
- 47.670Km
- ヒート制:
- 2ヒート
- 最大決勝出走台数:
- 36台
コース図
SARABETSU TODAY
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TOYOTA GAZOO Racing
86/BRZ Raceを
テレビで観戦!
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(※放送後にはTOYOTA GAZOO Racing WEBサイトにて番組動画を公開する予定です。)