2023 Rd.2 AUTOPOLIS

GR86/BRZ Cup 2023 第2大会 オートポリス

    GR86/BRZ Cup 2023年 第2戦 オートポリス 大会情報

    新型車両では初開催となるオートポリス戦は
    セットアップも含めたチーム力が勝敗をわける

    昨年から新型車両と新たなレギュレーションによって競われることになった「TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup」の2年目のシーズンが、5月13日-14日にスポーツランドSUGOで幕を開けた。今季の開幕戦もプロフェッショナルシリーズが33台、クラブマンシリーズが40台と盛況となっていて、ワンメイクレースならではの激戦が全国各地で繰り広げられることになっている。

    両クラスあわせて70台を超えるエントリーを集めた2023年の開幕戦だが、プロフェッショナルシリーズでは昨シーズンとは異なる体制で参戦した♯293岡本大地選手が、予選で初のポールポジションを獲得する。決勝レースでもオープニングラップから後続とのギャップを築き、結果として2位に約4秒差でポールトゥウィンを飾った。

    岡本選手は2020年からプロフェッショナルシリーズに参戦し、ネクセンタイヤの開発ドライバーを担ってきた。これまでも表彰台に登る活躍をみせてきたが優勝経験はなく、この初優勝を機にさまざまな舞台での活躍が期待される。

    GR86/BRZ Cup 2023年 第2戦 オートポリス 大会情報
    プロシリーズ開幕戦でポールトゥウィン。初優勝を飾った♯293岡本大地選手

    一方のクラブマンシリーズは、昨シーズンも随所で活躍をみせてきた♯6咲川めり選手がポールポジションを獲得するが、決勝レースはスポーツランドSUGOを得意とする♯松井宏太選手がホールショットを奪うと、そのまま後続を押さえてトップでチェッカーを受けた。

    GR86/BRZ Cup 2023年 第2戦 オートポリス 大会情報
    クラブマンシリーズ開幕戦で優勝を飾った♯125松井宏太選手

    2023年シーズンの火蓋が切られたGR86/BRZ Cupの第2戦は九州に舞台を移し、大分県のオートポリスで6月11日(日)に開催される。オートポリス戦は予選と決勝レースを1日で実施する「ワンデー開催」となっており、両シリーズともに、午前中に予選、午後に決勝が行われる。

    昨シーズンはオートポリスでの開催がなかったので、新型のGR86(ZN8)とSUBARU BRZ(ZD8)でのレースは初となる。関東や関西が拠点となっているチームが多いこともあり、オートポリスでは頻繁に走行テストができない。またオートポリスの路面は他のサーキットと比べてタイヤへの攻撃性が強いこともあり、新型車とコースコンディションを素早く合せこめたチームが好成績を残すことになるはずだ。

    さて、エントリーリストによると、プロフェッショナルシリーズには32台、クラブマンシリーズには24台が参戦する予定となっている。

    開幕戦のプロフェッショナルシリーズを制した岡本選手は、本大会に参戦しないようでエントリーリストに名前がないのが残念だが、スポーツランドSUGOで上位に入った他のドライバーは出走することになっている。過去の戦績をみると、♯10菅波冬悟選手が、2020年、2021年ともにポールポジションを獲得。2021年はポールトゥウィンも飾っていることからオートポリスを得意としているのがわかる。開幕戦ではブリヂストンタイヤを履くドライバーが表彰台を独占しているので、ダンロップタイヤユーザーの奮起が期待される。

    また、福岡県でチューニングショップを経営している♯58丸田敏正選手がプロフェッショナルシリーズにエントリーしているのも注目。過去、86/BRZ Raceのクラブマンシリーズエキスパートクラスでポールポジションを獲得している実力者で、地の利もあるため、プロドライバーとどのような勝負を繰り広げるのか見どころになる。

    GR86/BRZ Cup 2023年 第2戦 オートポリス 大会情報
    開幕戦6位、6ポイントの♯10菅波冬悟選手はオートポリスを得意とする
    GR86/BRZ Cup 2023年 第2戦 オートポリス 大会情報
    開幕戦2位、15ポイントの♯7堤優威選手にも注目

    一方のクラブマンシリーズは、開幕戦で表彰台に登った松井宏太選手、♯61吉田隆ノ介、咲川選手に加え、上位に入った♯30北見洸太選手、♯380菱井将文選手、♯41有岡綾平選手などもエントリーしている。どのドライバーもオートポリスの走行経験は少ないはずなので、短い時間でコースにアジャストできるドライバーが上位に入るはずだ。

    九州地方は5月29日に梅雨入りが発表されているので、第2戦は天候が荒れることも想定される。また、新型車両でのレース初開催となることや普段から練習走行がしづらいオートポリスなので、まだまだ未知数なことが多いはず。レースウィーク中に早くコースに馴染みセットアップを見つけ出せたチームとドライバーが有終の美を飾るだろう。

    また、当日は「AUTOPOLIS 86・BRZ STYLE 2023」が開催される。AE86・TOYOTA 86(ZN6)・GR86(ZN8)・SUBARU BRZ(ZC6/ZD8)がイベント広場に集結。コンテストやパレードランも実施されるので現地で観戦する場合はこちらも必見だ。

    ●主なスケジュール
    6月11日(日)
    09:30~09:45 クラブマンシリーズ予選
    10:00~10:15 プロフェッショナルシリーズ予選
    12:40~ クラブマンシリーズ決勝
    14:15~ プロフェッショナルシリーズ決勝
    ※スケジュールは、レースの進行状況により変更となる場合がございます。

    ●現地観戦情報
    開催日:6月11日(日)
    入場料:1,500円(中学生以下無料、駐車料金含む)
    ※詳細はサーキット公式ウェブサイト等をご確認ください。
    https://autopolis.jp/ap/

    ●AUTOPORIS 86/BRZ STYLE 2023
    開催日:6月11日(日)
    ※詳細はサーキット公式ウェブサイト等をご確認ください。
    https://autopolis.jp/ap/entry/event/2023_86_brz/

    YouTube動画配信情報
    パソコン・スマホから観戦ください!

    6月11日(日)開催のオートポリスは、T.R.A.事務局公式チャンネルよりYouTube動画配信を実施予定です。

    公式予選/決勝レースのライブ配信(タイミングモニター or レース映像)です。
    現地観戦が難しい方も、下記URLから選手たちの白熱必至の戦いを応援してください!
    あわせて、「T.R.A.事務局公式チャンネル」の登録もお願いいたします。

    URL: http://www.youtube.com/c/TRA事務局

    大会基本情報

    日程:
    6月11日(日)
    開催サーキット:
    オートポリス
    住所:
    大分県日田市上津江町上野田1112-8
    1周距離:
    4.674km
    コース幅:
    12~15m
    周回数:
    10
    レース距離:
    46.740Km
    最大決勝出走台数:
    46台

    コース図

    富士スピードウェイ コース図

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    全戦の模様が、CSスポーツチャンネルJ SPORTS 3の番組「MOTOR GAMES TV」にて放映決定!
    レースの模様から裏側まで、観戦がもっと楽しくなる情報をお伝えします。