2024 Rd.5 OKAYAMA

GR86/BRZ Cup 2024 第5大会 第6戦 岡山国際サーキット

    GR86/BRZ Cup 2024年 第5大会 第6戦 岡山国際サーキット 大会情報

    4大会を終了して後半戦に入った2024年シーズン
    両クラスともチャンピオン候補が絞られていく

    年間7大会で競われている2024年シーズンの「TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup」。5月にスポーツランドSUGOで開幕し、ここまで1ヶ月に1大会のペースでレースが実施されてきた。7月に富士スピードウェイで開催された第3大会のみ、プロフェッショナルシリーズがダブルヘッダーの2連戦だった。そのため、岡山国際サーキットで行なわれる今回の第5大会は、プロフェッショナルシリーズが第6戦、クラブマンシリーズが第5戦となっている。

    岡山国際サーキット大会のプレビューに移る前に、前回の十勝スピードウェイ大会を振り返ってみよう。シーズン折り返したとなった第4大会は、両クラスともに使用できるタイヤの規定に変更があった。DUNLOP DIREZZA ZⅢ CUPのワンメイクとなっているクラブマンシリーズは、仕様変更されたモデルが指定タイヤとなった。マイナーチェンジされたモデルは決勝レースでの耐摩耗性を上げているといわれるが、車両のセットアップなどには影響がないとのことだった。

    使用できるタイヤを選択できるマルチメイクのプロフェッショナルシリーズは、ブリヂストンが新作の「POTENZA RE-10D」が装着できるようになった。今季は第5戦までDUNLOP DIREZZA β06を装着したマシンがポールポジションを獲得していたため、満を持しての投入となった。

    まずクラブマンシリーズは2021年にクラブマンシリーズのOPENクラスを制した♯311塙 瞬佑選手が同シリーズでの初優勝を飾った。塙選手は予選でもポールポジション、決勝レースではファステストラップを記録する完勝で、シリーズランキングが3位まで浮上した。第4戦を終えた時点のポイントランキングは、首位が50ポイントで♯380菱井将文選手、2位が46ポイントで大西隆生選手、3位が35ポイントで塙選手、4位タイが♯522大森和也選手と♯41岸本尚将選手、6位が30ポイントで♯707箕輪卓也選手となっている。30ポイント台の選手は今戦で優勝または表彰台に乗ることが必須で、大量ポイントを積み重ねられないとチャンピオンシップから脱落することになるだろう。

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    (写真左)♯311塙 瞬佑選手が同シリーズでの初優勝を飾った。

    プロフェッショナルシリーズは前述のようにブリヂストンがニューモデルを投入したが、レースウィークの気候が安定しなかったことなどもあり、開幕戦からデータを積み重ねてきたダンロップタイヤを履くユーザーに軍配が上がった。予選ではポイントリーダーとして十勝スピードウェイ大会を迎えた♯10菅波冬悟選手が、後続を離してポールポジションを獲得。フロントローにも♯80伊東黎明選手が並び、ブリヂストン勢の最上位は3位となった♯18中山雄一選手だった。

    決勝レースも菅波選手が主導権を握り、14周を逃げ切ってポールトゥウィンを達成。ファステストラップも獲得したため、今季2度目のフルポイントを積み重ねることとなった。今季の菅波選手は5、戦中3勝、2位1回とライバル勢を圧倒している。この結果によって、菅波選手は79ポイントまで伸ばし、2位の♯1井口卓人選手が61ポイントなので、18ポイントの差がある。3位タイには♯7堤優威選手と中山選手で37ポイントだが、菅波選手との差が42ポイントあるため、今戦で44ポイントの差となるとシリーズチャンピオン争いから脱落してしまう。このようにプロフェッショナルシリーズのチャンピオンシップは、菅波選手と井口選手の2人に絞られつつあるのだ。

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    (写真中央)♯10菅波冬悟選手が主導権を握り、ポールトゥウィンを達成。

    迎える第5大会のエントリーリストを確認すると、プロフェッショナルシリーズは33台、クラブマンシリーズは53台がエントリーする予定となっている。岡山国際サーキットの決勝レースは最大で44台が出走できるため、現状ではクラブマンシリーズに参戦する9台がコンソレーションレースに回る可能性がある。

    プロフェッショナルシリーズのランキング上位者は、すべてがエントリー。十勝スピードウェイ大会を欠場していた♯123松井孝允選手や♯906近藤 翼選手も参戦するため、より上位争いは混沌とするだろう。ただ、ポイントリーダーの菅波選手は岡山国際サーキットの戦績も良く、チームやダンロップタイヤもホームコースとしている。ブリヂストンタイヤを履くマシンが一矢を報いるか、菅波選手がさらにリードを築くかが見物となる。

    クラブマンシリーズのポイントランキングでは菱井選手と大西選手が一歩抜け出している。ただ岡山国際サーキットは、コースを熟知した選手がスポット参戦することで知られる。岡山国際サーキットで好成績を残してきた♯33山崎竜生選手や♯201大崎達也選手が、ポイントランキング上位の選手とどのように競うか、そしてチャンピオンシップにどのような影響を与えるかが注目したい。

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    ポイントリーダーの♯10菅波選手

    両クラスともにシリーズチャンピオンを掛けた天王山となる岡山国際サーキット大会は、9月14日(土)の12時40分~クラブマンシリーズA組、13時10分~クラブマンシリーズB組、13時40分~プロフェッショナルシリーズの予選、15時40分~クラブマンシリーズのコンソレーションレースが実施される。翌日の9月15日(日)は、9時55分~クラブマンシリーズの決勝レース、12時30分~プロフェッショナルシリーズの決勝レースが行なわれる。

    ●現地観戦情報
    9月14日(土)
    12:40~ GR86/BRZクラブマン公式予選(A)
    13:10~ GR86/BRZクラブマン公式予選(B)
    13:40~ GR86/BRZプロフェッショナル公式予選
    16:50~ GR86/BRZクラブマン コンソレーションレース(6周)
    9月15日(日)
    10:10~ GR86/BRZクラブマン決勝レース(12周)
    12:45~ GR86/BRZプロフェッショナル決勝レース(12周)

    ※両日ともにYoutubeにて配信を予定 (T.R.A.事務局 - YouTube)

    入場料、駐車料金、チケット購入などの情報は開催サーキットのHPにてご確認ください。
    (2024年 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権) okayama-international-circuit.jp

    YouTube動画配信情報
    「T.R.A.事務局」のチャンネル登録をお願いいたします!

    9月14日(土)~15日(日)開催の岡山国際サーキットは、T.R.A.事務局公式チャンネルよりYouTube動画配信を実施予定です。

    公式予選/決勝レースのライブ配信(タイミングモニター or レース映像)です。
    現地観戦が難しい方も、下記URLから選手たちの白熱必至の戦いを応援してください!
    あわせて、「T.R.A.事務局公式チャンネル」の登録もお願いいたします。

    URL: http://www.youtube.com/c/TRA事務局

    大会基本情報

    日程:
    9月14日(土) ~ 15日(日)
    開催サーキット:
    岡山国際サーキット
    住所:
    岡山県美作市滝宮1210
    1周距離:
    3.703km
    コース幅:
    12~15m
    周回数:
    12
    レース距離:
    44.436km
    最大決勝出走台数:
    42台

    コース図

    岡山国際サーキット コース図

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    全戦の模様が、CSスポーツチャンネルJ SPORTS 3の番組「MOTOR GAMES TV」にて放映決定!
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