2024 Rd.6 SUZUKA

GR86/BRZ Cup 2024 第6大会 第7戦 鈴鹿サーキット

    GR86/BRZ Cup 2024年 第6大会 第7戦 鈴鹿サーキット 大会情報

    プロは菅波選手が2度目の戴冠に王手
    クラブマンは今大会の成績で情勢が決まっていく

    2024年シーズンの「TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup」は、いよいよチャンピオンシップの佳境を迎えている。今季も5月にスポーツランドSUGOで開幕し、オートポリス、富士スピードウェイ、十勝スピードウェイ、岡山国際サーキットと全国の国際サーキットを転戦してきた。
    第6大会の舞台となるのはF1のグランプリコースとなる鈴鹿サーキット。10月5日(土)にはプロフェッショナルとクラブマンシリーズの予選、10月6日(日)には両クラスの決勝レースが実施される。

    シリーズの残り2戦となる今回は、プロフェッショナルでシリーズチャンピオン確定の可能性があり、クラブマンシリーズも上位の選手がポイントを伸ばすと王座への道が見えてくる。プロフェッショナルでシリーズチャンピオンの可能性を残しているのは、♯10菅波冬悟選手と♯1井口卓人選手の2人。両者のポイント差は39となっていて、最終戦を前にした段階で22ポイント以上の差が開いていると、菅波選手が2度目のチャンピオンに輝く。つまり今戦で井口選手が17ポイントを詰める必要があるため、菅波選手がたいぶ有利な状態となっている。
    菅波選手はここまで6戦中4回の優勝と、2位が1回でライバルを圧倒する成績を収めている。ディフェンディングチャンピオンとして2024年シーズンに挑んだ井口選手は、開幕戦を制してシーズン中盤までは菅波選手と競り合っていたが、徐々に両者の差は開き現在の状況となっている。

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    (♯10菅波冬悟選手はここまで6戦中4回の優勝)

    では、チャンピオンシップの分岐点となった前回の第5大会を振り返ろう。プロフェッショナルシリーズは、ポイントリーダーの菅波選手が今季3度目のポールトゥウィンを達成。第4大会からブリヂストンが「POTENZA RE-10D」を投入し形勢が変わるか注目されたが、DIREZZA β06を履くダンロップタイヤ勢も好調を維持し菅波選手が優勝したのに加え、♯85奥本隼士選手が3位で初の表彰台を掴んだ。

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    (ポイントリーダーの♯10菅波選手が今季3度目のポールトゥウィンを達成。)

    クラブマンシリーズは♯41岸本尚将選手が、走り込んだ岡山国際サーキットで初優勝を飾る。2位には十勝スピードウェイ大会を制した♯311塙瞬佑選手が入り、3位にはポイントリーダーの♯380菱井将文選手が続いた。この結果を受けて、チャンピオンシップの首位に立つのは菱井選手で62ポイント、2位が岸本選手で55ポイント、3位タイが塙選手と♯557大西隆生選手で50ポイントとなっている。クラブマンシリーズは最終戦までチャンピオンシップはもつれ込みそうだが、この4選手からシリーズチャンピオンが生まれるはずだ。

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    (♯41岸本尚将選手が初優勝を飾る。)

    迎える第6大会のエントリーリストを確認すると、プロフェッショナルシリーズは33台、クラブマンシリーズは52台の出場が予定で、両クラスともにランキング上位陣はほぼエントリーしている。プロフェッショナルシリーズはチャンピオンが決まる可能性があるが、ランキング3位以下の争いが熾烈で、3位から10位までの8選手が19ポイント差の中に入っている。1戦で獲得できる最大が22ポイントなので、まだまだ順位変動は起きるだろう。また注目の選手として挙げられるのが♯199小林利徠斗選手になる。GR86/BRZ Cupは初出場になるが、2023年にはFIA F4選手権を制し、今季からSUPER GTやスーパーフォーミュラライツで活躍している。トヨタの育成ドライバーとなる「TGR-DC育成ドライバー」に名を連ねていて、将来のエース候補のひとりだ。レーシングカーやフォーミュラでは好成績を収めているが、市販車がベースのGR86/BRZ Cupでどのような成績を収めるか見届けたい。

    一方のクラブマンシリーズは、前述のとおりチャンピオン争いから目が離せない。岡山国際サーキットで初優勝を果たした岸本選手は、所属チームが昨年の鈴鹿サーキット戦を制しているのでデータはもっているはず。ただ、ポイントリーダーの菱井選手は全日本ジムカーナで17回のチャンピオン経験を持っているので、プレッシャーのかかるレースでも実力を発揮してくる。そこに2021年にクラブマンシリーズ・オープンクラスを制した塙選手、ベテランの大西選手が加わり拮抗した戦いが見られるだろう。

    シーズン終盤の激戦が繰り広げられる第6大会の鈴鹿サーキットは、10月5日(土)の9時50分~クラブマンシリーズA組の予選、10時20分~クラブマンシリーズB組の予選、10時50分~プロフェッショナルシリーズの予選、10月6日(日)9時45分~クラブマンシリーズの決勝レース、11時40分~プロフェッショナルシリーズの決勝レースが実施される。

    ●現地観戦情報
    開催日:
    10月5日(土)
    GR86/BRZ Cup公式予選
    GR86/BRZ Cup コンソレーションレース(4Laps)
    10月6日(日)
    GR86/BRZ Cup コンソレーションレース(4Laps)
    (クラブマン/プロフェッショナル各シリーズ 各8Laps)

    入場料:一般(中学生以上):2,200円/1日(高校生以上)

    駐車料金:https://www.suzukacircuit.jp/access_s/parking.html

    ※詳細はサーキット公式ウェブサイト等をご確認ください。
    https://www.suzukacircuit.jp/

    YouTube動画配信情報
    「T.R.A.事務局」のチャンネル登録をお願いいたします!

    10月5日(土)~6日(日)開催の鈴鹿サーキットは、T.R.A.事務局公式チャンネルよりYouTube動画配信を実施予定です。

      

    公式予選/決勝レースのライブ配信(タイミングモニター or レース映像)です。
    現地観戦が難しい方も、下記URLから選手たちの白熱必至の戦いを応援してください!
    あわせて、「T.R.A.事務局公式チャンネル」の登録もお願いいたします。

    URL: http://www.youtube.com/c/TRA事務局

    大会基本情報

    日程:
    10月5日(土) ~ 6日(日)
    開催サーキット:
    鈴鹿サーキット
    住所:
    三重県鈴鹿市稲生町7992
    1周距離:
    5.807km
    コース幅:
    10~16m
    周回数:
    8
    レース距離:
    46.456km
    最大決勝出走台数:
    44台

    コース図

    鈴鹿サーキット コース図

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