何もかも本気!東京オートサロン2022 & #MS未来会議
モタスポコラム その30 2022.1.21
遅ればせながら、あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いいたします!
さて、2年ぶりに開催された東京オートサロンに行って参りました!例年なら、30万人もの方が訪れる大イベントなのですが、コロナ禍ということで昨年は中止。今年は、開催スタイルを考慮した上で、初日は業界関係者のビジネスデーと設定し、2日目、3日目は一般公開されました。
開催に際し行われたビジネスデーのプレスカンファレンスも動画配信。最初に行ったのは、トヨタ自動車豊田章男社長。例年プレスカンファレンスがあちこちのブースで行われるのですが、分単位でかぶらないスケジュールを組んであっても、広い会場で走り回ることになるんですよね。この動画配信は、今後も続けて欲しいというのが個人的な感想。
そして、豊田社長の「Zには負けない!」の一言が非常に小気味良いスタートを切り、続く日産自動車、スバル、ホンダなどなどリレーでプレスカンファレンスを繋いだ方々も負けない!と言葉にしていう自動車に関連するすべての競走。このトップのシンプルな一言が大人の本気を感じ、子どもたちに大人の本気を見せたいなあと微笑ましくなりながら、会場に向かいました。
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(大人気、そして話題の日産自動車フェアレディZ)
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(SUBARUブースで異彩を放っていた電気のモータースポーツコンセプトカーマシンSTI E-RA CONCEPT)
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(スーパー耐久に昨年エントリーしたルーキーレーシングの水素カローラ レースごとに進化を遂げるスタイルで、カーボンニュートラルの選択肢水素をアピール 環境にやさしくもレースはアグレッシブに)
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(今年発売予定のbzx4のプロトタイプ 箱根駅伝でその姿を最初に見ました)
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(LEXUS/NX PHEV OFFROAD Concept PHEVモデルです。これ個人的に欲しいと思ったクルマ Iron Oxide/アイアンオキサイドというボディカラーに目を奪われました)
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(LEXUS/ROV Concept バギータイプのクルマですね。ROV=Recreational Off highway Vehicle 1リッター直列3気筒水素エンジンです)
FRのスポーツカーを投入してくれてありがとう!そしてカーボンニュートラルで電気に水素と2年ぶりの東京オートサロンは、クルマの内容も変化があるもののカスタムカーがこのイベントの根幹。コテコテにギラギラにファンキーにと、そんなクルマたちも健在でした。キャンピングカーに改造したクルマも多かったですね。グッズも流行りですが、クルマにもキャンプブームを感じましたね。振り返ります。
メーカーが大規模出展をする直前、10年以上前でしょうか…、GAZOOという名前が出て来た頃から見て来ましたが、例年、TOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)ブースにはカラーがあります。市販車かモータースポーツ、どちらもメインではあるのですが、今年はモータースポーツ色がかなり濃いブースが展開されました。ここまで特化したブースは今までなかったかもしれません。ブース内をあらためて見ると、幅広いコンテンツが凝縮され、あれもこれも網羅している内容でした。順にピックアップしていきます。
GT3!そうレース専用の車両を今回目玉として発表しましたね。みなさん、ご存じでしょうか?GT3車両を。一言で市販車をベースとしたレース車両です、簡単すぎますがそれ。全世界でGT3車両は活躍中。トヨタ自動車は、LEXUS RC F GT3がサーキットで戦っています。これがトヨタ自動車の最初のGT3車両。2014年にSUPER GT GT300クラスに登場しました。開発陣もなかなか苦労したクルマでしたが、進化を遂げ優勝に至った際は、現在のTCD開発陣は涙なみだでしたね。
各メーカーで、GT3車両を出しておりますが、日本はまだ歴史は浅く、日産自動車のGTR GT3が2012年に登場し世界で活躍、一歩先を行っています。HondaのNSX GT3は2018年からモータースポーツシーンに登場。SUPER GTで活躍しています。
話を戻しますが、現在のRC F GT3の開発が続くというイメージを私は持っていなかったので、これはいよいよ本気を出した!というのが東京オートサロンの発表を目にして受けた第一印象。そして、今のTOYOTA GAZOO Racingのモータースポーツありきのクルマづくりは、市販車からの技術をモータースポーツにフィードバック…というこれまでの一般的流れの真逆を行く開発であるのは、みなさまきっとご存じでしょう。
そうなんです。もうびっくりすぎるのですが、GT3車両から開発を進め、あとから市販車がついてくるという…。信じられません、未だに(笑)。では、その市販車は何?それは現在の時点では不明。何でしょうね?思いつくままに想像を巡らせるとGRスープラなのか、GR86なのか、はたまた未知のクルマなのか、それはわかりません。また、このGT3という車両は、アマチュアからプロまでさまざまなモータースポーツシーンで活躍しているクルマですので、発表されたこの1台に、無限大の夢が広がっているということですよね。
そして、こちらも驚きましたが、イベント期間中の動画配信の中で、豊田社長がおっしゃっていたことに共感しました。レースカテゴリーがそれぞれあるので、GT3車両は参戦出来る範囲が広いのですが、さまざまなレギュレーションでそれに合わせ、クルマも変えないといけません。全世界の自動車メーカーがFIA規定にのっとって制作したGT3車両が、その姿のままたくさんのモータースポーツに参戦できるよう、働きかけていきたいという主旨のお話もされていました。
これは私も思ったことがあります、簡単なことではないのは承知しておりますが。でも、せっかくGT3というカスタマースポーツの規格があるのならば、それを統一することで、クルマを購入された方々の選択肢が広がります。もちろん、1メーカーだけの意見で成し得ることは難しいかもしれませんが、あえてそこにも踏み込んでいきたいというお気持ちがうれしかったです。
このクルマが、どんな未来を手に入れるのか、楽しみにしたいと思います。
ドライバーファーストなクルマが誕生です。本来なら、ブースでアンベールと華々しく行きたいところですが、今回は大人しく。フルチューンです!簡単にいうと、市販車をモータースポーツで走っている車両にかなり近づけた味付けのクルマに仕上げたということです。
GRMN、一般的な言葉でいう「特別使用車」。レーシングドライバーと共に進化を遂げていくスタイルの開発は先に申し上げました。開発環境は、ドライバーから見える景色が同じサーキットやラリーで走る森林の中の道をステージとし、モータースポーツへの挑戦と共に開発を進めて来たそう。クルマ開発の詳細は動画をしっかり見ていただきたく。社長自らステアリングを握るというのは、これは掛け値なしで誇り、説得力が強いと思いませんか?ここは持ち上げる訳でもなく、外から見てもクルマづくりとしてGRの自慢でしかないですかなと。
東京オートサロンに沢山展示されているクルマたち。ピカピカですが、こちらのクルマはなんと汚れたままなのです。開発の途中であるということの証。現在進行形です。今後も開発は続いて行くそうです。抽選での発売となり、開発したドライバーたちも一般の方同様に申し込んだとのこと。結果が楽しみですね!
詳細は、こちら GRMN YARIS | GRMN | TOYOTA GAZOO Racing
チューニングカーに関して、拾っておきたい発言がありました。東京オートサロンの「練り歩き」(各ブース訪問)は、例年モリゾウさんやられているのですが、今年は佐々木雅弘選手が代わりに担当し…、いやいやモリゾウさん現場に来ちゃったんですがね、その動画配信の中での言葉をピックアップしたいと思います。
以前は、カスタムする事に対しメーカーは反対だったのが、この10年で共存することで良いクルマづくりに繋がるというお考えに変化した事がわかりました。さらっとおっしゃったのですが、よいクルマづくりに終わりはないと。これに尽きますね。そうソレと頷きましたね…。
2021シーズン、TOYOTA GAZOO Racingは、国内外問わず沢山の結果を出しました。その結果が東京オートサロンの展示に繋がっていますね。詳細は省きますが、われわれが受賞したトロフィまで見られる機会は、この場くらいしかないので貴重です。
今季の参戦車両の展示もありました。例年、ダカールラリー終盤がこの東京オートサロン開催期間中にかぶることから、優勝報告が当たり前のようになっておりますが、今回もやりましたね!チームランドクルーザー、市販車部門9連覇を達成しました!おめでとうございます!
来年もたくさんのトロフィが展示されることを願いますね。今季の活躍も期待しています!
こちらは、初展示のエアレースの機体Zivko Edge 540 V3の1/3スケールモデルです。LEXUSがエアレース世界選手権に今季参戦しますね。LEXUS/PATHFINDER AIR RACINGから参戦する室屋義秀選手をぜひ応援しましょう。これまでも富士スピードウェイで、その姿を見るのが楽しみでしたが、また来て欲しいな…。頑張ってください!
我が家では、1991年式の70スープラを所有しているのでヘリテージパーツの発売はとてもありがたいです。良いクルマこそ、長く乗りたいと思うのは当たり前ですよね。しかし環境がない。ドレスアップというよりもノーマルの状態で持ち続けたいので、今後、今もすでに所有が大変ですがお世話になることも増えそうです。
こちらは、今年開催の願いを込めてお伝えいたしますね。WRC招致から時を経て開催にこぎつけたものの昨年はコロナ禍で開催されず。日本で開催予定のグローバルなレース、WRCを始め、F1日本GP、moto GP、WEC富士など全て開催されませんでした。「五輪が許されても、四輪、二輪が許されないとは不公平」と豊田社長やネット住民が揶揄するほど、残念な出来事でした。
ブースでは、歴代のWRCマシン、開催地のそれぞれのブース、トークショーなどが行われていました。お揃いの半てんも日本らしくて良いですね。メッセージを書く場所もあり、随時リマインドも大事で、今年の開催を待ちわびる気持ちを共有できるものでした。
先月、わたくし愛知県の岡崎市までプライベートで行きました。地元の友人が岡崎城の周囲を案内してくれた際、2020年の「GO TO ラリージャパン2021」の話をしてくれました。町の中をヤリスWRC(レプリカ)がデモランした話を聞いたら、本番は行くしかないと思ったんですよ。デモランの様子は、写真や動画で見ましたが、あとで後悔したんですよね、行けばよかったってね。WRCの動画も良く見ますが、山の中も迫力がありますが、市街地コースを駆け抜ける姿に惚れ惚れします。リエゾン(移動の時間)の様子もみたいなあ…。開催地の方々の盛り上げにも力がますます入って来ました。今年はぜひ開催して欲しいなあ。
〇MS未来会議というニューコンテンツ
12月初旬にドライバー発表。メーカーから打ち出されたドライバーファーストというロールに対して、自分たちで何ができるか、モータースポーツを盛り上げたいと考えた結果、このモータースポーツ未来会議が生まれたと小林可夢偉選手から説明があり、3日間に渡りYouTubeで配信されました。会場に来られない方が別で楽しめるコンテンツとして、自分も全部見ました。
ファンから提案されたことを吟味し、少しでも実現できるよう、自工会会長、トヨタ自動車社長、クルマ好きといろんな顔を持つモリゾウさんに最終的にプレゼン。それを受け何かを実現できることで、ファンとの距離が縮まれば…、行動を起こすことで、業界を盛り上げることに邁進したいという思いも語られました。
2つのスタジオを繋いでライブ配信は、初の取り組み。ファンの声を拾っていくカタチで展開されました。内容につきましては、お時間ある際に、TOYOTA GAZOO Racing公式YouTubeをご視聴くださいませ。
「自分的なピックアップとして、前夜祭は、クルマが好きという訳ではなくてもモータースポーツが好き、クルマを運転しなくてもファンであるという旨の意見を、MCをやられていた片岡龍也選手が拾いました。野球が好きでも必ずしも野球をする訳ではないけれど好きという感覚。ドライバーもクルマは当然好きではあるけれど、向き合い方が違うとかそれぞれのスタンスがあるというところに注目していました。
中嶋一貴さんは、ノーマルな状態でもかっこいいのが良いというスタンスでしたね。小林可夢偉選手のように、キャンピングカーを所有されていたりクルマ好きのすそ野もそれぞれ。そんなクルマに対しての意見交換もあり、東京オートサロンらしいお話も聞けました。
モータースポーツを盛り上げに際し、SNSの活用にも注目され、重い腰をあげるドライバーさんもいましたね。義務感という背景は良くないので、伝えたいという気持ちに従って頑張っていただきたいですね。サーキット観戦に関するお考えもみなさんアイディアを出していましたね。
今後も何か動きがあると思います。ポーズではないですね。新しいことに挑むことは、越えないといけないハードルがたくさんあります。寄せられたご意見の中には、そんなものもありましたので、まず焦らず待ちましょう。ダメであればまた違う提案をしていきましょう。そんな耳をTOYOTA GAZOO Racingの未来会議は持っていると思っていますので…。
~おわりに~
もっと書きたいことが沢山あるのですが、まずはここで〆。東京オートサロンは、やっぱりクルマの楽しさを伝えるイベントとして健在でした。コロナ禍で心配ではありましたが、まずはお疲れさまでした。
中嶋一貴TGR-E副会長が、ドイツに旅立ちました。Twitterで知りました。モータースポーツ未来会議でSNSをガンバってやってくださることを約束?したようですので、海外での生活がきっとわかるでしょう。立川祐路選手もキャンプのことなど、プライベートも少し見たいですね。
TOYOTA GAZOO Racingのドライバーさんたちも、今季の活動に向け動き始めていますね。東京オートサロンを通して、少し垣間見られて良かったですよね。今季もクルマづくり、モータースポーツにと、TOYOTA GAZOO Racingの活動に注目です!
大谷幸子の近況
ちょっとモータースポーツ関連をもう少し。
GRスープラは、今季またあらゆるシーンに登場しそうですね。ホイールメーカーのブースにSUPER GT GT300クラスの30号車の新しい車両が展示してありました!正式エントリーの発表を待ちたいと思います。
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(SUPER GTブースに14号車。)
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(超ライバルの230号車。今季、SUPER GT GT500クラスの日産陣営はNissan Zで登場!)
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(SUPER GT GT500クラス、NSX勢は、type-sへと進化。)
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(タイヤメーカーのブースに、19号車。)
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(ホイールメーカーに38号車。)
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(スーパーフォーミュラチームチャンピオンのもう1台の19号車は、サスペンションメーカーのブースに。)
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(ホイールメーカーブースに、GR86。タイムアタックを目的としたサーキット仕様ですって。速いに決まってます!)
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(タイヤメーカーブースにチームランドクルーザー・トヨタオートボデーのランドクルーザー(奥)にD1のGR86。)
このようにTOYOTA GAZOO Racingの車両やGRブランドの車両は、東京オートサロンのお手伝いに引っ張りだこでした。今季の活躍、ライバルとの戦いでますます盛り上がって欲しいです! ゆるりとシーズンイン。執筆活動は続く!では、また!