
日程 | 2025年6月7日 |
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大会名 | レボンチュリラリー (フィンランド F-cup 第3戦) |
路面 | グラベル |
トピックス | 3期生の松下、後藤が1-2フィニッシュ 4期生の尾形、柳杭田は共にリタイア コ・ドライバーの前川はクラス優勝 |
結果 (総合)
1 松下拓未/ペッカ・ケランダー (Renault Clio Rally3)
30m18.5s
2 後藤正太郎/ユッシ・リンドベリ (Renault Clio Rally3)
+9.4s
3 Mika Lemmetti/Sami Niemelä (BMW 325i E36)
+18.2s
4 Markus Hellström/Tapio Järvi (BMW M3 E36)
+21.7s
5 Ajari Piironen/Jukka Jämsen (Honda Civic Type-R EP3)
+28.7s
6 Eetu Kortelainen/Krister Suhonen (Honda Civic Type-R EP3)
+43.9s
結果(クラス24)
1 ヤルッコ・ニカラ/前川富哉 (Renault Clio Rally4)
31m40.6s
2 Onni Jormanainen/Mikko Kontulainen (Ford Fiesta R2T)
+1m33.1s
リタイア 柳杭田貫太/ヴィッレ・マニセンマキ (Renault Clio Rally4)
リタイア 尾形莉欧/ミカエル・コルホネン (Renault Clio Rally4)
ミッコ・ヒルボネン(チーフインストラクター)
今回は、我々のチームにとって良かったこと、良くなかったことの両方がありました。松下と後藤にとっては4駆車両で初めての高速グラベルラリーでしたが二人はとても良いラリーをしました。競争はそれほど激しくない大会ではありましたが、彼らは終始お互いに競い合い、それが戦いやプレッシャーに対応することへの学びになったはずです。非常に高速でかなりチャレンジングなステージであったためペースノートを完全に信頼して走る必要がありましたが、二人ともうまく対処し、良い結果を出したことをとても嬉しく思っています。一方、尾形と柳杭田にとってはデビューから2戦目で厳しいレッスンとなりました。二人ともかなり大きなアクシデントでしたがコ・ドライバー含め全員無事でよかったです。柳杭田に関してはコーナーの手前でペースノートの読み間違いがありました。コ・ドライバーは非常に多くの情報を伝達しなくてはならない中、ミスが起こるのは非常に稀ですが、残念ながらミスが起こることもあります。デビュー戦で非常によい結果を残した尾形もまた、ラリーというのは小さいミスがどれほど大きなことになるかを経験しました。起こった出来事をそれぞれ分析して学びに繋げます。前川については前回に続いて再びよいラリーをしました。ドライバーのヤルッコも、今回もまた前川の仕事に非常に満足していました。
松下拓未
とても良い一日でした。かなりプッシュもした中で、危ない瞬間はなく、良いフィーリングで走ることができました。SS2ではスタートシグナルに混乱があり少しタイムを失ってしまいましたが、その後かなりプッシュして挽回し、最終的にはトップでラリーを終えられてとても満足しています。最後のステージはミヒンパーという、ラリー・フィンランドで使われている典型的なステージの逆走で、とても楽しかったです。今後の高速ラリーに向けて色々学ぶことができたので、今回の学びを生かし、ラリー・エストニアとラリー・フィンランドに向けて準備を続けます。
後藤正太郎
全開のコーナーがたくさんあるとても高速なラリーでした。これまで、高速グラベルラリーは自分はあまり得意ではないと思っていたのでラリー前は少し心配していました。ですが今日はステージを追うごとに自信を持つことができ、今回一番トリッキーだった最後のミヒンパーのステージでも自信を持ってプッシュすることができて良いタイムを出すことができました。次のラリーはエストニアとフィンランドでの高速グラベルラリーなので良い準備ができたと思います。
尾形莉欧
SS1はスタート直前に突然強い雨が降ったこともあって前半は慎重になり過ぎ、自分のペースノートのリズムを実際のラリースピードで掴むまでに時間がかかってしまいました。一方SS2は完全にドライで、路面もフラットで走りやすく良いリズムで走れていたのですが、スタートから約2.7キロの地点の緩い左コーナーにできていた深い轍に対応できず、ライン選択をミスして姿勢を乱しクラッシュしてしまいました。今回は150台中約130番目の出走順で、自分の前にとても多くのクルマが走っていたのですが、その中で路面コンディションがどれほど変化しうるかを読み切れなかった部分が最大の原因だったと思っています。その他にもタイヤウォームアップ方法などにも改善点を見つけることができたので、次戦までに色々と考え直したいと思います。
柳杭田貫太
最初の2ステージは良い感じで走れていたのですが、残念ながらSS3でクラッシュしてしまいました。ペースノートのリーディングにミスがあり、コ・ドライバーは読み直してくれたのですが対応する時間がなく、コーナーの外側に膨らみ横転してしまいました。とても残念ですが、前を向いて、今後に向けてトレーニングを続けます。チームのサポートにはとても感謝しています。
前川富哉
とても良いラリーができました。小さいローカルラリーではありましたが、ステージ自体はとてもチャレンジングで、同時に走るのがとても楽しいステージでした。良いリザルトだけでなく、良い経験も得られ、今回のラリーであったようなトリッキーな場所でのペースノートをどうしたら改善できるか、いくつか良いアイデアも得ることができました。次戦のフィンランド選手権に向けてとても良い準備になりました。



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