
日程 | 2025年8月15-16日 |
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大会名 | Future SM Ralli (フィンランドラリー選手権第6戦) |
路面 | グラベル |
トピックス | 3期生 後藤正太郎は自己ベストのクラス4位 4期生 柳杭田貫太も自己ベストの2位表彰台 4期生 尾形莉欧は車両トラブルによりDay1は走行できず。Day2は3本全てをクラストップタイムで走行 |
結果(SM2クラス)
1 Ville Vatanen/Jarno Ottman (Renault Clio Rally3)
52m05.1s
2 Patrick Enok/Silver Simm (Ford Fiesta Rally3)
+18.1s
3 Joonas Lindroos/Henri Kallioniemi (Ford Fiesta Rally3)
+43.2s
4 後藤正太郎/ユッシ・リンドベリ (Renault Clio Rally3)
+46.3s
5 Valentino Ledda/Danilo Fappani (Renault Clio Rally3)
+51.3s
6 松下拓未/ペッカ・ケランダー (Renault Clio Rally3)
+55.2s
結果(SM3 クラス)
1 Aatu Hakalehto/Joonas Ojala (Ford Fiesta Rally4)
54m08.1s
2 柳杭田貫太/ヴィッレ・マンニセンマキ (Renault Clio Rally4)
+1m07.9s
3 Niko Kalmi/Jukka Jämsen (Ford Fiesta Rally4)
+1m16.1s
4 Vili Hakala/Tero Korhonen (Ford Fiesta Rally4)
+3m09.8s
5 Petri Gullans/Arto Ala-Kokkila (Ford Fiesta R2T)
+6m51.6s
6 Mira Kunes/Jukka Virtanen (Peugeot 208 R2)
+12m23.8s
7 尾形莉欧/ミカエル・コルホネン (Renault Clio Rally4)
+29m49.2s
リタイア ヤルッコ・ニカラ/前川富哉 (Renault Clio Rally4)
ミッコ・ヒルボネン(チーフインストラクター)
後藤、松下、尾形、柳杭田、4名全員が強いパフォーマンスを発揮したラリーでした。後藤はラリー・フィンランドでは彼の持っている力を出すことに苦戦したので、彼が再び良いスピードで走ることができて非常に嬉しく思います。ラリー・フィンランドでなぜペースが上がらなかったのかを理解し、それを再び取り戻すにあたり、どのようにラリーにアプローチすべきかという重要なレッスンになりました。松下にとっても良いラリーでした。序盤はあまり自信が持てていなかったかもしれませんが、データとオンボードを彼と共に分析し、セットアップとドライビングを少し変えたところスピードを上げることができました。柳杭田にとっては素晴らしい結果となりました。これまでもスピードはあったもののトラブルなどで不運が続いていました。ペースノートも徐々に改善してきたので、自信がついてきていることも見てとれました。尾形はSS1の前にエンジンに問題が発生し、残念なことに金曜日は全く走ることができませんでした。チームが一晩で大きな仕事を成し遂げ、彼をラリーに復帰させてくれたおかげで、彼は土曜日の3ステージ全てをクラストップのタイムで走り切ることができました。前川も良い仕事をしていたのですが、ドライバーのニカラのミスで横転してしまいました。前回に続きラリーの難しい面を経験しましたが、彼らが無事でよかったです。
後藤正太郎
自分にとって非常にポジティブなラリーでした。2週間前のラリー・フィンランドではスピードが上がらず、その原因が何かわかりませんでした。ラリー後に分析をして解決策を模索し、良い解決法が見つけられたと思います。ペースは前回よりずっと良くなり満足です。全ては自分のドライビングと覚悟の問題でした。ドライビングラインを変え、ブレーキング時に勇気を持つようにしました。以前は高速グラベルがあまり得意ではありませんでしたが、今回は特に初日にとても良いペースで走ることができ、今後に向けても良い自信になりました。2日目は雨でトリッキーなコンディションだったこともあり、最終ステージのあるジャンクションでミスをしてしまったのですが、このような難しい状況でも以前よりずっとよいドライビングができたのでうれしく思っています。
松下拓未
とても良いラリーでした。素晴らしいステージとドライビングを心から楽しみました。初日の朝はクルマのフィーリングに少し苦戦をしたのですが、お昼のサービスで少し硬めにセットアップを変更したところ、それがとても合い、午後のループはずっと速くなりました。翌日も良くなったフィーリングを継続できたのでタイムも悪くありませんでした。ラリー中にたくさん改善することができ、週末で多くの学びがあったのでとてもよかったです。
尾形莉欧
初日、最初のステージの前にエンジンの問題が発生し、残念ながら走ることができませんでした。ですが、チームのおかげで2日目に再スタートすることができました。十分に準備をすることができたので、3本全てのステージでクラストップタイムを出すことができたのはよかったです。2日目の2本目のステージは路面がよりルースグラベルで難しかったです。3-4秒は速く走れることができたと思うので、まだ改善の余地があることがわかりました。これからもさらに改善を続けます。
柳杭田貫太
2位で終えることができてとても嬉しいです。このプログラムに参加してから初めての表彰台でした。自分のスピードにも満足していますし、他のドライバーとの比較からも、前回のフィンランドラリー選手権から良い改善ができたと思います。ですが、ミスもいくつかあったので、そこを改善すればさらに速く走ることができると思います。今回のラリーでより自信が持てたので、次戦に向けても自信を持って挑戦を続けます。
前川富哉
良いスタートを切れたのですが、SS4で横転してしまいました。このステージは最初のループ(SS1)のときにとてもグリップレベルが低いと感じていたのですが、SS4では予想より高いグリップがありました。特に私たちが横転してしまったコーナーの手前のクレストではグリップが非常に高く、進入時に内側に入りすぎてしまいました。その場所には小さな溝の段差があり、避けきれず路面に残り切れませんでした。原因を分析して改善に努め、早く表彰台に戻れるようにしたいです。




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