チャレンジプログラム3期生の松下拓未、後藤正太郎、グローバル生のジャスパー・ヴァヘルがGRヤリスRally2で、4期生の尾形莉欧、柳杭田貫太およびコ・ドライバーの前川富哉がRally3車両で、ポルトガルにて今シーズン初のグラベルラリーに参戦。松下・ケランダー組が総合1位、Rally3のクラスではニカラ・前川組がクラス優勝を達成しました。
| 日程 | 2026年4月17-18日 |
|---|---|
| 大会名 | ラリー・テラス・ダボボレイラ – ポルトガル・ラリー選手権第1戦 |
| 路面 | グラベル |
結果 (RC2クラス)
1 松下拓未/ペッカ・ケランダー (Toyota GR Yaris Rally2)
1h24m13.8s
2 Rúben Rodrigues/Rui Raimundo (Toyota GR Yaris Rally2)
+8.2s
3 Armindo Araújo/Luís Ramalho (Škoda Fabia RS Rally2)
+13.8s
4 Pedro Almeida/António Costa (Toyota GR Yaris Rally2)
+15.9s
5 José Pedro Fontes/Inês Ponte (Lancia Ypsilon Rally2 HF Integrale)
+40.1s
6 Pedro Meireles/Mário Castro (Škoda Fabia RS Rally2)
+42.1s
11 ジャスパー・ヴァヘル/ライト・ヤンセン (Toyota GR Yaris Rally2)
+2m12.3s
16 後藤正太郎/ユッシ・リンドベリ (Toyota GR Yaris Rally2)
+5m28.3s
結果 (RC3 クラス)
1 ヤルッコ・ニカラ/前川富哉 (Renault Clio Rally3)
1h27m48.6s
2 柳杭田貫太/ヴィッレ・マンニセンマキ (Renault Clio Rally3)
+13.7s
3 尾形莉欧/ミカエル・コルホネン (Renault Clio Rally3)
+31m21.1s
ミッコ・ヒルボネン(チーフインストラクター)
今回のラリーはチーム全員にとって新たな挑戦となりました。我々のドライバーにとっては、今回のような荒れたグラベル路面の走行は初めての経験、あるいは今回の車両で走るのは初めてという状況でした。松下は素晴らしいラリーを展開しました。彼はRally2車両で確実に一段階前進し、いくつかのステージで優れたタイムを記録して、地元の経験豊富なドライバーたちに勝つことができました。最終ステージまで接戦でしたが、冷静さを保って価値ある勝利を掴みました。ジャスパーは本来の実力を十分に示し、8ステージ中6ステージでトップタイムを記録しましたが、ロードブックに従わずタイヤマーキングゾーンを見落としたために3分のペナルティを受け、ドライビングに見合った結果を残せなかったのは残念でした。もちろん結果があるに越したことはありませんが、今回のラリーで私たちが本当に求めているのはパフォーマンスであり、彼の走りは非常に良いものでした。後藤は速さの片鱗を見せましたが、安定して発揮することはできませんでした。多くのステージで何かに驚かされて自信を失う場面がありましたが、少なくとも全区間を完走したので、今後はこの種のステージでこの車をどうマネジメントするか、課題をクリアにしていってくれればと思います。Rally3で出場したクルーたちは、今回はライバルはいませんでしたが、尾形、柳杭田、前川にとってフィンランド以外での初めてのグラベルラリーとして非常に良い経験になりました。ペースノート作りは簡単ではないと感じたようですが、ラリーを上手くまとめました。柳杭田は安定した良いドライブで二カラのペースに迫り続けました。尾形は残念ながら序盤からエンジンのミスファイアなど技術的な問題に見舞われ、ドライビングに集中しづらい状況でした。ニカラと前川にとっては、ポルトガルのWRCラウンドに備える上で重要な練習になりました。二人は上手く連携してペースノートに新しい表現を加え、いくつかのトラブルにも対処して完走し、勝利を収めました。
後藤正太郎
今回がRally2車両での初めてのグラベルラリーでした。昨年のポルトガルでは出走できず、経験を積むことができなかったので、それと比べると今回は全てのステージを完走して大会を通していろいろ試せたことを嬉しく思っています。多くのミスをしてしまい結果は良くありませんでしたが、二日目の朝のペースは改善できました。今、自分の悪い癖を取り除くため一歩引いて落ち着いて走るようにしており、事前テストとラリーを通してそれが効き始めているのを感じました。2週間後にスペインでまたグラベルラリーがあるので、そこでさらに改善したいです。
松下拓未
私たちにとって非常に良い大会となりました。SS1のスタートから良いリズムを掴むことができました。残念ながら前の車に追いついて、ダストの中をぺ―スを落として走らなければならない場面がありましたが、幸い主催者がタイムを調整してくれました。SS2でも再び良いリズムで走ることができ、タイムもまずまずで、それ以降は安定したリズムを保つように努めました。最終的に素晴らしい結果となり、クラスに多くの競争相手がいたことを考えると優勝できて本当に嬉しいです。チームと関わってくれている全ての方のサポートに感謝します。
ジャスパー・ヴァヘル
最終結果にはとてもがっかりしています。今回のパフォーマンスならもっと良い結果を得られるはずでした。パフォーマンス面は本当に良かったと思っています。金曜日の朝のステージから全てが噛み合い、ペースを維持することができました。土曜日、私にとっては走行順トップというのが簡単ではなく、特に初めての走行となるSS6と7は難しかったですが、それでもタイムは良好でした。そして最終ステージでは少しプッシュを試みました。改善の余地はまだありますが、グラベルでのRally2車両初挑戦としては本当に良い内容でした。ロードセクションで今回のようなミスをしてしまったのは残念ですが、そこから学んで前に進むだけです。今回持ち帰れるポジティブな点はたくさんあります。
尾形莉欧
今回がRally3車両での初めてのグラベルラリーでした。残念ながら、SS1で小さなエンジンの問題が起きた後にドライビングで小さなミスをしてサスペンションを壊してしまいました。土曜日の朝もエンジンの問題は残っていましたが、ラリー中にこうした事象が起きたときにどう対処するかを学ぶ良い経験にしようと考えました。ダメージ後に修理して原因を探してくれたメカニックには本当に感謝していますし、次回はもっと良いラリーにできればと思います。
柳杭田貫太
今回がポルトガルでの初めての参戦で、フィンランドと比べると路面は格段に荒れて轍がたくさんありました。全く異なるタイプのグラベルで、本当にチャレンジングなラリーでした。パンクが何度かあり、路面がトリッキーな箇所ではヒヤリとする場面もありましたが、それも良い経験になり、いくつかのステージでは良いペースを出せました。自信をつけることができたので、全体的にとても前向きに捉えています。今回のラリーで多くの新しいことを学び、貴重な経験を与えてくれたチームやコーチ、応援してくださった皆さんに感謝しています。
前川富哉
このラリーは予想していたよりかなり路面が荒れていました。トラブルもいくつかあり、特にSS7の後にブレーキホースが損傷して液漏れを起こしているのが見つかりました。ロードセクションでの修理にかなり手間がかかり、1分遅れて到着しましたが、幸い最終ステージを走り切りクラス優勝をすることができました。良い結果でラリーを終えられてほっとしています。今回のような荒れたグラベルステージを走るのは初めてでしたが、多くの経験と知見を得られ、ポルトガルでのWRCラウンドに向けて良い準備になりました。
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