1.6L 3気筒ターボダイナミックフォースエンジン(スポーツ)
勝利のために求められた、出力・トルクの向上。
WRC競技でのエンジン使用領域を分析し、ラリー常用域で最大の性能が出せるボア×ストローク(φ87.5×89.7)を決定。あらゆるシーンでリニアに応える高レスポンスを実現しています。さらに全日本ラリー選手権参戦で求められた戦闘力の向上に対応するため、ピストンなどが壊れるまで負荷を加えてエンジンの限界性能を確認。その原因を解析し対策を実施することで、出力・トルクの向上を実現しました。また、オイルクーラーを多段化して冷却性能を向上し、高負荷走行可能時間を延長しています。
軽量かつ高出力の追求
アルミダイカスト製シリンダブロックの浅底ウォータージャケット化と細径ヘッドボルト化に加え、中空組立カムシャフトを採用。運動部品であるピストン、クランクシャフトも高精度な最適設計で軽量化し、高レスポンスを追求しています。また、全日本ラリー選手権参戦で得られた知見から、ピストンの材質変更と排気バルブスプリングの強化などを行い、高出力化を実現しました。
高レスポンスを追求したターボシステム
大型ターボ採用の背反であるレスポンス向上対策のために、トヨタガソリンエンジンでは初*1のボールベアリングターボとアブレダブルシール構造を採用しました。通常時にはターボのウェイストゲートバルブを閉じて走行し、アクセルONと同時にターボラグなくトルクが出る制御もトヨタとして初採用*1しました。