M.C.S.C.
ラリーハイランド
マスターズ2019
全日本ラリー選手権 第9戦 第47回M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ2019
歴史と伝統の一戦、
ラリーハイランドマスターズ
海外からの旅行客も魅了する
飛騨高山地方が舞台
今年で47回目を迎える全日本ラリー選手権第9戦「第47回M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ2019」が10月12日(土)~13日(日)のスケジュールにて開催される。舞台は、江戸時代の面影を今に残す岐阜県の飛騨高山地方。近年は、その古き良き時代の街並みを求めて国内のみならず海外からの旅行客も絶えない人気の高い観光地である。ラリーが行われるのは、主にその周辺山間部の林道となる。全日本ラリー選手権としては、現在行われている大会のなかで最も長い歴史があり、これまでに多くのドラマが生まれてきた。かつては競技車にとって厳しいコース設定が特徴で、参加者からは「カー・ブレイク・ラリー」とも呼ばれていたこともある。スペシャルステージ(SS・タイムアタック区間であり、タイムが計測されるコース)の路面は、5月に行われた第4戦久万高原ラリー以来、5戦ぶりに舗装路(ターマック)となり、SSの総走行距離は73.46kmが予定されている。ラリーの拠点は、例年どおり高山市にある道の駅「モンデウス飛騨位山スノーパーク」の駐車場に置かれ、観戦が可能なエリアである「アルコピアギャラリーステージ」は、ひだ舟山スノーリゾートアルコピアに設けられる。
ラリーは10月12日(土)、観戦ステージが設けられる「ひだ舟山スノーリゾートアルコピア」で行われるセレモニアルスタートに続いて、SS1がスタート。12日(土)に6つのSS、13日(日)にも6つのSSを行い、合計で12本のSSを行い、13日の14:00すぎにフィニッシュを迎える。歴史ある大会であるが、現在のように舗装路で争われるようになったのは2008年から。それ以前のグラベル(未舗装路)では、落石や泥による悪路、落ち葉による滑りやすい路面などに苦しめられるドライバーが続出し、「カー・ブレイク・ラリー」との異名をとるほど難関のラリーとして知られてきた。舗装路での開催となってからは0.1秒を争うスプリントラリーの要素が強くなっていたが、17年など直前に大雨が降った大会では路面の状況が悪化し、かつて「カー・ブレイク・ラリー」と呼ばれていたころを彷彿とさせる、車両とクルーにとって過酷なラリーとなったこともある。台風などによる雨の影響を受けやすい時期の開催のため、チームや選手はこれまで以上に入念な準備が必要とされそうだ。
「クルマを鍛え、人を鍛える」をスローガンに全日本ラリー選手権に参戦するTOYOTA GAZOO Racing。2019年シーズンをJN2クラスで戦うTGR Vitz GRMN Rallyは、前戦のラリー北海道でJN2クラスの優勝を獲得、これにより眞貝知志選手の全日本選手権JN2クラスの年間タイトルが決定した。眞貝選手は「ここでこそチームの活動趣旨をもう一度腹に落とし、ミスで学びの機会をふいにすることが無いよう、気を引き締めます」とラリーハイランドマスターズへの決意を語る。
宮本昌司チーフメカニックは「ドライバーのチャンピオンは決まったが、TGR Vitz GRMN Ralllyのターマック仕様はまだ道半ば。謙虚さと感謝の気持ちを持って、今一度、参戦する意義、目的を徹底します。また、本戦ではより他チームユーザーとのコミュニケーションを心掛け、お客様のご意見を聴き、今後の車両開発にさらに活かしていく場ともしていきます」と抱負を語った。
前戦ラリー北海道では高速SSに対応した足まわりを仕上げた反面、ジャンプにおける挙動なども課題も見つかった。
この課題をはじめ、次のクルマづくりに活かす各種改善を行う。さらにコ・ドライバーの安藤裕一選手のチャンピオン確定も視野に入れ、残り2戦、まずは本戦ラリーハイランドマスターズに高いモチベーションを持って臨む。
大会基本情報
- 開催地:
- 岐阜県高山市
- 日程:
- 10月11日(金)~10月13日(日)
- サービスパーク:
- モンデウス飛騨位山スノーパーク駐車場(岐阜県高山市一之宮町刈安7846-1)
- 路面:
- 舗装路(ターマック)
- SS:
- 12(SSトータル距離:73.46km)
- 総走行距離:
- 354.23 km
※最新情報は 大会公式サイト をご覧ください。
Takayama NOW
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※2019年10月4日時点の情報です。最新情報は当日HQでご覧ください。
10月12(土)、13日(日)の両日、「ひだ舟山スノーリゾートアルコピア」に観戦ステージが設けられる。SSでのラリーカーの走りが見られる観戦ステージはこのステージのみだが、観戦場所は高台になっているため、見下ろすようにラリーカーの走行を見ることができ、迫力ある走りを観戦できるとして、熱心なラリーファンのみならず観戦初心者でも十分に楽しむことができる観戦スポットである。さらにこのステージの路面は砂利が多く、舗装路で行われるラリーながら砂を巻き上げドリフトで駆け抜ける迫力満点の走行シーンが見られる。また、雨天時でも休憩が可能な屋内スペースに、飲食店やラリー関連企業のブースが多数出展するなど、ファミリーにも優しいエリアだ。2日間で各日、ふたつのSS、合計4つのSSを観戦できるほか、競技に先立って12日に行われるセレモニアルスタートも観戦できる。
サービスパークは、道の駅「モンデウス飛騨位山」に設けられる。チームの整備作業やセレモニアルフィニッシュを見学することができる。道の駅では、軽食が食べられる飲食店や飛騨高山地方のお土産店などに加え、ドッグランや周辺の観光情報を手に入れられるインフォメーションコーナーなどがある。駐車料金は無料で、ラリー観戦者は専用エリアでの駐車となる。
観戦ステージが設けられる「ひだ舟山スノーリゾート アルコピア」とサービスパークが設けられる「モンデウス飛騨位山サービスパーク」間の移動手段は自家用車のみ。通常なら片道20~30分ほどで移動できるが、ラリー開催期間中の周辺道路は混雑が予想されるので、観戦には事前にスケジュールの確認が必要だ。また、ラリーカーやサービス作業の妨げにならないような行動を心がけたい。
先日、世界ラリー選手権(WRC)の日本ラウンドが2020年に開催決定とのニュースがあったばかり。さらに11月にはそのプレイベントである「セントラル・ラリー愛知/岐阜2019」も同じ岐阜県を舞台に開催される。ラリー熱が高まる秋の飛騨高山で、ぜひラリー観戦を!
WRC日本ラウンド「Rally Japan 2020」および「セントラル・ラリー愛知/岐阜2019」について詳しくは >>
ひだ舟山スノーリゾート アルコピア
岐阜県高山市久々野町無数河4141
モンデウス飛騨位山スノーパーク
岐阜県高山市一之宮町刈安7846-1
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- ■セレモニアルスタート、観戦ステージ、各種イベント
ひだ舟山スノーリゾート アルコピア
岐阜県高山市久々野町無数河4141 - ○観戦費用
2,000円/駐車料金込み - ※中学生以下無料
- ※2日間有効、プログラム・大会記念ステッカー付き
- ○セレモニアルスタート
10/12(土)9:20~ - ○観戦ステージ SS アルコピア-無数河/SS 無数河-アルコピア
10/12(土)11:24~、14:46~
10/13(日)9:54~、13:51~ - ※上記時間は参考時間です。
- ※時間は変更となる場合がございます。
- その他詳しくは公式サイトをご覧ください >>
- ■セレモニアルスタート、観戦ステージ、各種イベント
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- ■サービスパーク/セレモニアルフィニッシュ
- モンデウス飛騨位山スノーパーク
- 岐阜県高山市一之宮町刈安7846‐1
- ○入場費用
- 入場無料/駐車無料
- ○開場時間
10/12(土)8:00~
10/13(日)7:00~ - ※上記時間はサービス開始のおおよその目安時間です。
- ※サービスパークにご来場の際は競技車両の通行にお気をつけください。
- ○セレモニアルフィニッシュ
10/13(日)14:40~ - ※上記時間は参考時間です。
- ※時間は変更となる場合がございます。
- その他詳しくは公式サイトをご覧ください >>