2025 Rd.5FUJI
KYOJO CUP 2025年 第5戦 富士

KYOJO Final
2025年のKYOJO CUP Rd.5「KYOJO Final」が11月9日(日)に富士スピードウェイで開催され、#86 下野璃央(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01)が今季8勝目を獲得。全5戦・10レースで争われた2025年シーズンを、ポール・トゥ・ウィンで堂々と締めくくった。
最終日の富士スピードウェイは早朝から濃い霧に包まれていたが、時間の経過とともに視界が回復。やがて霧が晴れると雨が降り始め、今季最後の一戦はウェットコンディションでの幕開けとなった。
13時から12周で争われたKYOJO Finalは、セーフティカー(SC)の先導でスタート。3周目にSCのライトが消灯すると、ラップリーダーの下野がGR GTコーナーで加速を開始。好ダッシュを決めた下野は着実にリードを広げ、6周目の時点で後続に3秒のギャップを築く。
上位勢はスタートから大きな順位変動がなく、レースはこう着状態のまま中盤へ。一方、中団では#4 平川真子(docomo business ROOKIE KC-MG01)が6周目のGR GTコーナーで#33 岩岡万梨恵(FUKUDA racing KC-MG01)をオーバーテイクし8番手へ浮上。翌周のダンロップコーナーでは#87 山本龍(ARF☆おさきにどうぞ☆KC-MG01)をイン側から抜いて7番手に上がった。背後の岩岡も山本へのオーバーテイクを狙うが、山本も譲らず。2台の攻防は8周目にもつれこみ、TGRコーナーで岩岡がついに8番手にポジションを上げた。
中団勢の激しいバトルが展開されるなか、9周目のダンロップコーナーでは10番手の#55 織戸茉彩(TGM Grand Prix KC-MG01)と#59 シタルウイ・リムナンタラック(INGING 2W Singha Sittipol Nexzter KC-MG01)が接触。織戸は自力でコースに復帰したものの、入賞圏外の19番手まで後退した。さらに10周目には9番手を走行していた山本がパナソニックコーナーでコースオフ。これにより#12 細川由衣花(富士山静岡レーシング KC-MG01)が9番手、#17 白石いつも(AIWIN Re-Kobe KC-MG01)が10番手へ順位を上げた。
一方、トップを走る下野は安定したペースで周回を重ね、独走状態のままファイナルラップへ突入。最終的に約9.4秒の大差をつけて今季8勝目を挙げ、フォーミュラ導入初年度の最終レースをポール・トゥ・ウィンで締めくくった。2位は#7 翁長実希(Kids com KDDP KC-MG01)、3位は#1 斎藤愛未(BigBoss W TOM’S KYOJO with AIWIN KC-MG01)。9位でチェッカーを受けた細川は今季初入賞を果たした。
優勝:#86 下野璃央(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01)
「チャンピオンを獲ったからには優勝しないといけないという思いがあり、フリー走行から真剣に取り組んで決勝まで走りました。10戦中8勝という結果で終わったので、第2戦で勝てなかったのは悔しかったです。ただ、その他のレースでは運もあったとは思いますが、実力を発揮できてよかったです。今後はフォーミュラの初代チャンピオンとして、プロを目指す女子たちに憧れられるようなドライバーになりたいです」
「(下野選手に)このまま勝ち逃げさせないという気持ちで挑みましたが、この週末はスピードが足りないところがありました。そういったなかでも立て直してKYOJO Finalでは2位を守ることができました。でも、トップを追えなかったのは悔しかったです。足りない部分は明確になっているので、しっかりと準備をして覚悟を持って来季に挑みたいです」
「(翁長選手を)パスするところまでは至らなかったものの、接近戦のなかで学べることはたくさんありました。初のフォーミュラで結果が出ないこともあったシーズンでしたが、今日のレインでの走りは成長した自分を少しは見せることができたと思っています。バトルでは足りない部分もありましたし、来季に向けて成長できる部分はたくさんあるので、しっかり備えていきたいと思います」